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山梨 さらに2セット

DSCN0115[1]
駿府城の桜も満開です。
今年は咲始めは天候に恵まれましたが、満開になるタイミングで天候不順。
満開になったは良いけれど一気に散りそうですね。


さてクワ関係はいろいろ動き始めてます。

まず山梨の産卵セットをさらに2つ組みました。
DSCN0122[1]

前に組んだ2セットは♀のかじりが悪すぎるので
種♂を入れました。
産んでくれないと困りますが、時期はあまりこだわらないので長期戦も想定します。


本土ヒラタは単独菌糸飼育はほぼ全て蛹化しました。
菌糸は月夜野きのこ園のエレメント1100と微創研のMT160のPP850の2銘柄を使用。
エレメントはあそこの菌糸らしく出来立てホカホカなボトルだった。
久々に使ってみたが昔より詰めが堅くなった気がした。
MT160は対照的にちょっと古めなボトルであった。
詰めもハッキリいってメチャ柔めで培地もこなれてるどころか中身が縮んでいてやや不安だった。

で結果はというと、あまり変わらないのではないですかね。
産卵セットで使用したマットでも途中までは大きくなっていたので
本土ヒラタはどうやれば頭一つ抜けて大きくなるのか良くわかりません。
オオクワ用の乾いた菌糸与えたらどうなるかな。
でかくなるけど、最後メチャ暴れそう。
暴れる前に交換したら、交換時のショックで痩せたまま速攻で蛹室作るだろうし。


久留米は蛹室作りと蛹化が進んでます。
ビン底の25番38.0gが蛹化しました。
よく見えないのに形がいびつと分かるのでダメでしょう。
悔しいですが経験的に無理と分かる感じがします。
蛹化が近い幼虫で楽しみなのは12番35.6g。
これは暴れずに良い位置で作ってくれたので期待が高いです。

HSもほとんどのボトルが蛹室を作ったようです。
動きの無いKSP1も蛹室を作ったようです。
我慢できずに軽く振ってみました。
35~6gの幼虫が暴れずに蛹室を作ってくれてるので期待は高いです。

まだ蛹室が作られてないビンもありますが、あと2週間くらいでほとんど終了するのではないでしょうか。
ここ数日天候は雨がちですが湿度はあまり上がりません。
そろそろ除湿器を回せるかなと思ってましたが、まだ加湿器を稼働させてます。


2015年久留米のペアリングは15日から。
初日は最優先の
☆83.7×53.0 (黒王さん88.6同腹)×(マツノ13-5)
☆83.0×53.0 (マツノ13-19)×(マツノ13-14)
☆83.0×52.5 (マツノ13-13)×(黒王さん88.6同腹)
翌週22日に
☆83.0×53.0 (マツノ13-19)×(マツノ13-16)
83.0×53.0 (マツノ13-13)×(マツノ13-9)
83.7×53.7 (黒王さん88.6同腹)×(masukoさん13-2)
の予定。
産卵セットの第一陣は5月1日(☆印の4ラインは絶対に組みます。)
早期♀は遅めのペアリングですが、仕上がってます。
今年は長めの越冬明け期間を設けましたが
本音を言うとオオクワは覚めてすぐのほうが良く産むような気がします。
今年は目覚めが早く3月上旬にはバリバリでしたがどうでしょう。

使わないけど大きい山梨

新成虫が羽化したら撮影が始まると思って練習開始しました。

DSCN0108[2]

一人撮影はムズイ……
まだまだ勉強する必要がありますね。

被写体は山梨県韮崎市穂坂町三之蔵。
自己採集F0からの仔でF1個体になります。
今年種親で使用している13-1の77.5mmの同腹兄弟です。

この個体も77mmありますね。
ひょっとして素質あるかも?

でもこの個体はカッコ悪い。
DSCN0112[1]
ずんぐりむっくり。
アゴ短いし、寸詰まり。
だから使わない。

産地物はなかなか元の良さを引き出せない。


今年はノギス当て撮影するのが楽しくなるようなヤツが羽化してくれれば良いなあ……

山梨 産卵セットへ

昨日はマツノさんへ遊びに行ってきた。
久留米のルーツとなる採集当時の写真を拝見させてもらった。
メルさんも来店され、いろいろと話をしてもらえた。
不躾なことを聞いても嫌な顔をしないで聞いてくれて助かります。
オオクワ好きで良かったと思うし、今後も変わらない心構えでいたいですね。

DSCN0104[1]
クヌギがもうすぐ芽吹きます。

結局、鉢換えしませんでした。
大丈夫なのか……
来年は頑張る。


さて、山梨の産卵セットを2つ組みました。
DSCN0105[1]

まずは77×44と74×44(インライン)。
特に74×44は楽しみ。

楽しみなんだけど、産卵木は2軍レベルのものを使用。
そでれでも特AとA材の2軍でヤワ過ぎはハネてますので問題ないでしょう。
ちょっと硬いかもしれないけど……

そして、ペアリングもさらに2つ開始しました。
77×50(インライン)に74×48の2組。
この2組はサイズ狙い。


山梨はモチベーションが上がってきたけど、ネックが菌糸。
たまにはいろいろ考えて菌糸を選ぼうかな。

山梨 ペアリングスタート

山梨のペアリングを開始しました。

74mm(13-2)と44mm(13-2)の組み合わせ
DSCN0082[1]
昔ながらの好みの形状が出たラインでインブリード。
このラインに求めるのは美形でも迫力でも、増しては大きさでも無いです。
ただ原点を目指すラインにしたいです。

77mm(13-1)と44mm(13-2)の組み合わせ
DSCN0084[1]
こちらは大きさにもちょっと色気を出してみたいライン。

4月に産卵セットを組む予定です。
久留米の前にやった方がモチベーション的に良いかなと思って
ちょっと早いですが、山梨スタートです。

自己採集からの韮崎 F2世代に向けて

自己採集の韮崎市穂坂町三之蔵はこの♂を含めた3♀から始まった。
DSCN0038[1]
2012年3月27日お昼過ぎのことだった。
超メッカのど真ん中、ちょっと島みたいになってる小さな山の斜面で
腰よりもやや高い位置で二股に別れた、切り株ともいえる気持ち背の高い根台場であった。
その二股に分かれた部分から初3齢が4頭。
上部にはカブトの糞が目立ち、腐朽の進んだ部位にカブトの幼虫が食い込んでいたことも記憶している。
自分はその時しかオオクワを採集したことが無いが、あれが最高にして、あの感覚はあれから無い。

この♂個体は4.6gで一番、体重は軽い幼虫であったが
唯一の♂であった。
その年の夏に羽化。
まさか4ヶ月ほどで羽化し、しかも大歯型(62mm)になるとは思いもよらなかった。

この♂と2♀(いずれも41mm)をF0親として、累代し
F1として羽化したのが下の2頭(異腹になります)。

DSCN0048[1]
DSCN0046[1]
この♂は好みの♂。
74.5mm。
下の♂の同腹♀で1ライン、インラインで1ラインの2ラインをF2世代でやります。

そしてF1世代最大がこちら。
DSCN0057[1]
DSCN0053[1]
こちらの♂のほうが一般的にカッコいいとされる感じはします。
これにも上の♂の同腹♀で1ラインとインラインで2ラインやります。


ブリード開始のタイミングは久留米の後にしようかと思ってましたが
久留米の後だとモチベーションが下がってしまう可能性がある為
久留米の前にスタートしようかと思ってます。

ペアリング予定
77×50(13-1×13-1インライン)
77×44(13-1×13-2)
74×48(13-2×13-1)
74×44(13-2×13-2インライン)

自己採集系、山梨県韮崎市穂坂町三之蔵、F2へ向けてスタート

今年は自己採集のオオクワもブリードします。
久留米はガッチガチのスケジュールですが、山梨はまだ使う菌糸すら決めてませんし何頭やるかもわかりません。
とりあえず4ラインはやりたいです。

F1世代最大サイズがこちら。
DSCN1868.jpg

何だか普通に大型血統のオオクワをスケールダウンしたような個体。
77.5mmですが、大型血統に比べるとややアゴが短く、上翅が長いかな~……


山梨はこの♂と、この記事の♂を使います。
この2♂はそれぞれ♀親が違います(ただし同じ材からいずれも三齢初期で採集したので姉妹でしょう)
その割には雰囲気はだいぶ異なって見えますね。
組み合わせについてはそれぞれイン2つとそれぞれのアウト2つでいきます。


さて、ノギスも新調しました。
DSCN1869.jpg
DSCN1870.jpg
松井精密というところのアナログロングジョウノギス。

ミツトヨ製ムシノギスと比べると、どうしても厚みが無いので測りやすさに軍配は上がりません。
DSCN1872.jpg



最後に上の個体をもう一枚。
DSCN1875.jpg
普通過ぎですね。



そういえば、ブリードルームの温度をまた上げました。
今22~3℃ですね。
今年は凄い素直に温度をいじれてます。
現状は実際の温度に対して設定温度が2℃ほど低い状態でコントロールしてます。
今年は強烈な三寒四温がまだ無く外気温が低いので、常時暖房運転で安定します。
結局は外気温と室温はいずれ逆転するので、そこで設定の調整が必要になりますが
順繰りに上げるこの時期は着々と昇温したいので、設定を1℃ずつ上げる単純作業が望ましいですね。


自己採集品から良いのがひとつ

              DSCN05101.jpg


山梨県韮崎市穂坂町三之蔵産F1(F0同士の仔※種親両個体とも同材より割り出し)
75.0mm(12-2)

全体及びパーツ毎の太さや長さ、厚みといったものが何一つ無いとりわけ特筆すべきことが無い個体。
悪く言えば無個性。
自分はこういうオオクワガタが見たかった。
雑誌やweb、人の話を聞く中で次第に採集に興味を持ち始め
実際に繰り出してみて完全自力採集し、累代出来ただけでも満足でした。
出来ることなら実に日本産のオオクワガタらしいのが羽化してくれればと思ってましたが
何とか思惑通りの虫が一つ。

山梨産と言えば、細めの体に長めのアゴと言いますがどうでしょうかね?
成虫にて採集されたものについては、西日本産に比べれば東日本産のものはその傾向があるかもしれない。
しかし、累代したものについては東日本産もガタイを良くしやすい為……
立派な個体の中でも前胸側縁部の凹凸がなだらかで、大アゴも根元の太さを内歯まで維持しようとする個体は
あまり好みではないですが
この個体はしっかりとしたいかり肩で、アゴも先端に向けてどんどん細くなるのが、個人的には好み。
眼上突起も外側のほうが内側よりも明らかに短くなだらか。
目立つディンプルや穴は無し。ツヤは少々強め。


昔からの有名産地とはいえ、2012年採集という非常にここ近年に採集したものからですが
まあまあ良いのが出てくれて良かった。
あまりにも好みの個体なのでもう一枚(こちらのほうがアゴの雰囲気は出ている)
              DSCN05051.jpg


山梨も蛹化しました

今回は久留米ではないです。
自己採集の山梨です。

山梨もほとんど蛹化しました。
DSCN0478.jpg
1頭だけ掘りました。
久留米に比べるとアゴが短いというか貧弱な印象。
75mmは微妙なラインでしょうか。

あまりに国産離れした変な形状のサナギはいなさそうですね。
かといっても2012年採集品のWF1なのでまだまだ油断できません。
まあ、人に売ったり、自慢する訳でないので調べようのない純血になど執着せず
ただ自分で採ってきたオオクワを飼育してみたかったの一言に尽きますので。
だからできることなら自分の知ってる「図鑑に載ってるオオクワガタ」が羽化してくれることを祈ってます。
変なのが出ても「なんだこりゃ、大産地で材割りしてももうダメなのか?」で笑ってすますかもですが。

しかし、飼育自体は2本目までは良かったのですが
温度ショック後が目を当てれませんでした。
みーんな盛大に暴れるのですから。
久留米とは暴れの気合が違いますね。
♂は捨てビン使って1発で解決でしたが、♀は使わないので全体的に蛹化が遅れました。

羽化は来月頭くらいから始まる予定。
既に1頭だけ♀が羽化しましたが43㎜くらい。
山梨に関してはサイズなどどうでも良いのです。
使ってる菌糸と温度帯はある程度は大きくなって当たり前な訳ですから、重要なのは形と国産オオクワの手応えだけです。
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プロフィール

庚午 虫蔵

Author:庚午 虫蔵
久留米専。
自称
「最後のクワガタ狂世代」
の足掻きです。

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