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上阿古谷1番 飼育終了の知らせ

今年は上阿古谷1番のブリード予定でしたが、中止にします。
時期的にもブリード数的にもモチベーション的にも限界。

春先から、昨年羽化した個体たちを次々に標本にしてもり
今現在は1ペアのみ(♂75.1mmと♀46.4mm)が残っていますが
このペアも標本にしようかと思ってます。

この血統は、リトル・ファーブルさんで種親を購入しましたが
いかにも極太狙いという感じで、ブリードしてみたら
半々で極太形状と普通の個体が出てきました。

最大の♂である75.1mmの個体も極太の形状でカッコいいことはカッコいいです。
ただ、やはり何かと混ざってるのか似たサイズの佐賀産と比べても
眼状突起や前胸側縁部の張り出し具合、大顎の形状が別種レベルです。
展足して並べると違和感ありすぎで、BE-KUWAのオオクワ特集を引っ張って見ても
こんな形の国産オオクワいないという感じです。
ちなみに巷でよく聞くディンプルですが、頭部のへこみは
同じ血統でも極太程出ますがあまりでない個体もいます。
前胸のディンプルはBE-KUWAの小島氏掲載のディンプルの考察通りと思われますが
極太形状は過成長、普通の形状は成長不足のディンプル傾向があるような。
なお、オークションとかで見られるハネグッチャやシワシワ君は出ませんでした。
大顎に関しては前蛹時に温度をかけた方が湾曲するとか
蛹時に低くして蛹期間を長くすると太くなると言いますがわからず。
♀も展足してますが、♀に関しても結局よくわからずです。
少なくともホーぺが混ざってる感じではない気がしますが。


入手経緯ですが、当時は極太全盛も過ぎたばかりで価格が落ち
しかも名無しの血統の極太は更に安かったので購入しました。
しかし今現在では多少それらより細くとも
大きいほうが迫力が上だなあと感じている為、極太熱は冷めきってます。

何よりも極太の飼育はラクしたりケチっても極太さえでりゃ良いと感じに対して
大型個体はラクやケチすると出ませんから(金もかかるけど
飼育する上での魅力(難易度的な意味で)は大型狙いのほうが
あるような気がしてなりません。
まあ、温度管理にしても菌糸代にしても無理できない人には
手ごろな菌糸に投入して夏場乗り切れば目標達成できる極太は魅力的です。
かつての自分もそうでしたが、80mmオーバーの久留米と75mmの阿古谷を並べるとね。
温度も菌糸も血統も手に入るんなら、大型を飼育して出した方が
趣味としてのやり甲斐もあるんじゃないかと思います。


今回の内容は、極太批判というよりは考察的にしたつもりです。
しかも今知ってる範囲で。
極太は何と何をかければでるとかは予測の域ですし
実験をしようとは思いません。
極太の流通に関しても、興味ある人が驚くような個体を飼育するで良いと思います。

ただ逃がすなら、〆て展足するかゴミ箱にポイ。
虫好きなら前者、飼育屋なら後者、悪意ある人や知識無い人や純国産と言い切る人は
やっぱり逃がすんだろうけど……(ほんとに自然好きなのかと疑いますが

自分は、できれば続けたいけど断念して標本化です。

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クルビssp. ギネスの予感?

クルビデンスssp.の♂幼虫9頭を3本目へ交換しました。

結果は34.2gを筆頭に30gオーバーが7頭で未満でも29.6gが1頭。
23.6gもいましたが2ヶ月半前の2本目交換時の際
1本目投入後2ヶ月半経過していましたがまだ2齢で
今回の交換時もまだ成長期な感じでした。

BE-KUWA現飼育ギネスが2010年登録の79.3mm。
その個体が幼虫時33gだったらしいので
ギネスを狙えるとこにいるんじゃないかという感じです。
ただ、今年のギネスで途方もないサイズが掲載されたら
ギネスへのモチベーションも大幅ダウンですが。

一番に懸念されることは、交換後に暴れて即羽化です。
タイクルビの時はそれで27gオーバー連発なのに72mm台止まり。
タイは国産よりガタイが良いのでグランみたいな還元率なのかもしれない、
もしくは吉田賢治氏著の本にクルビの還元率(当時は還元率なんて言葉は無かったけど)は
悪いようなことが書いてあった通りのことかもしれないです。

まあ、どうにしろあまり過度な期待をすると
裏切られた時のショックが大きいのでまずは75mmオーバー。


ちなみに♂は全部で14頭いますが、今回交換しなかった5頭のうち4頭は大暴れの真っ最中で
1頭はひと足お先に大暴れして蛹室作りしてしまいました。
3月頭に1本目投入なので約半年ちょっとで羽化してくる感じになりそう。
こいつらはサイズは望めないですが親越えはしてくるでしょう。
70mmぐらいにはなるかな……


♀はというと、やっぱりダメですね。
45mmどころか44mmもキツイかも。
12~13gいっといても、みんな暴れてそのあと蛹室作り。
羽化してくる個体は42~43mm。
5ヶ月そこいらで羽化してくると駄目なんだろうな~。

クルビssp.の保管場所は飼育部屋でも温度が低い22~24℃くらいなのに
早く羽化しようとしてしまうのはよくわからない……
もっと下げなきゃダメなのかな(国産に温度を合わせてるからしんどいけど


ミンパリ産みました

ミンダナオパリーの割り出しをしました。
結果は初齢は14頭採れ、卵は13個。

ちょっと採れ過ぎですが、卵が何個か落ちてしまうだろうし
おそらく適当数でしょう(全部孵化してしまったら大変


産み方は、マットと材に両方とも産む感じ。
同時期に産卵飼育している本土ヒラタはマットにトンネルを作って
ぐるぐる回遊しつつ産む感じに対して、ミンパリはやっぱりオオクワなのか
材を産む過程で最終的に掘り起こしてただ転がってる状態に。

国産やグランは材を半分くらいマットに産めるというか
ちょっと材を固定する程度に敷くのですが、産卵セット投入後2週間程度で
掘り返してしまいます。
ただ今回のミンパリのセットは8割方を微粒子発酵マット埋めましたが
そんな事をお構いなしに掘り返してくれてます。


よく他の亜種のパリーに比べ産みが悪いとされる
ミンパリのようですが割と難なく攻略できました。
持ち腹を期待できるWild♀に、1週間追い掛けして
産卵セットにはアンテマットと特A材を使用し24~25℃をキープした訳ですから
これで産まなきゃどうしようもない感じもしますが……

むしろ本土ヒラタのほうが冷や冷やだったかな?(もう産んでることは確認済みですが


とりあえず採れた初齢は菌糸ボトルに投入済み。
卵は孵化待ちです。
インドグラン、クルビssp.で思っていたより良い結果が出てるので
ミンパリにも大きい期待がかかってます。
目標は75mmオーバー(ただパリーはいきなり暴れるのが不安

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庚午 虫蔵

Author:庚午 虫蔵
久留米専。
自称
「最後のクワガタ狂世代」
の足掻きです。

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