昨日発売のBE-KUWA44号の書評のような何かです。
今号は実に7号以来9年ぶりというオオヒラタ特集。
巻頭の解説やプレートを見比べてみますが
当時?とかよく分からない状態だったオオヒラタ群も少しは解明されたようです。
朝鮮半島に分布している亜種ツシマヒラタは
個体群をソファルトヒラタと亜種分けし、分布も黄河以北ということになっていたし
妙な形のウンナンヒラタも亜種分けされてたり
和歌山産ギネスヒラタと外見が良く似たベトナムヒラタは亜種分けされてたり……
藤田氏や土屋氏が「問題の多い」「悩ましい」と書いているが
石塚氏の採集記を読んでみると、輸入量の割になかなか難しい種なんだなあと。
しかし、採集記を見て思ったが50~60mm程度の本土ヒラタでさえ
洞から引っ張り出す際は時として信じられない力を要するのに
オオヒラタを洞から引っ張り出すなんてメチャ難儀だと思いますね。
無理やり力任せにピンセットで顎掴んで引っ張ったら顎抜けちゃうかもw
次はちょーっと飛んで、ヒメオオ飼育法。
自分の中では攻略されてほしいような、でもされてほしくない虫ですが
このままいけば上手い人はどんどん攻略していずれは野外品最大級に肉薄するんだなあと。
完全攻略してしまう前に自分も手を出してみないとなあ。
とりあえず、顔見せついでに毎年ヒメオオ売ってくれてるショップに行こうかな……
ヒメオオと次は、数年前までお楽しみだった森田氏の連載をすっ飛ばして美形コンに。
冒頭次ページの賞品がどんどんしょぼくなってくなあと思いながらも
次ページを開いてみる。
時代の流れか非常にナチュラルな実に国産らしい個体が優勝していた。
次にホーぺだが、ホーぺはもはや人工物。すげーなって個体じゃないと勝負にならない。
入賞個体、特別賞、応募個体と次々とページをめくるが
国産の応募個体がたった1ページ半。しかもでっかい写真で。
流石に目を疑う。
ホーぺの応募個体も見るが、次のページで終了。
下に何か書いてあるぞと目を通すと、何か重要なお知らせ。
個人的には、無くなってしまったら寂しいと思うが
散々、小遣い稼ぎに利用されてきた美形コンテストはもうお役御免というのも
それはそれで悪くは無い気もする。
さて、次に行くが、次は前回の座談会の続き。
これは自分は山梨しか知らないが「ああ~っ」って思うこともあります。
多分、採集しない人にはどうだって良い記事です。
自分も採集してない頃は離島採集のバカ話なんて
見るだけ無駄な扱いでしたし。
お次はゼロから始める巨大オオクワ上級編。
内容的には昔と比べると確かにグレードはアップしてるが
国産オオクワの飼育法の根本はそんなに変って無いので
国産オオクワだけしかやらない人以外は多分飽き飽き。
個人的にはヒメオオのほうが「うおーっ」ってなったかなあ。
んで、次はまたまた重要なお知らせ。今度はギネス。
上から目線の凶悪査定&コメント(「厳密」な評価らしいが)で不評を買ったのか
もう少しゆるやかな審査にしていこうかというらしい。
まあ、確かに前回までのやり方だとティタヌス系はみーんな、
「ティタヌスはまだまだ大きくなるからなあ(なる気がする)」って言って
評価得づらい状態だったし。
内面、「もっとデカイの来ないと俺の心に響かねぇんだよな」って思っても
「おおっ!でけーな。次世代も期待してますので」とかコメントつければ良い気がするが。
まあ、自分はギネスに縁が無いのでこれくらいにしましょう。
そんなこんなで掲載を一通り見終え、あれよあれよで横丁。
誌上調査の挿絵を見ると春限定のはずのリュードルフィアさんが……
今回のノコの虫言葉はむずかったなあと思いながら
次回のお題を見ると、今度のはまだ簡単そうなお題。
自分なら、オオクワで1に兄弟及び親サイズ2に血統背景、3に長さかなあ。
バランスとか表面は良いに越したことは無いけど
太さは別にそこまでいらないかなあ。
次号はいよいよギネス号か……
オオクワが更新されるとしたら87.6mm以上。
まじ、パないな。
37g以上を完璧な流れで羽化させなきゃならないなんて……