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種親候補の羽化紹介と補強開始

14年ブリード羽化個体の種親候補の紹介です。

14-19
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14年ブリード唯一のマツノ補強同士(マツノ12-1×マツノ12-24)の組み合わせ。
体重の乗りは32g未満が出なかったのですが、最大も35g止まりとちょっと迫力不足感。
この個体よりも体重乗ったのは、羽化して幅や厚みにとられてしまいました。
画像の個体の様にまっすぐ系のアゴもいますが、ちょっとクセのある個体が目立つラインです。


14-26
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この個体はかなりカッコいい。
いかにもマツノ直系という感じな見た目ですが
実は何とも言えない組み合わせです。
14-26の種親は自己ブリ12-4×shima13-15。
自己ブリ12-4はマツノ10-9×waizu10-A。


とりあえず、これで羽化個体の紹介は終了の見込みです。


そして、補強を開始しました。

今年の補強戦略は昨年と変わらず。
情報集めして、最終的に個体を見て直観。
ムリが出てきた種親を使って、伸びしろの塊のようなラインに戻すのは難しい。
素材を発掘するくらいの気分で選びます。
イメージでいうなれば
♂選びはダイヤの原石探しで
♀選びは砂金探し(砂利や泥の中からで無く、宝石の原石の中から砂金を救う感じですが)


話を戻して、補強先としてまずは大明神様のもとへ。

今日は植菌作業の為、3時半起床で10時の開店に何とか間に合わせたとのことだった。
疲れが出てきた16時過ぎに「これ、くーださい。」で遠慮なくムシる。
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そしてつけてもらう♀は
「おススメをお願いします」といういわゆるムチャを要求。
そして
「これ、いってみるか」と大明神様のお告げ。

「さすが、お師匠さま!」と。
深々と頭を垂れて、お開きに。


ちなみにウチに帰ってから
「アレ?これ去年、補強したのとほとんど見た目一緒じゃん」って↓
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左が13-13。右が補強個体。


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種親候補の羽化報告

種親として使用予定の個体紹介です。
今回は82mm台より。

14年24番。
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メチャクチャカッコいいのですが、種親としてはどうなんだろう?
ハッキリいって微妙。
でも、これ使わなかったら後悔すると思います……


14年9番。
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ナチュラルな個体。
大型目指す方向性としてはこういう個体だと思うのですが
後は体重をどうやって乗っけるか。


14年20番。
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9番と比べ、違った印象ですが
大型を目指す方向性として形状に期待している個体。
このラインは幼虫が長細かった。


14年16番。
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16番は顎湾曲系とこういう感じの直線系が出た。
小さいのは出てないラインなので、潜在力はあると思います。
顎の形状は分かれるが、全体的に意外とお腹は薄く上翅は長い。


上記4ラインは15年ブリードで用意する早期♀でいく予定です。
どのラインも体重さえ乗っければ、なかなか凶悪そうな感じはします。
長さを狙いに行くような個体で当てるのが定石ですが
14年24番の個体みたいなヤツでトンデモラインが出来たらロマンとか思ってます。


最後に14年2番。
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種親リストから外してましたが、改めて82mm台を見ると
やっぱり2番は雰囲気がちょっと違う。


次回は83mm台でまだ紹介してない種親候補の個体を紹介します。
来年は自己ブリ♂をかなり投入します。
それでもって補強♂も使いたい。
早期♀もたくさん使いたい。
そんな風に考えてしまうと、どうやっても40ライン近くなってしまう……
一体どれくらいブリードするつもりなんだろう?

ちなみに15年ブリードは
最初540頭予定だったのですが
そこから5頭追加し(マツノ補強、15-10を2頭、15-12を2頭、15-13を1頭)
さらに32本菌糸をマシマシ注文して
結局577頭スタートの見込み。
これは久留米だけです。

ちなみに山梨は51頭ですが、管理のレベルは天と地の差です。
とは言ってもエアコンで冷房効かせたうえで温室で管理するという適当?ブリードですが……


そういえば、14年ブリードは管理表を多分作りません。
ブリードノートはとってますが、PCで管理表作るモチベーションが湧くほど良い結果で無いです。
33gそこいらで81mmとか、35g超えても不全って打つ作業は全然楽しくないので。
個体で見れば14年ブリードは決して悪くないのですが、ラインの出来は微妙。
15年ブリードは管理表を作る為にもワクワクするようなラインを作らないと……





種親候補の羽化報告

16年久留米種親候補です。

14年7番。
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これは、あまり良い感じでは無いのですが
7番の♂はこれしかないので、背景の良さ頼みで使ってみます。


次に14年9番。
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このラインは大きいのは出てませんが全体的に好みの体系ですので使ってみます。
画像の♂も悪くは無いのですが82mmで良いのがいますのでそれも使おうかと思ってます。


次は14年17番。
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このラインは不全が多かったですが、この個体が出たので使ってみようかと思います。
今年の我が家では珍しい艶消し個体。
メルリン系のあのラインの名残りなのかな~……


最後に14年25番。
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今回紹介した中では一番良いと思います。


今年の羽化分は83mm台であまり良いのがいないのが切ないところ。
82mm台ならば良いのが結構いるのですが……
次は82mm台で種親候補を紹介します。

種親クラスの羽化報告

やっと少しブリ関連が落ち着きつつあります。
忙しかった……(これからも忙しいのであるが……)

来年の組み合わせを考えつつ、種親候補はプラケに移して
幼虫の1本目投入を540本完了。
この辺は至れり尽くせりで。

では羽化報告。

23番から。
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今年の羽化個体3大美形の最後の1頭。
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自己ブリ12-4を色濃く受け継いだラインです。
もっと言えば、ご先祖の♂親マツノ10-9の形状やツヤ感です。
どうも♀が大きくなりにくい系統のようで、52mm台止まり。


続いて21番。
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アゴ長め。
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21番から、もう1頭。
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21番はマツノ12-1の火力が縦に出てくれた感じがします。
こういうラインは次世代で安心感があります。


次は16番。
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16番はアゴ短いのと、長いのが見事に分かれました。
21番は比較的近い組み合わせで縦に伸ばせる方向性だったのに対して
16番はただ良いライン同士の組み合わせで両親の方向性が離れてたのが大きいのかもしれません。


最後に22番。
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羽パカ。
でも来年の種親として使います。
マツノ10-14の血が入るエリート。



21番と22番は今年のブリードで早期♀を使ってます。
相手はマツノ13-13の83mmに21番の早期♀。
マツノ13-12の80mmに22番の早期♀。
この2ラインはかなり良いのではないかな~と思います。

早期ラインは今年は産卵初めが大苦戦でしたが
終わってみれば、一番期待の15-8(83×52、黒王さん88.6同腹×自己ブリ14-12)を31頭、菌糸に入れられました。

早期ラインを見捨てる覚悟で通常♀ラインを増産したので
幼虫がラインによってはダダ余り状態。
来年はもう少し上手くやらないとダメですね。

羽化報告その3

3頭目の85mm。

12番です。
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凄い元気で途中でイヤになってしまいました。
85.5mmで勘弁してください。
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ラベル。
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経過は我が家の最高傑作。
HSから。
面白いことに我が家の85mm3頭はそれぞれオアシス、KSP1そしてHSとバラバラ。
でも、蛹室は真ん中に作らないとダメですねえ。

85.5mmのカッコいい画像。
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こういう個体にしては綺麗に羽化したと思います。
昔の大型個体ってこういう感じのムッチリが多かったように思います。

12番の同腹兄弟。
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最大35.6g、オアシス3本返しから完璧な経過。
12番は全体的にややずんぐりむっくり感があります。
我が家的には当たりラインですが理想だった12-7からは少し離れてしまった。

同腹兄弟もう一丁。
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超美肌。
我が家の3大美形の1頭。
36.2gから羽化ですが、最終ビンで温度ショック以降暴れてしまった。
最後はマットビン。
脱落組扱いでしたが、コレを見ると使うしかない。


14-12の種親サイズは84.0×52.0、背景は自己ブリ12-7×マツノ12-6。
自己ブリ12-7は81.0×52.0、マツノ10-11×マツノ10-4。
マツノ12-6は83×54、マツノ09-51×マツノ10-1という背景とのこと。
虎の子のマツノ直系でこれぞマツノ久留米の真骨頂というラインになったかなあ。
マツノ09-51は美肌ラインと聞いてますが、その影響が出たかな。
ずんぐりむっくりの中にもアゴが長めの個体もいますので使ってみようかな……

このラインは♀サイズも優秀で55mmが2頭。
♂は83mm台を羽化後に死なせてしまったので無しなのが寂しいですが
全体的に82mm台で安定してます。

早期♀も作ってまして
このラインの相手は黒王さんのあの88.6同腹の83.7mm。
早期♀としてはまあまあの52.5mmですが、仕上げるのが遅くて
産卵にてこずりましたが、4回目のセットにてエンジン着火。
掛かりが悪かったですが、掛かったらロケットエンジンのごとく。
これは楽しみなラインになります。




羽化報告その2

85mm2頭目です。

2番から85.5mm。
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アナログノギス。
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この個体は個体としての完成度が高い。
オアシス3本返しで最大36.6g。
何もかもが完璧の経過でした。
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全体像。
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格好が良すぎ。


2番の同腹兄弟。
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これは以前、紹介した個体。
動き回って撮影困難でした。
今年の羽化個体3大美形の1頭かな~。
オアシス3本返し、最大35.4gから完璧な経過。
種親確定。

さらにもう1頭。
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これもオアシス3本返し。最大33.8gで壁面蛹室でした。
全体像。
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この個体は先祖のマツノ11-1の83.0mmの生き写し。
14-2の背景は種親サイズ85.0×48.0、自己ブリ12-7×自己ブリ13-5早期♀。
自己ブリ12-7の背景は、種親サイズ81.0×52.0、マツノ10-11×マツノ10-4。
自己ブリ13-5の背景は、種親サイズ83.0×53.0、マツノ11-1×MK11-10。

2番は早期♀の中でも1番と並んで多産でした。
共通点は早期狙いの中でも羽化が早かったくらいでしょうか。
幼虫飼育はエサを選ばず好調でしたが、最後がオアシスに軍配が上がりました。
無事羽化したのは、♂は5頭のみ(オアシス4頭、HS1頭)とちょっと寂しいですが
不全も大型揃いで次世代が楽しみなラインです。

羽化報告その1

羽化報告の第一弾。

1番からギリギリ85mm。
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アナログノギスで。
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ラベル。
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KSP1から出ました。
KSP1はこの1頭のみ抜けました。
後は不全もいましたが3本目の暴れが大きかったかな……
1本目、2本目の経過が悪くなかっただけに。

1番の背景は自己ブリ12-7の85.0mmと自己ブリ13-1の早期♀48.0mmの組み合わせ。
自己ブリ12-7はマツノ10-11×マツノ10-4の組み合わせで種親サイズ自体は81.0×52.0と大きくはありませんが
85mm1頭、84mm2頭、83mm5頭と出そろったラインでした。
自己ブリ13-1はMK11-10×マツノ11-8という、当時の久留米の最高峰の組み合わせ。

まだ早期♀の作り方が試行錯誤でしたので、時期的には良い時期に仕上がりましたが
サイズ的にはちょっと不満な48mm台でした。
しかし、羽化が遅れなかったので産卵は苦戦せず。
幼虫飼育のほうはなかなか大きくならなかったですね。
最大は33.6gほどで32~3gが多かったですね。

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もう一枚、一番雰囲気ある画像で85.0mm。
親の自己ブリ12-7の85.0mmによく似てます。
今年羽化した個体の中で一番、素質があるんじゃないかな……

これは兄弟個体で以前、報告した個体で83.0mm。
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こういう個体はウチでは200♂やってこの1頭のみ。
これは種親で使ってみます。

これも兄弟個体で83.0mm。
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この個体は秀でた部分がありませんが、そこが不気味。
画像ほど寸詰まりな感じはしません。
使おうかと思ってましたが、これは手放します。


1番は♀が超不作で、54mm1頭で次が51mm。この2頭は使います。
後は暴れを放置した結果、羽パカばっかりで完品は50mm切ってたりします。

カッコいいのが羽化

恐らく今年最後の産卵セットです。

使う材はこちら。
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特ALで手が付けられない恐ろしい♀です。
クマモンさんの植菌材が最後の頼みの綱です。

皮及び被膜は全て取り去ります。
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駒は取りませんが、切り口の被膜は綺麗に取り去ります。

材の全体にマットを刷り込みます。
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元気な植菌材はすぐに被膜が再生してしまいますので。

これで採れない場合は、果てなき戦いを挑むかもしれませんが
モチベーションはもう無いに等しいかな……


1本目投入はトータルで300本完了。
早期ラインはやっと採れはじめたのが多く、孵化ももう少しかかりそうなので
投入は何とか今月末になりそうです。


あと良いのがひとつ羽化してました。
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サイズは84mmを超える程度ですが
凄まじく好みな個体。

14-23です(種親サイズ83×53、背景は自己ブリ12-4×自己ブリ12-7)
このラインはこういうのを狙ってましたが、35g超え2頭は太さに出たり、長さが出なかったりと。

ちなみにPP1400の蛹室に居座ってますが、ブリード自体はオアシス通しです。
今年はHSの蛹室がすこぶる良かったので、HSの蛹室は大活躍です。
羽化後でもこれぞと思った個体はHSの蛹室に移動させます。
やっぱり蛹室は清潔に限ります。


最大サイズの羽化報告は20日頃の予定です。
今年は5月10~20日羽化がサイズのピークでした。
それ以降も幼虫体重が乗った個体もいましたが羽化サイズはイマイチだったりとか不全。
今だに羽化してないのは、ブリスペース的にも成績的にも不良債権と化してます。
ビンの側面にて「これ、羽化できねーぞ」っていうのを蛹化初日に見るのは流石に嫌な気分になります(笑)



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庚午 虫蔵

Author:庚午 虫蔵
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自称
「最後のクワガタ狂世代」
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