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クルビssp. ♂羽化

あれほど大きいぞ!ギネスも視野か?と思っていた
クルビssp.の♂たち。
奴らには裏切られましたよ。

2本目→3本目で30gオーバーのオンパレードで最大34.2gまでいったのに
3本目でみんな大暴れ。
もうどうにもならず、交換した個体は軒並み26gとか28gとか。
交換しなかった個体も恐らくそのくらいまで落としてます。
34.2gまでいった個体も29.4gまで落として蛹化。

そして現在、羽化し始めていますが
75mm前後が多いという。
今のところの最大で、画像の個体が77カスカス。
固まれば76前後になりそうな感じ。

DSCN9869



運が良ければ79くらいが出るかもですが
80は能勢YG並の還元率でないといかないかな。

大顎をカッ!と開く個体が多く、思った以上に見栄えが良く
カッコいい種類です。
ギネスの可能性は消えましたが
78mmくらいなら望めそうでまだまだ楽しめそうです。

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カミジョウ ♀が羽化を迎えました

DSCN9868


カミジョウの♀が羽化ラッシュを迎え始めました。
前蛹をしている個体も多くダラダラと1月以降も羽化が続きそうです。

1本目投入が5~6月なので半年程度の羽化となりますが
やはり早いですね。
カミジョウもボトル上部で暴れてそのまま羽化コースをたどっている
個体が多いです。

サイズ自体は40中盤くらいにまとまりそうです。
アンテの感覚では小さい気もしますがカミジョウだとどうなのかなあ。

♂は幼虫期間が長いらしく、まだまだバリバリ幼虫。
30g程度まで育っていますが、ギネスを狙うには最低35gは必要かな。
飼育開始時の一時的な熱も冷めてますが
ここまでいったら出来るだけ大きく羽化させたいのが親心。



ミンパリ ♀が早くも前蛹

だいぶ久々の各種飼育記。
今回もまとめて報告。

DSCN9867


ミンパリの♀が蛹化しそうですね。
1本目投入が7月31日。
そのまま1本で大暴れし蛹室をこさえております。

こういうボトル上部での暴れをすると
我が家では羽化一直線です。
得てしてこの暴れ方をするのは外国産オオクワガタで
パリーだろうがクルビだろうがグランだろうがこんな感じで羽化してしまいます。

国産でここまで酷いのはまず見られないので
結構焦って最初は交換していましたが交換しようがしまいが
暴れ出したらあまり関係ない気がします。
こうなると大体は国産の還元率に当てはめると
とんでもないくらい悪い還元率で羽化してくる傾向にあります。
恐らく体重をだいぶ落とすのでしょうが
無事に羽化できる体重まで落としているのか何なのかは不明。

何度も経験している割に未だ不思議な現象です。


師走にあたって

11月もあとわずか。
12月に入れば、いよいよ2本目→3本目の交換が本格的に始まります。

2011年ブリード目標は80mmオーバーですが
その為には3本目で30gが目標。
今まで踏み入れたことがない領域ですが
十分いけるだろう数字のはず。
むしろいかなかったらおかしい!……はず。

一応、補足ですが30g=80mmのような書き方をしてますが
交換時の条件次第で27~28gくらいでも出てくるし、25g台でも出てくるようです。
また32gとかでも78mmとかあるという。
終わりよければそれでよしっていうなら幼虫時は小さくとも
結果的に80mmになれば良いですが、できれば30gをクリアして
80mmオーバーを出したいところ。


話を少し変えて、3本目用の菌糸ビン台を貯蓄し忘れていたせいで
クワ貧生活の年末になりそうです。
ガソリンも満足に入れられず年内は採集へ行けそうにないし
欲しいと思っていた書籍もしばし諦めることになりそうだし
楽しみのエ○漫画もお預けになりそうだし。

年明けからはクワガタ資金として毎月
困窮生活を送らねばならぬほどの貯金をしようと考えているが
新成虫が発売されるまで耐えられるかな~……
2011年はマツノさんの14番を購入できなかった悔しさがあるから
それをバネに2013年用種親貯金をし、なおかつオアシスをメイン菌糸にするにあたっての
資金をプールしておくことが重要課題。

今月からはオオクワガタ飼育以外の金のかかる趣味はほとんど凍結かな~……


酢酸エチルの入手

標本作製で悩むのは死虫の確保。

酢エチで〆るってあるけど「酢エチ」ってどうやって
入手できるの?っていうのが今回のネタ。

自分も結構長い間酢エチ入手は複雑かつメンドイ手続きとか
あると思っていました。
しかし、標本作製をするにあたって実際に酢エチを扱う中で
どんな方法で入手しているかを挙げてみます。


DSCN9861

まず、一番最初に入手したのが「マニキュア用除光液」。
100均で容易に購入でき、標本作製用なら十分です。
成分が酢エチであることが重要で入って無いものもある為、要確認です。
100均を渡り歩く可能性も無きにしも非ずですが
取り扱いは多く、入手自体は1番簡単です。
正直、学生の頃に知っていれば……と悔やまれます。


DSCN9859

次に入手したのが試薬。
入手先が酢エチの取り扱い(入荷)ができるショップ。
今はなかなか個人で取り扱わせてもらえず
薬局などでも断られることが多いそう。
自分も巡り合わせで入手出来てると言った感じで
取り扱ってくれてるところを探すのが手間です。
なお容器がビンの場合、割れる為注意。


DSCN9858

最後に入手したのが工業用。
昆虫文献 六本脚にて通販で購入。
購入するにあたっての流れは
1.会員登録を済ませる。
2.カートとか無いので、メールで購入したい旨を伝える。
3.返信メールが来る(在庫確認、発送案内、各書類の手配の旨の内容)
4.配送され到着を確認後、代金を振り込み書類を郵送して終了。
といった流れ。
特別なのは書類の郵送程度。
書類自体は毒劇物譲渡状2部で1部は返信メールに添付されているのを印刷し
六本脚に郵送。
もう1部は商品と同時に配送され、それは製造元に郵送。
書類は受け取り側の署名と捺印が必要。
入手自体は手間はかかるも思ったよりは楽チン。

1斗缶(18L)の取り扱いがありますが
4L缶のほうが使い勝手が良さそうなので4L缶を購入しました。
それでもスポイトやピペットが無いと扱えないですね。



今回は3パターンの入手を紹介。
どれも価格自体は安いのが特徴。
試薬は1000円程度、4L缶も2500円(郵送料別)。
なお、除光液程度なら知れた量ですが
たくさん気化するとこっちが死んでしまうので
基本は屋外や換気の良いところで取り扱いたい。
また目に入ると失明する恐れがある為、注意。

気をつけて取り扱いましょう。


2012年ブリード計画(飼育資材編)

2012年ブリードにおける計画、その3は飼育資材についてです。

ペアリング
容器:クリアスライダー
皿木:16gツイン
マット:朽木(クヌギコナラ混合?)粉砕粗めマット
ゼリー:EXCEED CRAFT パワーホワイトゼリー16g

産卵セット
容器:コバエシャッター中
産卵木:DORCUS ROOM 特AL(1セットあたり3本)
マット:ペアリングで使用するものと同様
ゼリー:EXCEED CRAFT パワーホワイトゼリー16g
※幼虫の糞

割り出し後~1本目投入まで
容器:プリンカップ60cc
マット:ペアリングで使用するものと同様

1本目菌糸
オアシスMS
HS800
EXCEED CRAFT LEVIN-SP(場合によってはLEVIN-GSP)
※それぞれの本数は検討中

2本目以降

オアシスL
HS1400
LEVIN-G(手詰め)

オアシスMS
HS800
LEVIN-G800(既製品)


拘りの飼育資材は産卵木。
知る限りでこれ以上はない品質です。
これで産まなきゃ、ペアリングがうまくいってない(相性や成熟具合)か
自分の飼育がヘタかのどっちか。
そのくらい、素晴らしい産卵木。

菌糸はメインをオアシスにしようと検討中。
ネックは価格と注文タイミングのみ。
HSは供給面、EXCEED CLAFT製は品質・供給で今年、不安があった為
サブで使用することとなりそうです。


テーマとしては
2011年は手探り状態の中でコストパフォーマンスや長所・短所を
少しでも見定めると言った感じでしたが
2012年はコスト面を犠牲に成果を得るといった方向に進みそうです。



2012年ブリード計画(飼育サイクル編)

2012年ブリードにおける計画、その3は飼育サイクル計画です。
前回の最後のほうに書きましたが今回はより細かくしています。

2012年1本目投入まで


日単位の計画ですが働き人の為、細かい変更は確実にあります。
ですがほぼ不動で遂行する予定です。

ちなみに、越冬明けは去年の経験から上手くいけば2~3日で
遅くとも1週間に全ての個体がゼリーを食べると考えています。
ペアリング期間はこれまでの経験から8日7晩あれば問題ないはずです。
産卵期間も例年通り。
割り出しは卵で割り出す予定。プリンカップで管理し
早ければ3日程度、最大20日以内にはほぼ全ての孵化が確認できるものとします。
今年のデータから孵化4日で1本目へ投入しても異常がなかった為
例え6月5日頃孵化しても6月10日迄にほぼ全ての1本目投入が終わると想定します。
出来るだけ短期間の間に1本目へ投入してサイクルのズレを解消するのが狙いなので
6月1日~6月10日にかけて大半を投入できるのが理想です。
菌糸は投入1週間程度前には配送完了されてることが目標。


1本目投入が完了するといよいよ幼虫飼育。
↓2012年の温度管理グラフ(検討中)です。
2012年飼育温度


↓2011年の温度管理グラフです。(飼育部屋組のみ。森の扉組除外)
2011年飼育温度


2012年版への改訂は細かいところはたくさんありますが
大きくは2つ。
・1本目は26℃狙い(25.0~26.5℃程度になる見込み)
・投入時期を短期間にし、交換などのサイクルのズレ削減。

全体的にみるとオーソドックスな大型狙いのサイクルに変更してます。
種親の影響もありますが、想定では1本目→2本目交換時点で
今年より大きい幼虫が出る事が予想されます。

2011年の目標は80mmオーバー(幼虫は30g台)
でしたが、2012年の目標は85mm(幼虫で35g?)


次回は2012年のブリードに用いる飼育資材編を予定します。


2012年ブリード計画(2011年ブリードより反省編)

2012年ブリードにおける計画、その2は今年2011年ブリードの反省点です。

現段階でも今年を振り返ると初の計画的な3桁ブリードとなり
発見できたことや改めて実感させられたこと、反省点が数多くあります。
まだ「羽化」という締めの結果は出てませんが
途中経過ながらも来年に活かしていかなければならない点を列記します。

・2011年ブリードは全体的に低温傾向で1本目の幼虫飼育をしたが
 とりわけ低温の森の扉組の中には、予想以上に成長が遅い個体がいた。
 それらの個体を除けば、他は概ね予想通りの成長。
・飼育頭数確保の為、結果的にはダラダラ長期的に産卵させたため
 1本目投入時期がピンキリ。交換時期もピンキリ。
 菌糸手配・準備・投入・交換で一気に忙しくはならないが
 適切な温度管理面では1本目へ初期に投入した個体と後期に投入した個体とで
 かなりのズレが生じ、均一な飼育サイクルとは言えない。
・秋以降に菌糸自体の子実体の発生がある銘柄で多発。
 既製品・手詰め品に関係なく発生。
 劣化にもつながるが、通気口を塞ぐほど見逃すと酸欠に至り
 幼虫がボトル上部に上がってしまうケースが見られた。
・菌糸の手配については、秋以降は各銘柄が品薄傾向もあったが現状
 特に問題なし。
・飼育キャパは、現状では毎年200頭をブリードするのに
 耐えられるものと想定しているが今後の動向次第。
 2300cc規格のクリアボトルの使用数を減らせば
 その分、飼育頭数は増やせると想定。


大まかに並べると上記のような感じ。

低温飼育は「奇策」に近く、実績の観念から見ると
やはり1本目温度はやや高めに振った方が良好と思われます。
来年は1本目温度は今年より上げることはほぼ確定。
また来年は森の扉を「より低温飼育」のものではなく
「より温度誤差を少なく」する為のものとして使用を検討。

産卵期間による1本目投入以降の幼虫飼育サイクルのズレは来年は
10♀を一斉産卵させる為、各ラインのアタリハズレはあれど
順調にいけば、まとまった数をほぼ同時に確保出来るものと想定します。

子実体の発生については、重要問題のひとつで
来年も使用をする銘柄の為、対応が必要。
温度管理してるとは言え、温度変化の激しい秋以降の
子実体の発生を防ぐのは至難。
新しい菌糸程発生しないと思いきや、既製品で配達後の数日間に渡って
発生したケースもある。
対策は現状、難しい。

菌糸の手配は、来年のブリード予定数を考えると
より計画的な手配が必要と思われる。
主要は既製品2銘柄だが、手詰めの経験維持の為
2本目以降はEXCEED CRAFT製LEVIN-Gのブロックを購入予定。
また、その1本目として同社製既製品LEVIN-SP(在庫によってはGSP)を検討。
今年の夏以降の銚子オオクワ倶楽部さんのHS菌糸の供給不安、
秋以降のEXCEED CRAFTさんの在庫品薄は安定したブリードにおける
不安な懸念材料として挙げられる。

飼育キャパは繁忙期の5~9月を乗り切ればなんとかなりそう。
現状では他の種のブリード頭数制限も検討。


来年の越冬明け以降ライン数増加の為、今年以上に忙しくなることは必須。
1♂に対して2♀かけるのもあるし、計画遂行はすんなりいかないだろうと思われます。
ザッと書くだけで、3月頭に起こして、4月頭よりペアリング開始、
4月中旬に産卵セットへ投入、5月中旬に卵で割り出して5月下旬以降孵化、
6月頭から1本目投入というのが理想のサイクルになります。
ペアリングから1本目投入までの約3ヵ月間はピリピリとした感じになりそう。

詳しい来年の飼育サイクル計画は次回。

2012年ブリード計画(種親編)

そろそろ、補強もひと段落して来年の計画に移りつつあります。
そして本日、越冬準備と♂♀の交配の計画をしました。

まず、現在までに補強した来年の種親は入手順に
♀52.1mm WAIZU KURUME 10-A、5月下旬
♂81.0mm マツノインセクト10-11、7月中旬
♀52.0mm マツノインセクト10-19、(同上)
♂81.0mm マツノインセクト10-9 、8月中旬
♀52.0mm マツノインセクト10-4 、(同上)
♂80mm 銚子オオクワ倶楽部10-15、8月下旬
♀51mm 銚子オオクワ倶楽部10-12、(同上)
♂80mm メルリンカート10-8、8月下旬
♀50mm メルリンカート10-2、(同上)
♀52mm メルリンカート10-6、(同上)
♂80mm フォレスターP.8251、10月上旬
♀50.5mm フォレスターP.8150、(同上)
♀49.5mm フォレスターP.8152、(同上)
♂83mm メルリンカート10-2、10月上旬
♀53mm メルリンカート10-3、(同上)
♂82mm フォレスターP.8152、11月上旬
♀48.5mm フォレスターP.8251、(同上)

※性別・サイズ・入手先血統(敬称略)・入手時期

以上7♂10♀。
いずれも2010年羽化の新成虫で来年の春から種親として使えます。
本日、マットを入れ替えて3月まで常温にて越冬態勢となります。

ちなみに現在構想中のかけ合わせは

番号
12-1 ♂83mm メルリンカート10-2 × ♀53mm メルリンカート10-3
12-2 ♂83mm メルリンカート10-2 × ♀52mm メルリンカート10-6
12-3 ♂81.0mm マツノインセクト10-9 × ♀52.0mm マツノインセクト10-19
12-4 ♂81.0mm マツノインセクト10-9 × ♀49.5mm フォレスターP.8152
12-5 ♂82mm フォレスターP.8152 × ♀50mm メルリンカート10-2
12-6 ♂82mm フォレスターP.8152 × ♀52.1mm WAIZU KURUME 10-A
12-7 ♂81.0mm マツノインセクト10-11 × ♀52.0mm マツノインセクト10-4
12-8 ♂80mm メルリンカート10-8 × ♀50.5mm フォレスターP.8150
12-9 ♂80mm フォレスターP.8251 × ♀51mm 銚子オオクワ倶楽部10-12
12-10 ♂80mm 銚子オオクワ倶楽部10-15 × ♀48.5mm フォレスターP.8251

の10ライン。
ほとんど番号順に優先順位となっています(上からエース格)

一応、懸念事項としてはなるべくアウトラインで
幼虫時に与えられていた菌糸銘柄を考慮しているつもりです(無理がありますが)
あと各個体の外形態とラベルを見たうえでのカン。
突然死など、事故さえなければこの組み合わせで行きます。

なるべく均等には振り分ける予定ですが
優先順位順に資材・財力・マンパワーが降り注がれることになります。

まだ、自前の種親がいなく、すべて購入個体となりますが
改めてようここまで集めたものだと自分でも驚きです。
諭吉が何人飛んでったかはちょっと考えたくないですが
今年の反省も踏まえたうえで、これでようやく来年は一端の大型狙いの
オオクワブリーダーとしてシーズンを臨めそうです。


次回は飼育資材や飼育サイクルについても計画していこうと思います。

2011年1番種親♂を標本化

久留米2011年1番の種親♂を標本にしました。

寿命まで生かして、死んでから標本にする場合
気をつけても納得いかない標本になるケースがあるので
サクッと酢エチで〆て、展足。

ちょっと不安だったのは、生前時
左前脚腿節がマヒしていた為、死後に変な癖があったら
嫌だなあと思いましたが、〆てみたら
マヒも軟化していました。

展足自体は連日、ルリ系に鍛えられた為、楽勝。
傍から見ればルリもオオクワも似たり寄ったりの展足作業ですが
やってる側からすれば天と地の差。
針の打つ場所のスペースの広さが全然違う。
ルリは00号無頭針を精密ピンセットでチマチマ。
オオクワは4~6号有頭針を指でサクサク。
このくらいの違いがあります。


↓展足をした図です。

DSCN9842



81.5mmもあるとデカイ。
来年、再来年は自己ブリードのオオクワで80mmオーバーを展足したいなあ。

テコ入れ

10月末に落札して、届いていた来年の種親の紹介です。
補強先はフォレスターさんより。
82mm(B品)×48.5mmでのかなりお買い得出品でした。

オークション自体は、出品されてるのを見て
とりあえず時間間際で入札したら落札出来ちゃったみたいな感じでした。
下がそのラベルです。

DSCN9852


DSCN9853


♂の還元率が良いですね。
27g台でこの体長は10年前なら嘘つき呼ばわり。
まあ、現在なら十分ある数字だなと感心しながらも実寸。
梱包を開封時、既に「あれ?デカクね?」と思いましたが
計測するとノギスの計測値は普通に83mmを超えてます。

DSCN9845


おかしいな。ノギスの故障か?と思い
アナログのノギスで誤差チェックして、デジタルノギスの誤差が
ほとんど無いことを確認してから再計測しても83mmをオーバー。

この間に購入したメルリンさんのとこの2番83mmと見比べても
ほぼ同等のサイズ。
体は小さいですが、大顎が長くサイズを稼いでいる印象。

DSCN9846


B品の理由は上翅のこの大きいコブですね。
今まで見たこと無い巨大なものですが、まあ大丈夫でしょう。
原因は羽化時の管理によるものらしく、種親としては全然問題なさそうです。


♀は48.5mmということですが、こんな感じ。

DSCN9849


今年、補強した中では最小の♀ですが
来年の種親として頑張ってもらいたいですね。


ちなみに、落札価格は野口さん22人でした。
♂がほぼ同サイズのメルリンさんのが福沢さん12人!
それに比べると大分、というかメチャクチャリーズナブル。

新成虫83mm台の相場はまだまだ高価な時代で、思わぬ掘り出し物が
オークションで得られたという感じですね。
まさにオークションの醍醐味ですが、ビッダーズも来年には
生体取引終了か……

久留米2011年2番菌糸交換

久留米2011年2番のブリード経過です。

既に1本目→2本目への交換は全て終わっており
2本目→3本目の交換もボチボチ始まってきました。

とりあえず現状は39♂55♀で3頭が死亡。
1本目→2本目はLEVIN-GSP、LEVIN-SP、HS800の3銘柄に
成長の差はそんなに無いかな。
オアシスは巷では2本目→3本目で伸びると言われていますが
1本目→2本目においては上の3銘柄に劣ってます。

問題は2本目→3本目の交換です。
ここで目標の80mmオーバーを出す為には一応のボーダーラインの30gは欲しい。
今のところ5♂を交換してますが29g台が2頭で
28g台1頭に26g台が2頭。
本格的な2本目→3本目の交換は12月からの予定なので
それまでは30g台はお預けになりそうです。

それにしても我が家では30g台が遠い。
10年近くもやってて今まで2桁目に3が来たことは一度もないという。
フン出す前で29.8gまではあるけれど(今まで2例、うち今回が1例)
あとコンマ僅かで届かない。
去年までならば、血統も菌糸も温度も拘って無いし
飼育数も多くないから仕方ないといっていましたが
今年は流石に出ないと悔しいですね。
本音は30台ではなく、31台と欲張っているのですからね。


↓ブリードデータ(メチャ多い)
久留米2011年2番2本目→3本目


久留米2011年1番菌糸交換

久留米2011年1番の1本目→2本目交換が全て終わりました。
といっても終わったのは今月3日で、忙しいのとあんまり芳しい数字で無いので
更新をサボっていました。

どうだったかと言いますと
17♂15♀で6頭が死んでいました。
体重の乗りは低温飼育で約半年も引っ張った
LEVIN-G、次いでEXTRA-Gが良いですね。
他は数字の上では今のところズタボロ。
まだ右肩上がりで成長するはずですが、安心感の為にも数字が欲しいのが本音。

来年のブリードはもうちっと温度を上げてみましょうか。
流石に1本目に飼育部屋温度24℃、低温飼育温度22℃は低すぎましたかね。
1本目の適正は25~26℃と見て良さそうです。

↓一応、ブリードデータ。
久留米2011年1番2本目交換


あまりに有意義な最近のクワガタライフ

気温も日に日に下がり、ぐっと冬らしさが近づいてきた今日この頃。
クワガタ「飼育家」ならば、そろそろ退屈な時期で幼虫の2本目から3本目の
餌交換と成虫の越冬準備くらいしかやることがない時期です。

しかし、今年の当方は忙しい。
世間のクワガタ熱の下がりっぷりを逆行してクワガタ熱が急騰。
今年は、ブリード数が倍増して菌糸詰めもするようになったのですが
時間さえとれればルリ系狙いで採集に行き、採集した個体の展足……

10月は仕事が忙しく1回しか採集に行けなかったのですが
11月は既に4回行き、予定ではあと2回。
当然休日を利用していくのですが、今まで休日にやっていたブリード作業は
仕事の後か前。

そして以外に時間がかかるのが展足。
3~5号の有頭針しか持っていないので、それでちまいルリを展足してたのですが
余りに時間がかかるうえに汚い展足で苛立ちが頂点に達した為
00号無頭針と高価なピンセットを購入。
それでも1頭あたりの時間はかかりますが、少しはマシな展足になりました。
先日、殺虫用の酢エチと脱脂用のアセトンが4lずつ届き
いよいよ標本作りもただの片手間ではなくなってきました。


それにしても、月刊むしやBE-KUWAのルリ系の展足を見ると凄い。
あれはやってみないと分からないけど、殺虫後の1発目の展足では決まらない。
乾燥するまでの間に何度か微調整して形になっていきます。
当方はネットで見かけるプラタトウの中のカット綿上での展足は
どうもカット綿の繊維にクワガタの爪が引っ掛かって上手くいかない為
発泡スチロールに溝掘ってのやり方でやっていますが
前脚と触角の展足を何頭かやると死ぬほど疲れます。
いくら00号の無頭でも先に止めた針が次に打つ針の邪魔をし
指で針をつまみ先に打った箇所を干渉しないように打つの困難な為
ピンセットで針をつまみ針と針の間を縫って針を打ってます。

小型種の展足は難易度が俄然上がり執念がものを言いますが
ルリ系はそんな困難にも駆り立てるナニカがありますね。


今後の更新はネタがたっぷりあるので更新したのはやまやまですが
なかなか落ち着かないのが現状。
ルリ系の標本作製とか採集ネタとか、普通に飼育している種の飼育記とか
来年のブリード計画とかね……


ルリ系採集に熱狂

久しぶりの更新です。
これまた偉い久方ぶりだと思いきや、まだ20日程かと
ホッとしています。

事情あれど、クワガタへのモチベーションの低下は
ブログまたはHPの更新減に直結する事が多い気がしますが
当方はまったくそんな感じではないですね。

むしろ、クワガタ熱は上がっており
ここ1ヶ月くらいはルリ系に凝っています。
近場では、オオルリ・トウカイコルリ・ホソツヤルリが採れ
特にオオルリは顎が立派で良いです。

夏場の河川敷採集も暑さや藪こぎが大変でしたが
ルリ系の採集も登山して場合によっては道なき道を進むので大変。
登山道の道端に転がっていた倒木の接地してない部位から
オオルリの新成虫が10頭出てきた時は楽の極みでしたが
大抵は斜面で他の木にもたれ掛かっている倒木を割り出さなければならない為
足場が悪いのがデフォです。
でも、苦労して割り出すオオルリは最高ですね。

今シーズンはオオクワ飼育でいけない日を除けば
飽きるまで休日使ってガンガン、ルリ系採集に行く予定です。
そんな訳で各種の飼育は進行してしまっていますが
飼育記の更新は滞りがちになるかも。



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プロフィール

庚午 虫蔵

Author:庚午 虫蔵
久留米専。
自称
「最後のクワガタ狂世代」
の足掻きです。

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