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第一号羽化

DSCN1168[1]

今年の羽化一号は山梨。
自己採集品からの累代でこれはF2世代。
自分のところの山梨は上翅が薄くツヤがあり翅脈がはっきり出るタイプで
BE-KUWA8号のプレートにもいた様な感じが出やすいです。
マツノ系(からの派生、メルリン系等含む)久留米ではほぼ出ないです。
翅脈が出るタイプは艶消し、厚ぼったいような上翅の個体が多い気がする。

久留米が辛抱とやりがいでブリードしてるのに対し
山梨は自分の虫だし、遊びというか楽しみながらの飼育です。

だから、いろいろ試すし、ボトルを触るし、露天掘りもやる。
今年の出来だと80mmは無理です。
良いとこ77~8mmでしょう。

今後も累代していくとしても
サイズ自体は正直、素質としては微妙な気がします。
1代につき600頭程ちゃんとブリードすれば、あと2代で80mmを羽化させられるような気がします。


山梨は今月中に大体、羽化しそうです。
第一号は上翅にへこみが出来てしまった&サイズが75mm程度にしかならなさそうなので
今後の個体で78mmくらいの超ド完品が来るのを期待してます。


そういえば、先日ブリードルームを冷房に切り替えたと書きましたが
除湿冷房です。
この切り替えをやってしまうとまたブリードルームに入る理由が無くなります。
山梨を観察して退屈を紛らわせます。
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山梨 交換

体調不良です。
体温が久しぶりに38℃を記録。
みんな不摂生だ!病は気からだ!とさんざん言ってたら
家内で最後の感染者になってしまいました。

でもブリードは待ってくれません。
何もこのタイミングで体調不良にならなくてもと思いながら
届いたタイベックロールを切り出して、山梨を交換。

今回のタイベックシートは全開届いたものより厚手……
厚すぎじゃないの?ってくらい厚手。
画用紙くらいありますね。
前のが0.2mmくらいだったのに対して0.26mmですが、ハッキリわかるくらい厚い。
PP1400のフィット具合も結構キュウキュウです。


さて、交換のほうは微妙な結果でした。
30gは1頭だけ出ました。
DSCN1048[1]

全体的に幼虫の雰囲気が久留米とは全然違う感じがしますね~。
パンパンでまるまる、まさしくボールです。
太り方は極限な感じですが、長さが全然無いので思ったより乗らないのかな。

全体的には26~8gでまとまってます。
減もあれば微増もあります。
菌糸の状態は一部マズいのもありましたが、可も無く不可も無くな状態でした。

前哨戦前日

久留米の3本目交換前に一大イベント、山梨の3本目交換がいよいよ明日。

3本目用のHSが届きました。
う~ん、今までのHSとは全くの別物。
少なくとも自分の知ってるHSとは違う。
カンタケ……否、ヒラタケ?に近いウスヒラ?新菌?
昔のヒラタケ菌糸に近いかな~。
低温でも子実体が生えないの迄似てたりして……(そうなるとウスヒラの旨味を活かせないような)
ともあれ、この菌の実物を見て納得。
菌勢がメチャ強そうですし、上部被膜もキレイに張りやすいものだと思います。
来月届く3本目のPP1400も同様のものが来るんじゃないかな~……

ちなみにHSは今年の1本目で神長、三階松同様の事態が起こってます。
2本目も危なっかしい感じです。
厳密には良さそうなのは良さそうで
ダメそうなのはダメなんですが菌死滅→まっ黒コースでも無いです。
久留米と山梨、両方でHSを使ってますが一月早い山梨のほうが良い感じのロットでした。


明日はタイベックの別規格が1ロール来ます。
この前のロールは業界標準品と比べて、少しマシな手応えとなってます。
少しマシで納得できるはずは無いので淡い期待を込めて
明日、到着するロールで山梨の3本目交換します。
カットを自分でするので業界規格の14cmでなく、15cmにします。
キッチリ締まるようになりますが、このわずかなクリアランスの差がどう出るかはやってみないと分かりません。
それで結果良好なら久留米にも使用。
マズったらこの前のロールを使います。


マジメに久留米の為の犠牲というかテストブリードになってしまっている山梨ですが
1本目4ヶ月で29gまで出てたりします。
最近の大型血統のイメージで30gは通過点と思えるようになってしまってますが
自己採集から30gなんて一昔前のイメージでは一流ブリーダーです。
それでもって80mmを羽化させた日には……

ちなみに久留米のイメージで染まってますので、明日は33gくらいが見れるのではとか思ってます。
1頭も30gが出なかったら、まあ、そんなものでしょうと。

ちなみに♀は半年羽化ですが、48mmが出てます。
雰囲気が久留米よりも良くね?って感じで困ります。

山梨1本目交換

山梨の1本目交換を実施。
世代は野外品からのF2。
菌糸は1本目で神長きのこ園さんのS-3、4、5、3Mの4銘柄を既成ボトル800。
1本目期間は110~120日程度。

15-3-10
DSCN0660[1]
S-4から。

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S-5から。

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S-5から。


28gくらいになると流石に久留米かと思うほどの迫力。

山梨は20♂交換実施。
全て2本目はHS1400。
ライン別成績では
15-2(77×44)は4♂で25.4gが最大。
15-3(74×48)は14♂で29.0gが最大で28.2g2頭、27.8g、26.8g、25g台3頭と続く。
15-4(74×44)は2♂で26.4gが最大。
全て20g越えでしたが、20~22g程度の個体はいずれもボトルの状態が終わってました。

銘柄ごとの成績だと、S-5がダントツ。
次いでS-3、4。
S-3Mはちょーっと……
やっぱりというか、僕は菌糸は添加剤の濃さや高低では無いように思う。
食える食えないで食痕が出せないとか黒目の食痕が出るという意見だと
ハッキリ言って正反対の経過になってます。
今までの経験的にも高添加と言われてる銘柄ほど、大型血統以外も食えてる気がする。
今回の交換において25gオーバーと20gそこそこの分かれ目は
居食いできていたか、いなかったかの差で食えてないと思われるものは無かった。
BE-KUWAにも載っていた「菌糸についてこれないラインを篩う」という意見はもっともと思うので
これでは添加抑え目の銘柄を使う必要性が無いように思われる。


とりあえず、3本目の交換は2本目の状態次第。
現在の成績だと30g超えを期待してしまいます。

山梨 1本目投入

産卵木の皮むきを32本やりました。
ぶっ通しでやっても1時間半かかってしまいました。
乾燥したままやると時間はかかります。
ちなみにですが、乾燥したまま皮を剥くと見た目や手触りといった質感以外にも
匂いの違いが分かります。
美味しそうなクヌギ臭はOK。
柔らかくてスポンジになってきたもので酸味の強い香りが多いですが
こういうのはハネたほうが良いかもしれません。

皮むきは第3陣の分を、もう少しやらないといけません。


さて、山梨の1本目投入をせっせと始めてます。
神長さんの主要4銘柄を試してます。
孵化した幼虫は久留米と比べて大差ないか、気持ち小さいかなくらい。
卵の大きさはあまり変わらないように思うのではあるが。
過去にグランディスをやった時は明らかに卵がでかかったし、頭も段違いで大きい。
少なくともルリとホソツヤルリとコルリを成虫で見分けるくらい訳なければ
分かるくらいの差がある(幼虫はそのまま出されたら見分けつかない)


久留米のペアリングは順調。
産卵セットを収納しているカラーボックスからも材をかじる音が聞こえてますので問題ないはずです。
早く卵を見たいです。

山梨 孵化

16日で卵で割り出した山梨ですが、すべてのラインから孵化個体を観察することができました。
DSCN0149[1]

この瞬間まで気が抜けないのがブリードですね。
早く久留米もここまで進めたいですが、1本目の時期を決めてるので今はただ待つのみです。
とりあえず久留米の予行演習としての側面があった山梨で
予定通りに工程が進んでいます。

今年から卵管理も少し変更してます。
昨年、Fe3+をマットの加水時に使ってこれは良いと思いましたがこれを継続。
マットは今年から篩ってます。
一番の変更点はプリンカップの蓋を1つから2つに変更。
マットの乾きや孵化に影響が出るかを試験するのに山梨を使いました。

1本目は25日に届きます。
結局、神長さんのSシリーズをいろいろ(3、4、5、3M)
53卵すべて孵化する事は無いだろうと50本用意。
置き場所はブリードルームは手一杯なので寝室兼成虫置き場。
そんじょそこらの寝室とは訳が違うので(ガラス温室、ワインセラー、冷し虫家があり、夏はエアコン稼働)
50頭くらいは楽勝の予定です。
ただ管理の精度はどうしても甘くなるし、生活空間なので、どうかな~……
大きいのが出たら久留米もそっちに行くかも?(笑)
そしたら600頭はいけますね。



山梨 割り出し

忙しくなって参りました。
今日は山梨を一気に割り出し。

結果は以下の通り。

77×50(イン)……0。失敗
77×44……12卵
74×48……36卵
74×44(イン)……5卵

数の上では良いのですが
案の定、77×50は空砲でした。

74×48は11日で36卵。
産み過ぎィ。

74×48のセット。
DSCN0127[1]

こんな感じの産卵痕多数。
DSCN0129[1]

ドヤァ!
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オオクワってやっぱ簡単だなあという面と
上手くいかないなあという面を味わされましたね。

山梨 産卵近況

山梨の産卵セットの近況です。

77×50イン……失敗くさい。空砲。♂を入れて様子見。
77×44アウト……産卵数少ない。
74×44イン……産卵数少ない。
74×48アウト……多産っぽい。

こんな状況です。
少なくても良いですが、採れないラインがあるのはイヤですね。
珍しくあまりガッツリ齧らないです。
ノコギリで切れ込みを入れたかのような齧り方をひとつもしてない。

産んでるっぽいのは様子を見て割り出しをします。


さて、明日からようやく久留米のペアリングをスタートします。
明日はまだ3ライン分ですので楽勝ですが、一番重要なラインを組みます。
今までいろいろ試してみましたが
かける順番とか同居期間を分けてみたりとかは関係なさそうですね。
産まないヤツは産むヤツの次の番にペアリングしてなおかつ1週間×2セットでも産まない。
いつ事故が起こるか分からないので優先ラインを真っ先にペアリングします。



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プロフィール

庚午 虫蔵

Author:庚午 虫蔵
久留米専。
自称
「最後のクワガタ狂世代」
の足掻きです。

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