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6月下旬の採集記まとめ

6月が終わってしまったので、6月下旬の採集記をまとめたいと思う。

韮崎遠征後の20日は夜より、地元の公園、日本平、梅ヶ島と見て回った。
地元の公園はカブトとコクワを採集。
毎年来るが、ここはこれ以外見たことが無い。
日本平は灯下に集まると評判らしいが、採れた試しがない。
灯下に集まっていた訳でない、台風で折れたと思われる桜の木の
根元よりコカブト♂が得られた。
梅ヶ島では、自販機裏よりスジクワの♀が得られた。

次は23日の日中の河川敷洞採集。
ヒラタ発生の始まりらしく、柳の洞より3♂抜けた。
また、低地ながらもスジクワ♂を柳の樹液より得られた。

その次は先に個別の採集記として書いたが26日夜間の河川敷洞採集。
ヒラタ62mmオーバーに♀、そしてこのポイントでのノコギリ初確認。

そして6月末となる30日に再度、河川敷洞採集。
前回、62mmが得られた柳の隣の柳の洞より良型のヒラタがまたしても得られた。
さらにもう1頭追加し、ヒラタは5月以降の採集頭数を2桁に乗せた(8♂2♀)


6月は13日も採集に費やすという自己記録を作ったが
主な採集記録は
ヒラタ7♂2♀(最大62mmオーバー)
ミヤマ3♂(最大66mmくらい)
ノコギリ3♂(最大60mmくらい)
スジ2♂1♀(最大33mmくらい)
カブト5♂1♀
コクワたくさん(最大48mmくらい)

とまあ、微妙な成果になった。
しかし、まあその大半が6月中旬以降の成果であり上旬の不振が祟ってきている。

ちなみに6月に2012年初確認できたクワガタは多く
これで、ミヤマ、ノコ、スジ、ヒラタ、コ、ホソツヤルリ、トウカイコルリは成虫採り、
オオ、オオルリ、マダラは幼虫で、これまで2012年で得られている。

残りはアカアシだが7月に入れば得られるだろう。
今期欲しいのはオニだがどうかなあ……
ツヤハダは赤枯れを叩いてみるも、マダラまでは出せてもツヤハダが出せない。


7月は6月みたいなガムシャラな採集はせず
空いた日を使って採集にいく予定。
でもまあ、ヒラタとノコ辺りはボヤボヤしてるとピークが去ってしまうので
上旬は行けるときに行っておきたいが……


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地獄の一人旅~2日目夜間採集と帰路

今宵は筆?が進むので地獄の一人旅最終編を。

夜勤期間中に思いつき、6月18日の夜勤明けに出撃した韮崎遠征ではあるが
いよいよ2日目の夜になる。
これまでの成果は、1日目日中にスジ、夜間にミヤマ、カブト、
2日目日中にノコギリと今期初確認を次々達成。

あとは、追加個体を確保できれば良いやくらいな気分での夜間採集となる訳だが……


17:30、武田神社駐車場にて仮眠より目覚める。
来るべき嵐がすぐそこに来ていることを携帯のテレビと車のラジオで確認するが
そんなのお構いなしに夜の採集の算段を練る。

算段としては22時より昇仙峡ラインを韮崎に向けて流し
韮崎到着後はそのまま141号を清里方面へ北上、長野県境で引き返すというプランだ。
折りしも、台風直撃と重なるがまあ、何とかなるだろうぐらいの気である。

そうと決まれば、22時まで時間つぶしとなる。
まずはメシ。
朝、昼を抜いての晩飯で腹ペコだった為、夢庵にてしゃぶしゃぶ食べ放題を注文。
孤独が耐えられない人種にすれば
一人しゃぶしゃぶという最大級の屈辱(羞恥プレイ)だが
自分は大丈夫な人種なので気にしない。
4人掛けテーブルで1人でしゃぶしゃぶという図は贅沢の極みである。

注文や追加は早く来るので結構な量も食べれて腹も膨れ
周囲のテーブルの雑談をBGMに食後のドリンクバーという悪趣味な時間潰しをとるが
食べ放題の終了時間が近づいたので店を後にする。

優雅な夕食後は、コンビニ、CDショップ、コンビニをハシゴして時間を潰す。
台風の日なのに客入りはどこも悪くなく、先々の採集を安堵させる雰囲気ではあった。
ちなみに食い過ぎで腹を下した為、行く先々でトイレを使うが良い時間潰しになる。


そんなこんなで時間を潰し、ようやくスタートのフタフタマルマル。
昇仙峡ライン各所でで台風の為に半閉じ状態にしてある
ゲートを開けてもらい韮崎方面へ流すが、さすがに灯下にはなにもいない。
風はそんなに無いのだが虫の集まりが悪過ぎる。

最早、書くこと無く韮崎入りを果たす。
そして、141号線を北上。
長野県境を突破して折り返し地点のローソンに到着するも収穫なし。
昨晩のハッピードリンクショップも虫がかなり少ない。

折り返し地点に到達した時、時計は1時をまわっていた。
台風の暴風域圏内だが過ぎ去ろうとしていた。

これ以上やってもしょうがないと思い帰宅を決意する。
何事もなければ4時前後には帰宅できる算段だ。
韮崎を2時過ぎに発つ。
国道52号を下る。
52号各所で台風の爪後を目の当たりにするが、ものかわと車を走らす。
そして、富沢の道の駅を通過し、いよいよ静岡県境到達という時
今回の採集記の「その時」がやってくる。

なんと52号通行止め。
3時より渋滞に着き、国土交通省の人が説明に来たのは5時前。
大規模な倒木で復旧目途は昼過ぎ。

52号は諦めて469号より富士宮経由で清水帰還を果たそうとするが
469号に続く各線通行止め。
安全の為とはいえ、いずれの場所で係員の「ダメダメダメ、引き返して」には
心が折れてくる。
「52号なら大丈夫!行ったの?」なんて何度も聞いてきた係員には
国土交通省の人が言った通りに事細かに説明して昼過ぎまでムリだよって言って
イライラを前面に出すのを堪えた。

散々あたって469号も無理、梅ヶ島方面も無理(行けたとしても怖いが)だということで
身延まで引き返し300号経由、本栖湖を脇目に
朝霧高原を縦断、富士宮入りのルートに切り替える。
このルートは生きており、眠い目をこすりつつ本栖湖到達。
ルリ狙いのポイントにこのような形で来るハメになるとは……

富士宮ライン朝霧付近は1本調子で眠気のヤマを迎えるが
眠気覚ましのガムを増やし、無事に富士宮入りを果たす。
朝の渋滞が脅威の富士宮市内は鉄道が架空化したことで渋滞がマシになっており
予想外の早さで富士宮を出ることができた。
この後は順調に帰路を進め8時に清水帰還。

まさに帰宅難民の困難を味わった帰路であった。
あの、いつ帰れるか解らない脅威は恐ろしい。
自宅にて台風4号の災害報告をニュースでみると、その爪後の大きさを窺えた。
甲府盆地では風をあまり感じなかったが、太平洋側は物凄かったらしく
自宅付近では夜間、停電していたようであった。

停電といえば、ブリードルームもエアコンが停止、ワインセラーも
18℃という低過ぎる温度で自動復旧していた為に
帰宅早々、温度合わせにてんやわいやであった。


今回の採集記は採集そのものは6月18、19日の2日間であったが
20日にも響いてしまった。
19日午後~20日にかけてはまさしく地獄であった。
18日の水不足がかわいいと思えるくらいに。
3月27日の韮崎遠征で、斧でひざを割ってそのまま帰宅したときよりはマシではあるが。

しかし、こんな目にあっても、もう既に「また、行きたいなあ~」などと
考えているのであった……



地獄の一人旅~2日目日中採集記と観光

地獄の一人旅2日目の日中編です。

1日目は夜勤明けで、朝8時に清水を発ち
18:00~19:30の小休憩を挟んで1:00までフル稼働というハードスケジュール。

さぞ、よく眠れただろうかというと
2日目の起床時間は5:30ちょっと過ぎ。
流石に目を疑う早起きぶりだ。
しかも、これ以上寝付けそうにないという……


眠くないなら仕方ないとして、早速
昨晩、まわった141号線沿いを再び流すも流石に何もいない。
大量に轢かれてアスファルトにへばりついてたカブトも
きれいさっぱり、高圧洗浄をされたかのように消え去っている。
ああ、恐ろしや、カラスの所業。


141号を流して、再び韮崎まで降りるが
この後、しばらく迷走して公園に行ってみたり
河川敷へ降りてみたりとしてみたが、結局また三之蔵に戻る。

時計は8時をまわっていたが午前中は雲行きは大丈夫だろうと採集を開始する。
早速、1日目にスジクワが採れたクヌギの高所の枝分かれにノコの水牛がいるのを確認。
ライトロッドを最大(360cm)まで繰り確保する。
今季初のノコである。

三之蔵での採集はこのノコ1頭のみで
この後は車で韮崎中走り回ることになる。
ちょうど9時半をまわったあたりで雨が来る。

これ以上の採集は急な猛烈な雨を警戒して断念して観光&ドライブに移る。
まず夜の灯下の主役、ハッピードリンクショップを探して回る。
次に山梨100名木の1つ、宮久保の大クヌギを見る。
この直後、宮久保の台場クヌギを車から降りて見物して
車に戻ろうとしたときに中歯型のノコギリを発見する。

その後は昇仙峡ラインより、敷島、亀沢と山梨産オオクワラベルで有名産地を通過し
甲府入りする。
甲府入りして、まずはオギノの百均でルアーケースを追加購入する。
そして、湯村で温泉に浸かり、昼過ぎより武田神社で仮眠する。

この時すでに台風4号はどんどん本州めがけ北上を続けていた。
雨は当然どんどん強くなるがそんなことはお構いなしで夜の灯下まわりを期待して
仮眠をとる訳であったが……


次回はラストで2日目の夜間採集と帰路。
恐らく帰路メイン。
台風4号直撃~直撃後のまさに地獄の一人旅が集約されている採集記?となる。

まさか、あんなことになるとは……
先に書くものの、くれぐれも災害を挟んでの遠征には注意してもらいたい。


地獄の一人旅~1日目夜間灯下まわり

地獄の一人旅、前回の続きです。

前回は1日目の日中採集で、セーブポイントならぬ休憩ポイントまでを
書きましたが、今回はその続きから。

17時半過ぎに旭の湯に到着。
かけ流し温泉を満喫し、座敷にて19時半まで休憩し旭の湯を発つ。


夜の採集は韮崎から141号線を清里に向かって外灯回りをするという算段にした。
清里高原は標高も高くミヤマが採れるだろうという目論見である。

しかし、20時過ぎから外灯をまわるもコクワしかいない。
これはいかんと、北杜市まで撤退しガストにて夕食をとる。
時計の針が22時をまわったところで再出撃。

月齢は良いので期待してまわってみる。
山梨は3台以上自販機が並んでいるハッピードリンクショップというのが多く
基本はそこを見て回ることになる。

しかし、なかなか採れない。
なんだかんだで山梨・長野の県境まで車を走らせてしまう。


だが、そんな状況の中でようやく成果が……

もう、残り数か所しか見て回るところが無いだろうなと思いながら
ハッピードリンクショップの前に車を停めると大型の甲虫が自販機の前を歩いている。
茶褐色の大型の甲虫だ!と運転席で気づき
カブトか!?と思うが、歩く様子がカブトにしては軽快というか
ヒョコヒョコした感じだ。

車から飛び出して、駆け寄るとそこには今季初のミヤマ♂が。
ルアーケースに入れると、まだいるかもしれないと自販機のまわりを舐めるように探す。
自販機の下、裏と追加し3♂を採集することが出来た。

最初に採れた個体がデカく採った瞬間70か!?とおもったが
気圧の関係か翌日、韮崎まで降りたら小さくなってしまっていた。
が、いずれの個体も発生初期の個体らしく微毛が非常に美しい個体で
初めて採集したエゾ型であった。


さて、ミヤマを採集した後だが
再び141号線を走り、曲がりくねった道に突入する前のローソンで引き返すことにした。
巨大なローソン駐車場の水銀灯で今季初のカブトを採集することができたが
カブトフィーバーは帰り道に発生した。

帰り道の北杜市に差し掛かったところの橋の上でカブトが……
車にひかれた個体も多いが、飛んできたばかりと思われる個体も多い。
全てあわせると軽く20頭近く確認できたが
ルアーケースの都合上、標本用に3♂1♀をキープするにとどまった。


結局、この夜の成果はミヤマ3♂、カブト3♂1♀、コクワ2♂2♀という成果で
0時半に車中泊先となる清里の道の駅に引き返すことになった。

夜勤明けでの強行遠征だったが、初日は
今季初確認となるスジ、ミヤマ、カブトととりあえずの収穫は得られた。
山梨まで行って、採る虫ではない気がするが
今現在まで続く今期ミヤマ不振の中で希少なミヤマを得られたことが大きい日であった。


次回は地獄の一人旅2日目日中編を予定。
この2日目が本当に地獄で、思い出すのも嫌になる1日。
思いだすのもイマイマシイ6月19日の台風4号通過の日である。

ではまた次回。

6月26日の河川敷洞採集記

本当なら6月18~20日の韮崎採集記を書かねばならぬのだが
先日26日になかなか採れないのが採れてしまったので書きたいと思う。


先日26日だが、夜間に外灯回りをしたが
サッパリの成果だった為、夜中の23時に河川敷の柳洞採集に切り替えたところ
河川敷で採れるヒラタとしてはなかなかのサイズのものが採れた。

この河川敷では主に川の流域沿いの柳の並木か
河川敷のグランドとグランドの間の野っぱらに生える柳を狙うのだが
今回は前者の柳で得られることが出来た。

長い背丈ほどあるススキをかき分け柳を見て回ると
樹皮めくれから「えっ!?」て疑う尻が……

懐中電灯で照らしたため、すぐに樹皮めくれの奥へ逃げようとするが
洞ではない為、たかが知れており落ち着いて挑むとしたところ♀も確認できた。
その為、♀をまず採りにかかり、ピンセットで♀を無事抜くことに成功。

次に問題の大型♂であるが、ライトを口にくわえ
右手にピンセット、左手に掻き出し棒というヒラタ採集定番のスタイルをとり
ものの数分で確保。


あまりの大きさにビックリするが、落ち着くこと数分。
案外60いってなかったりして……と、そんな事が脳裏をよぎる。
大きいのだが65はいってないことはわかる。
肝心の60はいってるのかどうかわからない、というか
期待すると外れるパターンな気がしてならない。


そんな、モヤモヤを抱えながら、次々と柳を見て回っていき
このポイントで初のノコを得ることもでき充実した採集を終え帰宅。

帰宅後は早速、ノギスを片手にヒラタのサイズを測る。
広げたノギスを縮めていって顎と尻の先があたったところで指した数字は
62を超えている……

とりあえずは60を越えることができたようだった。
それにしても良いサイズだ。

この♂は今年の発生個体のようだが
このクラスの個体が隠れられるような洞は少なく
早々にカラスに捕食されてもおかしくないような環境にある。
今回の採集はまさに好タイミングであったとしか思えない。


今回は外灯回りで何も得られず、河川敷責めを決行したが
良い成果を得ることができ、非常に満足な採集となった。

また、今シーズン洞採集では2頭目となる♀を得ることができ
しかも大型♂と同時に得られたことから、持ち腹も大いに期待できる。


ちなみに、23日にも採集に出てヒラタを3♂得ることでき
今シーズンのヒラタの最盛期に突入したと思われる。
今シーズンは洞採集のみで現在6♂2♀。
これからどこまで数を伸ばせるだろうか……

しばらくお休み

最近、あまりPCの状態がよろしくないのでしばらくお休みするかも。

今現在でもネタがたまってたまって
何から更新すればいいのやらの状態なのだが……

採集記もあるし、飼育ネタもあるし。

2011年ブリードの久留米の羽化結果や
自己採集オオクワの飼育経過がタイムリーなのだがなあ……

特に自己採集オオクワは♂個体が蛹化して良い感じ。
中歯型っぽいが、それでもかなり嬉しいですね。


それではまた。

地獄の一人旅~1日目の日中採集

18日朝より、今朝までまるまる2日間、韮崎に行ってきました。
今回はその報告になります。


まず、悩んでいた出発は結局、夜勤明けに直行。
興津のすき屋でTKG朝食を食って、52号をひたすら征く。
東方原曲をBGMにひたすらにのんびりな行軍をする。

妖々夢で難易度が上がってくるところあたりで
猛烈な腹痛に襲われ、ローソンで下痢便をしたりしたが
10時30過ぎに韮崎の道の駅に到着。

装備を身にまとい、出撃をしようとバスの時刻表を見ると約40分待ち。
アホらしいので歩いて三之蔵まで行く。

三之蔵では農道沿いのクヌギをルッキングする。
削られまくった立ち枯れクヌギが痛々しい光景だが
流石、韮崎はクヌギが多い。

すぐにコクワを採集し、高所より大歯型のスジクワ♂も採れた。
だが1日目の昼間のルッキングはこのスジが全てで、結局この後はコクワばっかり。


ある程度、見て回ったところで山道に入っていく。
この日の採集はこれが最大の失敗であった。

この日はなかなか暑く、しばらく歩くと喉が乾いてくる。
すぐに下りれるだろうし、下山すれば山梨ならどこにでも
ハッピードリンクショップがあるとタカをくくっていたら
なかなか開けた道に出れない。
下痢便したローソンで買ったコーラが底をつきそうになる。

採集でいろいろな苦難を経験しているが
喉の渇きがツラさはなかなかの上位である。

採集よりも飲料水確保を重視して歩くことにする。
時間は15:00をまわっていた。
自販機がある道にでたら日中の採集は終了しようという方向にした。

結局、歩きに歩いて山道を抜け
16:00過ぎにハッピードリンクショップを発見。
一気に500mlのミゥモドキを飲み干す。
思わず「生き返るわーっ!」って声に出る。


その後は車を停めた道の駅まで歩いて戻る。
またもバスにおいてかれ1時間待ちという苦渋の選択を迫られたからだ。
えっちら歩き、17:00過ぎに道の駅に到着。


この日の採集は高山種狙いの登山に比べれば楽勝な道のりではあるはずだが
思わぬ水分不足と気温で想像以上に疲れる。
しかも採集できたのはコクワ2♂1♀にスジ1♂。
6時間も歩いて、あり得ない成果に終わった。

雪辱を晴らすべく、夜間採集に向けてしばしの休憩をとる。


ここまでが1日目の日中の採集となります。
また今度に1日目の夜間採集の報告をする予定です。


自己採集オオクワ 2♀が羽化

先月23日、24日にそれぞれ1頭ずつ蛹化した
自己採集オオクワが羽化しました。

両個体とも♀で、ボトル側面ながらも
上翅の点刻、表面のツヤ、1対のドルクスコブ、
どこをどうとってもオオクワの♀とわかる個体です。

サイズは恐らく40前後ですが、嬉しいですね。


初めてブリードしたオオクワが羽化したとき、
初めて80mmオーバーを羽化させた時と並んで嬉しいです。


残りは1♀が先月27日に蛹化したので、近日羽化してくるでしょう。
フィナーレの1♂は現在、蛹室を作ってシワが入り始めたところ。

全ての個体がボトル底に蛹室を作ったが
♂のみはひっくり返し、♀はそのまま羽化させます。

さて肝心の♂サイズだが、採集時によし!オオクワきた!って判断できたし
ある程度成長してボトル側面から見えたときにデカイ!オオクワの♂だ!って
即判断できましたが、蛹室を作ってみると、アレ、こんなもん?って感じ。

恐らく大歯になるか中歯になるかの分かれ目。
目測かつ、憶測だが最大12g程度まではいっているとは思うが
どうなることやら……

まあ、採集時5g程度で800の菌糸ボトルに投入して
26℃管理してたら、2ヶ月ちょいで蛹室作り始めるか……

まだ成長の余地はありそうな状態で採集し
高栄養だからサイズは伸びたっていうのはわかるが
環境変化(エサ、温度)が大き過ぎた為
サクッと成熟し蛹化スイッチが入ってしまったのか。

これと同じようなことを、温度管理が出来なかった頃に経験しているが
あれは、春先産卵セットを組んで採った幼虫が初夏、梅雨、真夏で
一気に成熟し、60mm未満の大歯と中歯を羽化させたことであるが
今回も、同様のケースと想定される。

今回は26℃で真夏の炎天に比べればずっとマシなのだが
ひと冬越えて、4月前とは言えなかなか寒い韮崎から
常時26℃の世界はスイッチを入れるには十分過ぎるのかもしれない。


一番怖いのは唯一しかいない♂個体の為、蛹化不全と羽化不全である。
「虫がワルイ(テヘぺロ)」では許されない。
何かあったら、軽くプラトーンのポーズもの。

こんなに緊張する飼育も久々だなあ……

地獄の男の一人旅へ

明日から3連休。

なので、韮崎へ行きます。
多分、韮崎へ行きます。

今回は計画性なさすぎです。


明日は夜勤明けなので、朝帰りですが
仕事あがりに直行するか、一旦帰宅し十分寝た後行くかすら決めてない。

しかも、最大2泊3日としてるが
採集次第、天候次第、気分次第という……


思い立ったのが昨日で、一応
洞採集、外灯回り、材割の装備で出発する予定だが
何を狙うとかまだよく決まってないし。

とりあえず、クワガタ採りに行くかという感じ。
行けば昆虫天国だし、なにか採れるだろうという甘い考えです。


まあ、無茶はしたくないですが、恐らくします。
採れない時ほどする可能性高し。
逆に採れたら採れたで欲張って……

6月12、13、14日の採集記

今回は
12日の河川沿い柳洞採集、
13日の外灯回り、
14日の雑木林採集、
以上の3本立てでお送りしたいと思ふ。

まず、成果だが
12日はコクワが2♂。
13日はコクワが2♂。
14日はコカブトが1♂。

何ていうか超絶ダメダメ成果。
12日のコクワは1頭は良いサイズが採れたし
14日のコカブトは案外嬉しいんだけど、ミヤマとヒラタが採れないのは哀しい。

恐らくではあるが、ミヤマはまだ早い。
気温は悪くないはずだが、あと何日か待たないとダメだろう。

ヒラタもまだ早い感じがする。
いそうな洞はコクワしかいない。


6月は採集月間ということで
また、18、19、20日で休みをとったが、まだ早そうだ……
よくよく考えれば、昨年も7月から採れるようになった気がするなあ……

ただ7月は6月の反動で休みは……

材割幼虫の飼育近況

3月27日に山梨県韮崎市穂坂町三之蔵で材割採集したオオクワと思われる幼虫の
♀個体が近々、羽化しそうな雰囲気になってきた。

現在、3頭の♀がサナギになっており、そのうちの1頭である。

恐らく明日にも羽化するであろう。


しかし、採集時の予想はあたっており1♂3♀であった。

貴重な♂はというと、ここ数日で蛹室を作った。
全ての個体に言えることだが、蛹室をボトル底に作ってしまった。
♀は小型なのでそのままで羽化できるだろうが、♂はひっくり返すことにした。

サイズ的には恐れるに足らないのだが
初の念願の自己採集オオクワの羽化である。
流石に緊張する。



他の種類の自己採集品の羽化の話題であるが
オオクワを採集した同日に比較用で持ち帰ったコクワは48mm程度で羽化した。
山梨のコクワはデカく材割新成虫も45mmを超えていたし、潰した♀もでかかった。
3月14日に富士川河川敷で採集した幼虫は多くがノコで、コクワも混ざっていた。
どうやらヒラタ成虫を得られた為に幼虫もヒラタだと勘違いしたらしい。
以前ノコをやったことがあるので、菌糸ボトル内で変な移動をして気付いたが
流石にあまりよく観察しないで決めつけたのはよろしくなかった。

で、ノコの羽化サイズだが、今現在羽化しているのは♀のみ。
♂はこれからだが、だいぶ小さい。
ヒラタだと思ってオオクワで定評ある菌糸に投入したのが失敗した。
大歯型は無理そうだ。
悔しいのでもう一回やろうかと考えてしまうほどだ。

ヒラタに話を戻し、安倍川で材割した個体は全てヒラタで羽化してくれている。
♂は50mmはオーバーするが、さすがに1発がこない。
50mmオーバーは河川敷で採ると感動ものだが、飼育だと感動は薄い。
自己ブリでまず60後半が出せたら、少しは感動できると思う。

しかし、すぐに使える種親がいないので大きいヒラタはまだまだ当分は先の話になりそうだ。

飼育容器の移行

最近は飼育記と採集記ばっかりだったので
久しぶりに用品ネタでも。

用品ネタは唸るほどあるが、今年変更していく点を1つ。

成虫管理用容器であるが
クリアスライダーの使用を辞めて、コバエシャッターへ移行することだ。
2013年種親候補から♂は小、♀はミニで管理することにした。

もう既に移行しており、2012年に使用して2013年の構想に入ってる3♂と
今年羽化した2011年久留米2番の♂80以上♀53以上はコバエシャッターにて管理している。
今後、補強する個体もコバエシャッターで管理していく方針だ。


さて、移行の決め手だが、クリアスライダーは優秀な容器だと思われた。
コバエは入らない&保湿性が高い以外にも
透明度は高く観察がしやすく、程良い大きさで
かなりの数を重ねても安心というメリットがあった。

使用開始、確かに良い手応えを得られていた。


しかし、使っていく中でデメリットもいくつか見られた。
まずスライド式フタだ。
これは最初、従来型からこのスライド型へ慣れれば問題ないようと思われた。

が、使用を重ねるとフタとケースの接地面が汚れ(主にし尿で)
スライドの滑りが悪くなり、最悪かなりの力でスライドさせなければならない。
しかも、フタは結露しやすく、力任せにスライドさせると床に垂れる事もある。
床を拭く作業、これは意外とイライラさせる。

しかし、まあ、これは許せる。

許せないのはもう一つのデメリット。
余所様のブログでも見たことあるが、
この容器はオオクワ系だと大顎の先が欠けやすい傾向があるように思われる。
恐らくフタの溝がクセモノなのだろうが、
ケースの高さが無いのも致命的だと思われる。

うちでは、タイクルビ、東ジャワパリーで何頭かやられ
最近では2012年久留米7番(昨年購入のマツノ11番81mm)を派手にやられた。
顎欠けも結構酷いと、かなりガッカリする。


昨年あたりから移行を考えてはいたが
ケチって我慢していたが、今年の羽化で決心がついた。
新成虫でやられると、「くそーっ!この腐れケースが!!」って多分、
ケースを叩き壊してしまうので。

移行先であるコバエシャッターは消去法で決めた。
対抗馬一番手のスタックは、あのフタの溝が洗いにくくて嫌なのである。
デジケースは通気孔が詰まったら洗いが大変なように思える。
その他のケースもパッとしない上、コバエが入らないようにするには一手間いるという。
昔ながらのプラケはモロ手間いるので論外。

コバシャは価格がネックだが、今までの使用感では1番無難と思われた。
容器のサイズは、♂は少し悩んだが80mm以上の使用を想定して小にした。
容器サイズは今までより大きく、価格もネックだが
虫をカッコ良いまま飼育することを優先した。



そんな感じで、今年はなかなか手をつけない容器の移行に踏み切った。
前回、クリアスライダー導入以来であるが
菌糸代や種親代を優先して、最もケチってきた部分なのである。

我が家の成虫管理用容器の変遷は
10年前、ブリード開始直後はプラケ主体で
8年ほど前にスタック(♂はミニ、♀はS)へ移行、
2年前からクリアスライダーを導入し
今回、コバエシャッター主体へ切り替えとなる。

流石にプラケは引越し時にフタの劣化が見られた為、全て廃棄したが
スタックは引越し後もメインを張り、クリアスライダー導入後も
♂での使用数は減ったが、Sは♀の容器として最前線を張り続け
未だに8年前のスタックSが本格的な更新をせぬまま現役を張ってしまってきた。

一重に物持ちが良い訳ではないが、勿体ないので
ケースが多少劣化しようが、曇ろうが使うのであった背景がある。


今回のコバエシャッターは小を25個、ミニを25個調達。
当然、全ての個体はカバーできない為、
多くの♂がクリアスライダーか1400ボトルで、♀はスタックSか800ボトルでの管理となる。

2番手以降のキープ用ならば1400ボトルと800ボトルが優秀な気がしてしまうのである。
何故なら、いざ洗うにあたってもベチャグチャマットをポリ袋に突っ込んで
水場までボトルを持ってて一回ゆすいで便所に捨てて、もう一回ゆすげば終了だし。
四角いケースは角とか結構落ちないのである。




6月10日の外灯回り、翌11日の河川沿い柳洞採集

6月10日の外灯回りと翌11日の河川沿い柳洞採集の2本立てです。

まず、6月10日の外灯まわり。
前回、職質を受けた場所はスルーして、他をあたる。
標高を上げてミヤマ狙いなのだが、コクワばっかり。

気温は前回よりは高く湿度も高めなので、いそうなのだがまだ早いのか……
ミヤマは結局♂が2つ死骸で見つかったのみである。

成果はコクワ3♂4♀とゴホンダイコクコガネ1♂1♀。
コクワは意外なことに♀は今年初。
ゴホンダイコクコガネは初見で2cmに満たない体躯に
カッコよさが凝縮されていて実にすばらしい虫であった。

あと、オオミズアオが発生しており
灯下の賑やかさが大幅に増してきていた。


次に、6月11日の河川沿い洞採集。
まず、今月2日、6日と立て続けにヒラタを採集した洞からまわるが
大型のコクワ♂が入っていたにすぎなかった。

この日は一通りまわるがヒラタは採集できず。
何というか、今年は少ないというか、発生が遅いというか。
まだ、暑い日が少ないからかなあ……


今年はヒラタ狙いにしてもミヤマ狙いにしても
まだ早い印象。
6月下旬になれば確実であろうが、う~む……

えらふすほそあか

唐突にエラフスホソアカを飼育してみたくなっている。

いや、これまでのクワ人生の中で数ヶ月~何年か置きに
あの虫を飼育したくなるのだが結局、入手してないのである。

昔から安かったのだが(最も入手できるのは大半がトルンカートゥスなのだが)
中学~高校時代の自分には温度管理の面で諦めてきた経緯があり
現在は確実にしかも年々安くなってく傾向のエラフスが手に入るのだが
オオクワだけで手いっぱいになりつつある状態で
毎年見送ってしまっている。


エラフスってたびたび思うけど、あれでオオクワみたいに
サクッと幼虫がとれて、菌糸に入れときゃまあまあのサイズになるって感覚で
飼育出来てれば、絶対にメチャ人気出てたと思う。

どっからどう見ても中二要素があふれ出たスーパー中二形体してるし。
メタリとかインペラもカッコいいんだけどエラフスには敵わない。

どっかの雑誌のギネス審査みたいなコメントだが
エラフス90mmをオオクワ70mmくらいの感覚で出せたら良いのだが。

カッコいいクワガタムシを厳選しろと言われたら
100mm級のチタヌス、ギラファ、マンディブ、ブルマイスター、
フォルムが際立つタランドゥス、ウェストウッディー、フォルスターキヨタミ、
この辺は頭に浮かぶが、やはりエラフスが最有力だ。

100mm越えだし、どこにもくるいの無い流線形フォルムのうえ
色虫としても美麗種だし。


こんなにも、エラフスのことは買っているのだが
結局、毎年入手は見送っている。
そして今年も見送る予定だ……

見送って後悔するかもな~……

やらなきゃならぬこと

2012年久留米の1本目投入をあらかた終わらせ、
溜まっていたボトルやケースの水洗もして、
2011年久留米の羽化個体の掘り出しもある程度やって、
ひと段落中ではあるが、まだやらねばならぬことはあるという……


そう、当方はオオクワ好きブログであり、国産だけにかまけてる飼育屋ではないので
外国産オオクワの世話もしなければならぬのである。
忘れかけていたインドグランの1本目投入をしなければならぬのである。

昨年までのブリードのタイミングをあえてずらす方法なら
こんなにも忙しいのが重ならなかったんだけど、今年は重ねました。

おかげで単純に飼育で忙しいだけでなく
菌糸がいっぺんに到着して金が一気に無くなりますし
ゴミの日にだすゴミの量もハンパない。

そして、ヒマになり出すとしばらくヒマになり
2本目交換のときにまた一斉に、忙しくなるのではという。



あと、もう1個やらねばならぬことがある。
先日採集したコクワの展足だ。
ちょうど採集と採集の谷間なので、前回採ってから
まだルアーケースに入ったままであるが
さっさと〆ないとそのまま死んでしまう。

コクワの展足は正直飽き気味ではあるが
それでも採集して持ち帰ってしまったからにはきちんと処理してやらねば。
キャッチ&リリースとかコクワと判った時点で採らねばいいのだが
このサイズはまだないとかこの歯型はまだないとか
この褐色味はまだないとか言って結局、ほとんど持ち帰ってしまうのである。

河川敷洞採集なので、灯火ナイターみたいに虫カゴいっぱいに
クソみたいに採れることは無いが、それでも真面目に展足すると疲れるくらいは採れる。

針の備蓄が切れるくらいは採れる。
唸るほどある3号とか4号針を使えば良いのだが
00号と0号針で展足してしまっていると太い針に戻れないのである。
もう、3号以上の針はオオクワを展足する用か上翅を貫く用としか見れない。
3号でコルリとかマダラを展足したことは良い思い出話(無謀)である。



そんな訳で、インドグランの1本目投入とコクワの展足をやらねば。
できれば今日明日でやらねば……




2011年久留米 現時点での羽化報告的な

2011年久留米2番の大型♂はほぼ全て羽化し終えました。

残りの2番♂は昇温後の3、4月で暴れて捨てビンに投入した個体群なので
サイズは期待できそうにないです。
78mmいけばデカイくらいです。

1番も羽化し始めてますが、こちらはハナっから期待できそうにないです。
80mmくらいまでは出るかもですが、アベレージは恐らく2番以下です。


さて、2番の大型♂はというと確実に81mm台キープしそうなのが3頭。
80をキープしそうなのが3頭といったところ。
82はいけませんでした。
81.7~8くらいが最大かな……

♂78.0mm×♀51.0mmの掛け合わせで最大81オーバーが3頭。
余所様のブログを見てると物足りない数字だが
改めて考えれば、大型狙い初年度のブリードで目標である80は突破できた。
手探りの状態でクリアできたのは大きい。

2012年ブリードの種親は2011年に比べて大補強をしたので
これは早くも来年が楽しみです。


♀については現時点で53mmオーバーは2頭。
50~51mmが一番多く、たまに小さいなと感じると49、
ちょっと大きいなとおもっても52と言った感じ。



さて、羽化早々でちょっとせっかちですが
2013年ブリード構想に2011年久留米2番を種親に入れることを練っています。
まだまだ解かりませんが♂は81mm台の中の1頭、♀は53mm台の2頭を使おうと思っていて
インはやらない方向で、いずれの個体も補強個体とアウトでいこうかと思っています。

せっかく自己ブリード個体が出来たので、ギネスを狙うにはちょっと
胸を張れるサイズでは無いですが、良い血統に育ててみせます。
全て補強で固めた2012年ブリードに比べれば
自己ブリードも混じる2013年ブリードは気合の入り方が違います。

2013年ブリードの種親は自己ブリ羽化個体と今後の補強個体、
そして2012年ブリード種親の中でもずば抜けた1、2番の種親♂83mmと
5、6番の種親♂82mm(実測83mm中盤以上)を構想に入れた
自身最高の布陣で臨む予定。
もちろんカギの一つ、良い補強が前提になりますが……


羽化個体の写真はもうボチボチしたらアップしていく方向で。


6月7日の河川沿い柳洞採集

6月7日の採集記です。

暦の上では最盛期の入りのはずだが、気合だけで
気温とかは全く煮え切らない感じの中
洞採集に行ってきました。


まずは前回、越冬ヒラタ♂を採集した柳から。
洞をライト片手に覗くと、明らかに光沢ある上翅が
ライトの明かりを照り返してきた。

「コクワでない。ヒラタだ。」

掻き出し棒でひっこ抜こうとする。
この時点でチビヒラタ♂と断定し強引に抜き出す。

が♀であった。
強引に抜いたため、ちょっと上翅がずれてしまった。
家に帰ってから見たら、キレイに上翅が閉じてたが
こんなこともあるから丁寧に抜いてあげよう。

しかし、非常に希少なヒラタ♀を採集できた。
ヒラタ♀の実績は昨年は夏季採集で1頭、今年の冬のヒラタ掘りで新成虫3頭を採集したが
♂に比べりゃ全然少ない。
材割で無いと普通はほとんど採れない。
昨年の1♀は非常に運が良いと判断し、標本にする前にブリードしたほどだ。


まあ、とりあえずは、これでヒラタは2012年夏季採集で3頭目。
2012年全体で7頭目(成虫のみで)


他は新ポイント開発もしてみたが、コクワのみの成果であった。
赤みの強い個体も採集できたが、まあ、他はいつも通りのコクワだった。


今回のヒラタ♀は新成虫か越冬個体かは微妙な感じの個体だが
全体で見れば、まだヒラタの発生はしてないと思われる。
今年は遅いのか……
6月も下旬になれば確実に出てくると思うが、それまで苦労して
採集せねばならぬというとな~……



余談ではあるが、つい先ほどまで外灯採集に行ってきていた。
良型のコクワ♂1頭しか採れなかったが
自分がお巡りさんに捕まってしまった。

単なる職質であったが、その後はテンションが下がってしまう。
体力勝負の洞採集に比べ、集中力勝負の外灯採集では
一度下がったテンションを元に戻すのは難しい。
サクッと見回りだけして帰ってしまった。





2012年久留米 1本目投入ほぼ完了

お久しぶりだなと思って、前回更新をチェックすると5日ぶりの更新。

どうしても、夜勤の間は更新が滞ります。

だって、朝帰ってきて採集した虫を展足したり
飼育作業したりしてるとどうしてもキツイもん。

特にこの時期は展足数も多いし
1本目投入が重なってきてるし、休日の採集の筋肉痛も相まって……



……まあ、そんなこんなで、ようやくほぼ終わらせました。
2012年久留米10ラインの1本目投入。

ほぼというのも、まだ孵化してこない卵があるから。
割り出し後1ヶ月程度経っている為、孵化しないと思われるものの
貴重な1番が4卵と9番が1卵なのでとりあえずしぼむまでは孵化待ちにしときます。

それ以外はみんな終わらせてます。
150頭をオアシスMS、71頭をHS800、50頭をLEVIN-SP800、
11頭をLEVIN-GSP800へ投入済み。
合計282頭という体制となりました。

この数字は、予定数200を大幅に超え
余裕を持って予約した菌糸250本をも超えたちょっと想定外な数。

卵が落ちた為、300は切りましたがそれでも多い。
1本目投入時、1日で100頭以上を投入した日もありましたが
なかなかの地獄でした。
インパクトドライバーで投入穴を開けないと1日でHS800を71本は死ねます。
サジとかスティックでチマチマやってて耐えられるのは最初の30本まで。
あと投入後にラベルを書いて、個体ナンバー、親サイズ、年月日をチェックし
1本1本貼って、飼育ノートに詳細を記録する作業も最初の1ラインで飽きます。

たかだか300頭未満でこれなので
2000頭とか3000頭ブリードする人は余程のマゾなのか
精神が仙人とか植物の域に達しているとしか、自分には思えてなりません。


まあ、何とか終わらせることが出来たのでしばらくは採集と展足に集中できます。
補強は7月以降なので6月は採集三昧の予定。
8月中旬からは、2本目交換という地獄が待っています。

初齢投入用の穴はインパクトドライバーでいっきに終わらせましたが
3齢用の穴ってどうするべ?
直径50mm程度のドリルビットってなると今のインパクトドライバーでは無理だし
今のドリルビットで穴を広げるのが一番早いか……

2本目はオアシスLが60本と♀用のオアシスMS90本、HSのほうも
1400を30本程度(残りは800)頼んで財布もキツイですが
交換そのものもなかなかのキツさになりそうです。


もう、この時点で泣きごとですが、来年こそは200頭に収めよう……

ああ、休みだし現実を忘れて、採集に行ってこようか。

6月2日の河川沿い柳林洞採集記

6月2日の採集記です。

この日は仕事上がりに河川敷へ直行。

あんまりグズグズしてると土手を閉められるので
急いで、いつもの第一ポイントへ。


しかし、このポイントでは採集できず。


気を取り直して、閉めだしを食う危険性は低いが
土手までたどり着きにくい第2ポイントへ。

しかし、土手に続く道に車が通せんぼ。

諦めて上流側に向けて車を走らせ、対岸側に渡ろうと
橋を走らせると、対岸側に柳林があるのを発見。

柳林を見つけても、この流域は良く整備された河川敷のグランドが
近くに無いと土手に出ることがなかなか出来ない為
苦労しつつも、どうにか土手まで車を運び駐車する。

突発で見つけたポイントへ車を近くまで運ぶにあたっては
何度も突き当りにぶつかるのがデフォだが根気よく粘って土手に出るしかない。
しかも土手の入り口に侵入できないようチェーンして
さらに駐禁の看板にあることが多くイライラするがこればっかりは粘るか
遠くから歩くかバスを使うかのいずれかだ。
バイクを使えば最高なのだが、原付以外は乗ってはいけないし
所持もしてないのでバイクの選択肢は今のところない。

しかし、テロ対策ということだが
地元の年寄りの散歩コースにしか使われないような土手を
海の岸壁みたいに簡単に車で入れないようにしてしまってるとは。


でまあ、苦労しつつも進入経路を見つけ土手に乗せ駐車。
堤防下の柳林に下る。

巨大な柳が多いうっそうとした林よりも
少し若い柳主体で風通しと日当たりのある林のほうがクワガタがいる傾向が
ある気がするが、思った通りの柳林であった。

人が入った形跡が無く、獣道が非常に歩きにくかったが
重機が入って伐採された悲惨な状況なホームグランドに比べれば
手つかずのほうがまだ良い。

クワガタがいそうな洞の多い木というのは
得てして林の真ん中側ではなく端にあることが多いが
この柳林も典型的なタイプで流域沿いの柳林両端に良い木があった。

まず上流側の洞が空いた柳からはヒラタの越冬個体が得られた。
まさにヒラタの洞って感じな入り口の割に内部が広く湿った大洞であった。
抜き出しは思ったよりは簡単にいき、今期洞採集2頭目(冬期材割新成虫を含めれば
6頭目)となるヒラタ成虫を拝むことが出来た。
しかし、今年発生の新成虫でなく得られたのは越冬個体であった。


次は下流側の素晴らしい洞が何か所も開いた柳を調べる。
オオスズメバチが頭上を飛ぶ環境だが
個体数が少ないのと定期的に木を離れるのを確認して取り掛かる。
いざとなったとき怖いので木を登るのはやめ、
伸縮ハシゴで高い箇所の洞をチェックしようと、ハシゴをとりに車へ戻る。
スズメバチが木を離れたらハシゴを登り洞に取りつき右手に掻き出し棒
左手にライトでクワガタを抜き出し、常時、耳でスズメバチの羽音に
警戒するという高度な作業を要されたが、洞が多く苦労する。

そんな苦行を押してまで得られたのはコクワ4頭であった。
洞はパーフェクトなのだが、ヒラタがいない。
まだヒラタは新成虫は発生していないのだろうか……
なお、コクワは新成虫のようである。


柳林を移動中はめぼしい木が無く、小さい柳の小さい洞から小さいコクワを
1頭抜き出すだけに終わっている。
まさにコクワ天国なのだが♂ばっかりである。


数でいえば、今年の洞採集最多にはなった。
それよりも新ポイントを発見したのが大成果となった。

しかし、今年はヒラタ洞採集には苦労している。
まだ新成虫が発生してないだけっていうのならば良いのだが……

家の展足用の発泡スチロールブロックはコクワの磔でにぎわっているが
ヒラタでいっぱいにしたいものである。



画像は、本日の成果。
DSCN9982


ちょっと細めのヒラタだがコクワと比べりゃ存在感はやはり違う。

6月

6月になってしまった。
今年は3月以降、クワガタ関連は例年になく忙しい(充実してる)が
まだしばらくは続くというか、採集本番の季節になって
より忙しくなることが予測される状態。

採集は、何といってもヒラタとミヤマ。
スジが入ってくると最高。

飼育は2012年久留米の1本目投入は上旬にはほとんど終わらせる予定。
そうすれば、とりあえずのひと段落で温度を気にする日々に戻る。
今月はどの飼育種にしても羽化個体が多そうだが
手がつけるところから掘り出しという感じだ。

一番楽しみは現在、サナギの自己採集オオクワで
先月が久留米の80mmオーバーならば、自己採集オオクワは今月の目玉。


また、今月からいよいよ、来年のブリードに向けての準備を開始。
まだ、自前でブリードできるほどのライン数もないので
補強をしなくてはならない。
恐らく、今年の補強は自分にとっては史上最高の補強となりそうだ。

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プロフィール

庚午 虫蔵

Author:庚午 虫蔵
久留米専。
自称
「最後のクワガタ狂世代」
の足掻きです。

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