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ああ、恐ろしや、ギネスの利権

何だか蚊帳の外だが、ネット上でオオクワギネス狙い界隈の業者・ブリーダーを
巻き込む出来事があったようである。

自分もギネスを狙う側なので、冷静な正しい判断は難しいが
どっちもどっちであるとは思う。


まず、売るほうも売るほう。
他のブリーダー達の怒りを買うのも判らなくもない。
この業界は未だにメンドクサイことだらけで
「ギネス」だとか「血統」を語って商売するのは実にだるい。
めんどくさがり屋の自分はオークションで買い手に回ることはあるが
売り手にまわる気なんて全くサラサラない。
里子すら出す気もない。
虫を人に出すというのは、縁日の屋台レベルなら捌いてサヨウナラだけど
こだわり始めてしまうと売り手側の立場と言うのは無名ほど弱くなってしまう。

売り手になる側は、理不尽なこの業界の仕組みを頭の隅にでも入れとかないと。


次に、ブリーダーなる方々。
取り巻き&腰巾着精神でギネスを目指すとは。
過去にも大物&取り巻きの数の力で正義の鉄槌といわんばかりに
いろいろネットであったが、そんなことしてきた集らはこの趣味を
楽しめなくなってしまったのか消え去ってしまってることが多い。

今のギネスオオクワ業界内での有名人は
長年やってきたタイプと初心者でいきなりの2タイプがある。
ブームが去っても長年やってきた人はこれからもやるだろう。
ギネス系オオクワから入った人はどうなるのだろうか。

果たして虫屋としてやっていくのであろうか。

自分は、自分においてもこの点を気にしている。
オオクワ愛好家でもあるがその前の大前提に虫屋でありたい。

話が大きく逸れてしまいそうだが
他人の目ばっかり気にして虫を飼育するなんて真っ平ご免であると。

まあ、私は虫には気を遣うが、人に気を遣えないからこんな発想なのであろう。


最後に業者。
いきなりツイッター消すとか、唐突すぎて訳わかんなかったし。
事の顛末を何となく知るまで、置いてきぼりを食らってしまった。

あれでは「何かあったのか」と勘繰って当たり前である。
とりあえず対応としては落とし所は実にこの業界らしい落とし所であった。



しかし、この業界の上から下まで、人を疑い虫を疑う体質は恐ろしいものだ。
虫はお喋りしないし、かといっても人の口は災いのもとになってしまう。
国産オオクワはやらない人の気持ちもわからくもない。

虫の世界は学問であり娯楽でもあり勝負の世界でもあったりする。
が純粋に探究心だけだった頃を忘れたくはないものだ。

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ミンパリ 羽化報告

まだ4頭羽化していない個体と2頭固まり待ちの個体がいるが
大きいのはだいたい羽化したので報告したい。

まずはLEVIN-SP800で1本返しの個体。
70mmを超えてきました。
DSCN9965


次に、羽化一番手の個体。
2月下旬に羽化した個体だが、サイズは4月羽化組に比べて遜色ない。
大顎の発達が非常に良く、体は小さめだが非常に美しい個体である。
本個体のみ後食確認済みである。
DSCN9968


羽化二番手。
上の個体と対照的な個体で体は大きいのだが大顎が伸びなかった個体。
大顎が伸びてくれれば……
DSCN9972


次は、私が最も美しいと感じた個体。
一番手同様に大顎が伸びているが、こちらの方がさらに上をいっている。
実に素晴らしい。
DSCN9975


この個体も上の個体に似た美しい個体だ。
DSCN9978


この個体は最大個体。
う~ん、73mm台止まり。
DSCN9979



次世代で70後半を出したいですね。
今回ブリード分はみんな20g前後からの羽化からなので
25g前後まで育てれば、恐らく達成できるでしょう。



DSCN9969

↑一番手のノギス無し画像。
オオクワの癖に美しいなんて……


↓さらに、羽化個体の集合写真。
DSCN9980

70mmオーバーのミンパリ部隊。
今度は是非とも75mmオーバーのミンパリ軍団を形成したいものだ。

つまらないポリシー

マツノさんのHPで幼虫販売の予約の受付が始まっていた。
もうすぐ新成虫の販売も始まるなと期待で胸が高鳴ってくる。

ところで、自分は幼虫購入はしない派だ。
絶対に、絶対に、ぜーーったいに、そうなのか?といわれると
そこまで絶対とは言い切れないものではあるが……

何故したくないかというと、虫の信用とかそんなのではなく
単純に種親入手~羽化迄がブリードという固定観念が出来てしまってるからだ。

ブリード前年に気に入った新成虫を購入し、しっかり越冬させ
春になったら産卵セットを組んで、初齢か卵で割り出し
期待と日に日に膨らませながら羽化まで飼育してこそ、意義があるのである。

ちなみにカッコいい人は、自分で採集した虫で
一連のブリードをする。


そんな自分にとって、幼虫から飼育を始めるのは
何か「う~~~ん」となってしまう。
例え、良いサイズでもやっぱり……

スーパーマリオ3で「高速飛行船」を人にやってもらってクリアするくらい
納得がいかないというか後味があまりよろしくないというか。
他の例えなら、ギャルゲーの分岐点を経験者にやってもらって
ヒロインを陥落させるくらい不本意なのである。

BE-KUWAギネスの審議も幼虫飼育からの場合
評価がちょい下げになるようだが、まさに完全の攻略してないからってことなのだろう。




まあ、でも幼虫から飼育開始にもメリットはある。
幼虫購入のほうが成虫より安く次世代の種親に抜擢できるし
アウトブリードにおいて都合は良いのである。

それに、成虫入手の段階で入手先一番手の個体は絶対に譲ってくれない。
譲れとも普通はいわないものだが。
幼虫の場合はもしかしたら当たりラインとなる幼虫が手に入るかもしれない。
やはり、安く良い血統の種親の補強になるかもしれないのである。

この面を考えると一概に否定ばかりはできない。

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庚午 虫蔵

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自称
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