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ゼリーの考察

EXCEED CRAFTさんよりゼリーが16g500個、18g400個届きました。
パワーホワイトとパワーブラウンとがありますね。
うちはホワイト派です。
ちなみに菌糸買った時のおまけは基本ブラウンなんですよね。
ブラウンは何か使い勝手の感じが好きじゃないです。

ゼリーはこれだけ買っても
真面目に週2で成虫管理してたらすぐにストック切れます。
ですので、種親や予備以外はかなり適当ペースで交換します。

こまめに管理してる分なら良いのですが
うちみたいにカラを気にせず16gを♂に使うとダメですね。
2~3週間ぶりに対面すると顎をカップに突き刺して
「オイ!オメェ!!メシが切れてっぞ」と捲くし立ててきます。
コレを取る際に挟まれると痛いです。
嫌な角度で突き刺さるとシャレにならないのでハードカップの18gを使いましょう。

♀はというと基本、食いが良いです。
3日でカップにかじりついて、ボロボロにすることすらあります。
EXCEED CRAFTさんのにしてから空カップは圧倒的に増えましたね。


ゼリーについては過去、フジコンや奈良オオとか
使いましたがもちに難ありだったり食いが悪かったりで……(良いロットもたまにあったが)
PCファーブルのゼリーは良かったが腐ると強烈だったなぁ(オマケに高いし)
ベロベロとかバリバリはいっときメインでしたが
食いの個体差が激しくて食わない個体は全然食いません。
生きているのが不思議なくらい食いません。
オオクワキングの乳酸パワーもまたメインだった頃がありますが
ザ・オオクワ系と同じ特徴で、かなりの数をほとんど手つかずの状態で
交換しなければならないのであまり好きになれませんでした。
その他にもお試し感覚でいろんな銘柄を袋買い(50~100個入り)して使ったことがありますが
どれも定着はしませんでした。

とりあえず、高温多湿だとどのゼリーも食いが良くなる傾向がありますね。
25℃くらいにするとはっきり差が出てきますが。

あと、冬眠明けは食いが渋る個体が出るので
マットをガッツリ減らしてバナナ与えます。
マット減らすのは基本ですね。
バナナは師匠のテク。

ちなみに12月くらいまでは食う個体がいますが
食いだしは常温だと3月中旬になっても食いださない個体が出ます。
常温管理時代はほとんど食ってない活動してないんじゃねっていうペアを使って
4月に産卵させたことがあるので、産卵自体はするんだなぁと思いましたが。

まあ、来年は5月から産ます案配にしますので、例年ほどはせかせかしそうにはありませんね。
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2012年久留米の近況

♀の最大サイズ更新です。
1本目で4ヶ月近く引っ張ると流石にこのサイズになりますね。
DSCN0077.jpg
血統番号は10番。
10番は♂も優秀ですが、♀も16g台3頭で平均約14.7gですからうちでは優秀です。

ちなみに、他の番号なら4ヶ月引っ張っても13g台とかいます。
特にインラインの6番は大きいのもいる半面、小さいのもいます。
6番に関してはなんか気難しいところがあるのだよん……


あと、オアシスに入れた個体群の食いがほんとに良いです。
DSCN0078.jpg
上の2本は特に食ってるビン。
まだ、交換後1ヶ月半というところ。
八方に食痕が出ている為、暴れのように見えるかもですが
どうも1本目の食い方と同じ傾向でガシガシ食ってるような感じです。

交換時の幼虫体重から行くと完全に成長期で交換した為
まだ1本目のノリでガツガツいってるのかなあ……
マツノさんのところでも、2本目が2ヶ月程度とかいるようですが
やはり食いあげてしまうようで……

オアシスは添加物のカロリーで太らせるというより
単純な食事量で大きくしてる感じなのかなあ(その分、培地が幼虫がホダ木で食いやすいとか)
オアシスの移動食いに対して、HSは食痕でませんね。
HSは交換の安定後はひたすら中央で居食いし、スペースを拡大しながら
ボトル側面に食痕がでる傾向が多い気がします。


あと、今年の手詰めのLEVIN-Gはどうも失敗です。
ボトルの状態も昨年と違う感じはしてましたが、血統別でいうと6番が明らかに挙動不審で
カビボトルにしていってます。
昨日も2本カビさせて落ち着きがなくなってしまったので
交換しましたが、ひとつは27.0gから24.6gに減量していました。

他の番号はまだ落ち着いている様子ですが
最初からあんまり良い状態のボトルでなかったのでちょっと不安ですね。

血統とか産地物の前回の追記

前回、産地物のことを書きましたが
書いた自分で気になったことがあったのでまた書いてみようと思う。
どちらかといえば、産地物というより血統物という感じなのだが。

今一番、熱い血統は能勢YG、次いでマツノ系の久留米、3番手に川西。
そしてマツノ系の祖父江、城島。
佐賀の中原なんかも素質は十分ありそうな感じです。

ただ、上記のはあくまでこの産地だから大きくなるのではなく
ブリーダーが大きくさせていった血統物。
能勢YGに全く関係ない能勢ラベルを入れてもなかなか上手くいかないでしょう。
半分は大型の血なので良い成績になるかもですが。

久留米が来る前までは佐賀とか香川でデカイのが来るとかありましたね。
その頃はどこのHPでも東北産は顎や頭部が貧弱で尻でっかちのカッコ悪い産地扱いでしたが……
ただ今から9年前に出たBE-KUWA8号のプレートを見ると
秋田産のは本当に良い型をしています(別に秋田のが全部カッコいい訳ではないですが)
当時はガッチリ体躯で湾曲顎の九州産ベタ褒めでしたが、月日を経て
改めて東北産は評価されてきていると感じます。

極太、キワモノ産地、大型とどこかブーム的な人気で牽引されてきたオオクワガタも
自己採集からの累代という各々の拘りの時代も来てると思います。
愛着持って育てている、そんなブログやHPは好感持てますし更新が楽しみでならないですな。
もちろん、ギラギラとギネスを狙う競争心全開のスタイルも好きですが。

アンテブームやホペイブームの頃の新産地ならば手に入れて知識は人に負けたくないとかの
スタイルも今となっては笑い話ですが、あれはあれで古き良き時代という感じです。
師匠やたまに行くショップから聞いた、グランとか各種外国産の入り始めの頃の入手話も面白いですし。
まあ、その手の話は大体がオチ付きの失敗談に終わって
でも得した人がいてって流れになるんですがね。

しかし、そのうち自分の購入談も笑い話になるんだろうなぁ……(家内には恐ろしくてとても言えません)

野外品の飼育記追加、山梨県韮崎市穂坂町三之蔵

今年羽化なのでブリードは来年になってしまいますが
自己採集品のオオクワの飼育記もつけようかと思います。

DSCN0075.jpg
♂画像は何気に初公開ですね。
62mmはあります。
3月27日採集で4~5g程度の幼虫が夏にこのサイズで羽化したので上出来かな……
大歯ですし、非常に国産らしい形です。

1つのクヌギの切り株から3齢で4頭採集し、♂はこの1頭。
残りは♀で無事に3♀羽化しました。
♂に不幸があると立ちいかなくなりますが、♀に関しては余裕がある為
来年のブリードが楽しみです。

さて、最近は産地物ラベルというと北陸や東北(ついでにいうとちょこっと九州)が増えて
ちょっと前に見た対馬や北海道の極地ラベルが減った印象がありますね。
対馬や北海道は疑惑の声も多少あって、自分も出回り始めは
青森・長崎あたりで別に良いじゃんと思っていたりしたことが……
東京ラベルはキワモノ感が……
あと地元の静岡ラベルはマツノさんが富士宮やんなくなっちゃったからか
簡単に手に入らなくなってしまいましたね(明らかに放虫な個体はよく採れるらしいが)
形が良いと根強い人気があった岡山・愛知・岐阜あたりも見なくなったなあ……
千葉とかも近くのショップで見なくなったし。
3大産地も例外なく、YGでない能勢産ラベルも……
山梨と佐賀も採集の話は年々聞かなくなりますし。
阿古谷は極太マニアには未だに需要があるようですが(近隣の肝川とも巻き添え食ってたな)
人気はギネス系大型にとられ、国産扱いもされない可哀想な子になってしまいましたし。

ほぼすべてのクワカブの人気は下がっていく中で
国産オオクワは大型ブームが長続きしていてまだまだ続きそうですが
20世紀末からの一連のクワカブブームの最後の砦感も漂っていると自分は感じています。
まあ、ブームが完全に過ぎ去っても好きな人は絶対に残るし
その時は愛好家各々で愛着ある虫が残ってくるんじゃないかなと思っています。


自己採集品を自己ブリの久留米と並べてみました。
DSCN0076.jpg
81.5mmとの比較です。
自分が始めたくらい(2000年前後)に始めた人の多くが
最初は65mm前後の♂をつかむことが多いんじゃないかなと思います。
ブリードで70出して満足に浸っていたのが、
今では80の時代。
今始める人は当時65mm買う値段でいきなり75mmというステキな時代。
90年代なら70mm買う値段で83mmが買える時代。

これからもどうなっていくのだろうか……

たまにはオオクワとかヒラタ以外の飼育状況でも

5月26日に採ってきたルリ系幼虫が羽化したので、掘り返しました。

ホソツヤは未確認の地で立ち枯れから出したので確信してましたが
案の定、オオルリでした。
しかも、♂が多い……(材割で新成虫出すときのスコアは普通♀のほうが多いのに)

現地のブナグレー材粉砕マットでワインセラー21℃管理しただけあって
大歯がでましたが、一番うれしいのは♀の濃紺ですね。
しかし、屋外で見るルリは素晴らしいものです(ウカウカしてると飛んじゃうけど)

画像を載せたかったですが、手持ちのデジカメでルリ系は……
標本ですら満足な写真が撮れないのに生体はまさに無謀で……
何かカミキリムシとかヘタすりゃゴキブリのような何か。
クワガタ成分の触角はブレとボヤケで意味不明だし
ルリ成分の体色は何か黒ベースに怪しく青風味が混ざる程度で
とてもルリの良さは出ないし……

まあ、とりあえずは羽化してくれて良い刺激をもらえたので良いとしましょう。
秋のルリ狩りももうすぐですね。


さて、話を変えて頂き物のクロハナムグリが産まない……
理由は何となくこうじゃないかなという感じで、本日セットを組みなおしましたが
1頭死んでしまっていて4頭になってしまいました。
相変わらずオオクワ・ヒラタ以外は産ませるとこからヘタっぴです。

頂き物で上手くいかないのって嫌なんだよなあ……




2012年久留米 2本目交換 ♀の状況

DSCN0034.jpg

今シーズンは♂が多いですね。
先日も1♂追加してしまいました。
♀だと思っていたボトルが4ヶ月近く持ってしまいまして
掘り出してみたら28.4g。
♂用の交換用ボトルがあったから良かったですがまだいるとは思ってもいませんでした。
これで145♂目。28g以上は22頭目。


さて、♀はというと今シーズンは2本目では15gいけば大きいという感じ。
最大は16.2gで次点は16.0g。
最大個体は昨年の3本目での最大個体と同等サイズですが
2本目で来ているので、まだまだ伸びしろがあるかもしれませんね。

全体的に見ても昨年よりは確実にアベレージは高いです。
ただ、巷で話題のYGには敵いませんな。
♀でこの時期、18とかそれこそ20に迫らん馬力には敵いません。
インドグランでも18gそこいらが精一杯ですもん。


まあ、♀も2本目でもう少し大きくなってくれるはずです。
15gが16g台、16gが17gになってると良い感じですがね。


標本の展足覚書

今回は自分の展足手順を書きます。

前に書こうとしたときはコクワの展足でやろうとしましたが
デジカメのマクロが追いつけず諦めました。
しかし、ここ最近は少し大きい虫の展足をしており
自分のデジカメでも何とかマシな撮影ができるようになったのでようやく手順を書けます。

で、今回展足される虫はインドグラン。50mmはある個体です。
本当は♂で紹介するのがメジャーな気がしますが、♀は触角と前脚が交差しない為
見やすい紹介ができるので♀で紹介します。
なお、うちでは♂も♀と同様の手順・針の打ち方をします。

では、まず発泡スチロールに溝を掘ります。
DSCN0061.jpg
BE-KUWAの標本記事参照でカッターで掘ります。
別に何のこともありませんが、浅いと安定しません。

溝に虫を置きます。
DSCN0062.jpg
サイズが適合していれば、この時点でぐらつきはかなり少ないです。
大顎は開き気味で各脚と触角がきちんと出ているようにします。

キチンと座っていることを確認して、前胸と上翅の間に
細い針(無頭00~1号)を打ち、固定します。
DSCN0063.jpg
打ったほうがぐらつきが少なくなる気がします。
ここを3号以上の太い針でやっても良いのですが、細いほうが寸が詰まってカッコいい気がします。

次に上翅を左右にクロスで虫体を溝に押えるように針を打ち
頭部の口唇部付近、上翅先端(ケツ先)に針を打ちます。
DSCN0064.jpg
頭部と腹を少し持ち上げ気味にして、寸を詰めることをイメージします。
コレをしないと、頭と腹が下がっただらしない展足になりやすいです。
あと、この時に大顎を開かせて針を打ちます。
大顎をやり忘れて最後に持ってくと大顎を開かせたときに触角や前脚の展足に狂いが生じることがあります。

ここまでいけば、かなり安定してますので好きに脚と触角を展足するだけ。
DSCN0066.jpg
最近の自分の展足は脚をあまり主張させませんね。
むし社の藤田さんの展足が好みですが、実際に作っている標本は
それよりずっとおとなしい展足をしてます。

触角の展足です。
DSCN0068.jpg
片側につき5本使ってます。
4本で済むこともあれば、7本も使ってしまうこともあります。
〆た際の個体差が多いので、ここだけは完全に決まった型ができません。

完成です。
DSCN0072.jpg
左右対象を心がけてますが、まだまだですね。
撮影用なので気合は少し入ってますが、大型の♂のほうがやりやすいかも。


よく跗節がムズイと聞きますが、跗節の扱い方は案外すぐに慣れます。
小さい虫でやればより早いです(ルリ系で鍛えれば、コクワクラスなら自由自在レベル)
それより難しいのは触角。
片方きれいに決めるのはいけますが、両方を左右対称にきれいに決めるのは難しい。
これも数こなして鍛えるしかないですね……

あと、うちでは基本〆た虫は早めに展足してます。
タトゥに入れたら、再展足がメンドクサくて一生そのままでしょうので……
あと、除光液で〆たものより工業用・試薬品問わず酢エチで〆たほうが
死後の軟化が良く扱いやすい傾向が確かにあるような気がします。


話を少し変えますが、自分は他人にまず虫をくれません。
幾つか理由があって以前にも書いてますが今回さらにひとつ。
せっかくの大人の趣味なので標本にして残しておいたほうが
昆虫好きという感じがして実に趣深いと思っているのも一つの理由です。
どうも、「余った虫はいらないから飛ばす」というのは嫌いなんです。

他の方のブログで拝見したことですが、
ギネスオオクワだけでなく、その上のクワガタムシが好きなのか?
クワガタムシの上でいう昆虫が好きなのか?という問いかけが実に良いこと言ってる気がしてなりません。
ここ数年の人がギネスに挑戦できるやっかみもあるのかもな的な物言いなんですがね。
自分も並み居る2000年前後の「外国産ブームを堪能し一回りして引退していく」という
一時代をしぶとくも生き残ってしまい、気がつけば極太はオワコン、時代はギネス狙いの中で
どうにか意地を見せたいと思っていますが、どうなるかは……

勝手な妄想ですが、アンテ全盛時の奇人たちが今のギネスにバリバリで参戦したら
凄まじそうだなあとふと思っています(まあ、知識はあっても基本は金の人たちばっかだったけど)

2012年久留米を育むブリードルームの様子

DSCN0059.jpg

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ブリードルーム、2012年久留米の飼育状況です。
上画像がオアシス部隊。
下画像はラックの上から1~2段がHS1400で
3~4段は手詰めLEVIN-G1800の個体群。

ブリードルームの温度は先日、温度設定を下げて
26℃→25℃狙いとなっていますが、まあボチボチな感じですね。
今後も2本目中にゆっくり23℃程まで下げる予定です。

スペースの状況は、1本目を置いていた時と異なり♂用のボトルがスペースを食っています。
ところどころ空きスペースはありますが、そこは3本目を入荷したときに
寝かす為に置くスペースですね。
スペース面では現状では毎年300が上限という感じですね。


さて、次は各菌糸銘柄別の近況です。

オアシスは投入後1ヶ月以上経過したのが多いですが
食痕が予想外に多く出てます。
あと3ヶ月弱持つのかという状況ですね……

HS部隊は、食痕がまだほとんど出てないです。
とても25gオーバーがいるボトルとは思えないほど、安定後は動きがないです。
HSは安心して最終ボトルに移行できると思っています。

LEVIN-G部隊はちょっと良く分からないところがあります。
ボトルそのものの状態が悪いのもあれば、ある番号だけが交換後に
安定しなかったり、ボトルをたちまちカビボトルに変貌させたり……
ようやく安定してきた感じですが、大きい個体と小さい個体の2極化しそうな予感です。


♂は現在144♂いますが、うち3♂が2本目に馴染めず大幅体重減で脱落確定してしまうという
悲しい事態が発生してしまいました。
期待の面では、今年の2本目交換時の目標である28g以上を達成できた21頭。
期待と不安が入り混じる3本目までの辛抱がヒシヒシと長く感じます。

我慢の時期 展足の秋

今年は自分もそれなりに補強したはずですが
他の方のブログを見てると良い補強をしてるなあと羨ましく思えてしまいます。

あと、2本目交換情報もやっぱ能勢YGスゲェな……としか言いようがない有様。
昨年もそうでしたが、この時期の能勢YGはギネス争奪戦2番手の久留米を
完全に置き去りにしてしまうほど体重乗っているようで。

この時期は久留米ブリーダーは我慢の時期いう感じですね。


DSCN0058.jpg

さて、ここ数日コツコツ展足してます。
やっと40頭というとこですが、まだまだですね。

うちでは国産は最大サイズで計ってますが、外国産は厳しめに計ってますので
標本にすると大抵、生体時測定よりコンマ数ミリ大きい数値になります。
その為、カスカス70のカミジョウが71になったり、74ほどのクルビssp.が75越えてたり……

まあ、展足していて楽しい虫はクルビssp.の♂。
クルビ系は顎開くとカッコいいので基本楽しいです。
クルビssp.は顎を大きく開いて通常通りに触角を処理すると大顎に干渉する為、
キクロみたいに第1節を下げて、第2節のところは直角に処理しています。
ただ、普通に展足すれば別に干渉しません。
大顎をカッと開くともの凄いカッコよさなのでつい作ってるだけです。


さて、とりあえずはクルビssp.とカミジョウの大軍勢はほぼ終わらせたので
次はインドグランとミンパリ。
ブリードルームに成虫を積んだパレットが15枚以上ありますが
7枚くらいまでは減らしたいですね……

しかし、志賀有頭3~6号針がいよいよ欠乏してきました。
3000本くらいあるはずなのでもう何頭か展足できると思いたいですが……

自己ブリ品を展足三昧

ここ数日間、展足三昧です。
自己ブリ品をやってますが、♀が多くて多くて……
カミジョウ、タイクルビ、クルビssp.、インドグランとやってますが
まだまだ多くて、しかもミンパリと久留米の過剰分も手につけなければならないことを考えると
年内にメドがつくのか不安になってきます。

まあ、展足後の乾燥スペースや針のストック的に
あんまりガンガンやれないということもある為、ゆっくり地道に進めていきます。


さて、飼育のほうは初夏に採集したマダラがとっくに羽化して
オオルリも羽化し始めてきました。
マダラは標本目当てで採集して、いつでも標本にできるのですが
まだ気合を溜めてます(気合がないとマダラは展足できない)
オオルリは掘り出しが楽しみですね。


さて、飼育部屋ですが、2本目交換もほぼメドがつき
少し温度を下げにいってます。
10月で24℃まで下げに行く予定です。
1本目は成長期のということもあり25℃を超えるくらいで上限26℃チョイを目安に管理してましたが
2本目は安定期&菌糸の状態と食いを考慮した持ちを伸ばすべく、今期は下げにいってます。

2012年久留米2本目交換

本日、2012年久留米を11本程2本目へ交換しました。
5♂5♀で1頭死亡確認。

これで今シーズン全282本中259本完了しました。
現時点で144♂109♀。
残りボトルは食痕も劣化もほとんど見られず♂ボトルの雰囲気はナシ。
もう♂は多分いないでしょう。

それにしても♂が多かったですね。
多くても全体の4割と予想しましたが、半分超えるとは想像してはいませんでしたね。
♂用のボトルを買い足して、♀ボトルが余るハメになりました。


さて、幼虫サイズのサプライズはあったかというと……

30gがようやく出ました。
DSCN0056.jpg
糞しちゃって30.0g。
許してください。

そして、もう1つ。
DSCN0057.jpg
31.4g!
144番目の♂で最大がきました。

まったくの予想外のボトルから来ましたね……
LV-GSP800から来るとは思いもしませんでした。
食い上げは微粒子のLV-SPのほうが断然良いですし、1本目の伸びはHSに期待していましたし。

ちなみに両個体とも、10番より。
10番はこの2つ以外には、♂全15頭で29g台3頭、28g台5頭、27g台4頭と
我が家では断トツの数字を出してます(1頭だけ22g台がいますが)

我が家では期待の大きさ順に血統番号を振っており
2012年は10ラインやりましたが、その10番がこんな良い出だしになるとは……
銚子さんの80mmとフォレスターさんの48mmの組み合わせですが驚きの一言です。


今シーズンは1本で30gは無理と踏んでましたが、ギリギリ達成できました。
こんなにやって2頭って感じもしますが。
でも久留米で達成できたのは嬉しいですね。

今年最後の大補強

サプライズな補強をしました。
DSCN0052.jpg
DSCN0053.jpg
前回の補強に引き続きメルリンカートさんから直接購入個体です。
♂は今期の久留米界補強の目玉、10番84mm

♀は4番から54mm
86mmが出た09年10番同腹♂と85mmが2頭出た09年11番同腹♀の組み合わせで
血統背景が1番に準じていたのが決め手でした。

♂個体の画像。
DSCN0054.jpg
84mmという数字をさすとオオっ!てなりますね。
昨年補強の10年の2番83mmは83.7mm以上、先日補強した3番83mmも83.5mm以上はあり
サイズ的にはわずかな差ですが、乗るか乗らないかは気分的に大きな差ですね。


実は補強自体は前回ので終了の予定でしたが
どうしても諦めきれず、ダメもとで応募しました。
自分に書けうる限りの情熱的なラブコールがメルリンさんに届いたようで何と当選。

来年のブリードが楽しみすぎてしょうがないですね。
どうしてもとりたいというかとらなければならないラインが多すぎて
楽しい半面、やりがいもちょっと一味違いそうです。
学生時代に年に数ペアしかやれずミスったらその年のブリードができない環境も熱かったですが
(温度管理もしてないので気温的に暑かった)、来年もまた熱いシーズンになりそうです。

これで今度こそ、最後の補強となりそうです(もう金欠だわな)

思わしくない手詰めLEVIN-G

LEVIN-SP800(既製品)→LEVIN-G1800(手詰め)へリレーした
ボトルの経過が思わしくありません。

既に2頭が潜っていかずっていうのがありましたが
本日、さらに1本暴れてしまったのがありました。

こりゃダメだと思い掘ってみるとカビボトルになっていました。
幼虫もすっかりダイエットしてしまい、27.6g→21.6gへ痛い減少。
渋々、わずかな期待を込めHS75-1400へ投入。

完全にダメだなあっていうボトルも出てますが
全体的に見てもあまり思わしくはなさそうです……
普通に成長してくれる個体もいるとは思いますが
なにぶん、今回のLEVIN-Gは昨年(といっても昨年も昨年で……)とは明らかに違う感じがする。
オガ粒子についてはHPにも書いてありましたが、水分の感じとか。

この時期にこんな心配をするとは思ってもいませんでしたがねえ……
3本目の交換の楽しみが減りますなあ。

9月に入り、しばしのクワガタ休日

忙しかった8月も終わって、9月に入ってようやくクワガタ熱も小康状態。
思えば5月から、
割り出し→1本目投入→新成虫の掘り出し→採集&展足→補強の情報収集→2本目交換
と休みなしでした。

ただ、これで少し休憩したら、今度は飼育品の展足三昧です。
撤退のカミジョウとクルビssp.(最近はbabaiか)をビシビシやらなくては。
次はミンパリの過剰個体で、次は久留米の新成虫で、次は……
少なくても100ウン十頭はしめないと、成虫管理がキツくてしょうがないです。
その昔、BE-KUWAの誌上アンケートの飼育頭数でエース級の方々の飼育頭数を見て
こんなに虫に囲まれて生活できるなんて羨ましいくらいのことを思ってましたが
現実、その数字に近付いてくると手間が半端ないことになってきます……


さて話を変えて、2本目交換はすでに佳境に入っています。
本日も13本交換して8♂5♀。
これで247本掘って、139♂103♀(5頭はあの世へ逝ってしまった)
♀ボトルは明らかに食痕が少ないので後回しにしてますが、まあ問題はないでしょう。

それよりも問題なのは、LEVIN-Gの手詰めボトルへ交換した6番の幼虫。
2頭が馴染めず大減量してしまった為、余ったHS800に移しましたがもうダメでしょう。
今回のLEVIN-Gは水分多めで粗め多しな印象ですが「うーん……」な状況です。
主要番号はオアシスメイン、それ以外もHSに半分は入れてるので
手詰めで失敗しても被害軽微ですが、この時期に失敗するのも嫌なものですね。


とりあえずLEVIN-G1800が2本、ほとんど手つかずで空いたため
そこへインドグランを突っ込みました。
3ヶ月交換で1♂1♀。
♂は34.6gで♀は17.8g。
久留米だったら超スゲーですが、グランだったら普通な感じですね。
YGだったら、まあまあと言える数字かな。
グランだと30g越えても頭が大きいのでそれほどでかいと感じませんね。
45gくらいで、国産の30g相当のプリップリになる感じがする。


そういえば、来年の久留米の補強ですがこの前
これで最後的なこと書きましたが、実はまた最後のテコ入れをしました。
また次の機会にでも紹介したいと思います。

オアシスも3本目を予約しました。
♂用のLビン78本、♀用のMSボトル68本。
4ヶ月持たすことを前提とした予約をしましたが非常に心配ですね……
どうも早く食いあげそうな気がして……

クワガタ生活習慣病

採集は危険がいっぱいであるのはご存知であると思うが
意外と飼育および標本にも危険がある。

今回は私が経験していることを挙げてたいと思う。

まず、私のスペックだが
・低血圧・痩せ気味・20代前半・高尿酸値・飲酒量微量・無喫煙・痔持ち
という具合である。

まず、低血圧
これはクワガタの作業全般においてそうだが座りながらの長時間作業が多い。
低血圧だと立ち上がるたびに、立ちくらみをする。
ときどき、戻ってこれないのでは?というくらい長い立ちくらみもある。
菌糸詰めとかしてるときに強烈な立ちくらみにあうと
「アレっ?なにをやるんだっけか?(やったんだっけか?)」ということもざらにある。

次に高尿酸値
良いもの食ってるとかビールの飲みすぎだとはとても思えません。
ただ単にクワ貧でカップ麺ばかり食ってるからでしょう。
痛風は怖いです……
採集は絶対無理でしょうし、作業も覚束なくなるでしょう……

次は座りながらの長時間作業といったら切っても離せない
死ねますね。
治るときはさらっと治るのに治らないときは
ボラ○ノールが効かない……


ここ最近、痔・便秘・下痢・口内炎・吹き出物を繰り返しております。
しかもなかなか治らないという……
夏場に入ってからは食欲も不振気味。
しかも、数日前からこのトシになって中耳炎&外耳炎を患う始末。

夜痛すぎて寝れないから、夏休み終焉の日に耳鼻科に行きましたが
見事にプールでやっちゃったと思われるお子様方と一緒に診療待ちするハメになりました。
診療室からの泣き叫び声&釣られて泣き出す子の声でただでさえ痛い耳が壊れるかと……

そういえば、高校2年のときに水疱瘡になったことがあって
その時も「そのトシになって」と笑われた記憶が……
意識朦朧の中で学校行く前に病院寄ってったら水疱瘡って言われて。
ジンマシンと風邪を併発してるのかな程度で学校に行くんだけど?って聞いたら
「移るから1週間は行っちゃダメだ」と言われる始末。


若さは大切だけど、普通は子どもが患う病気になんでなってしまうんだろう?
まったく物覚えがないのだが……(普通、このセリフはク○ミ○アもらってきた夫が言うセリフですが)


2012年久留米 2本目交換

本日、久留米の2本目交換を引き続き行いました。

大きいので29.4、29.2、28.8と出てますが
LEVIN-GSPからでも小さいと23.8、22.8が出てしまいます。
どうやら30gの大台は意地でも見せてくれないようです。

ちなみに今日も♂だと思われるボトルを狙って交換しましたが
11本交換して8♂3♀。
これで合計131♂。

このままでは、ちょっと想定外の数字になりそうですね。
最初の計画ではオアシスLビン60本、HS1400が25本、LEVIN-G1800を28本で
合計113本あれば事足りるだろうと思っていましたが
オアシスLビンを18本追加して、さらにHS1400を8本追加購入。
そして、ついさっき銚子さんで新発売のHS75-1400をポチりました。
流石にあと16本あれば足りるはずです……

それにしても♂の個体数が多いシーズンです。
このままでは確実に今期ブリード分5割以上が♂になります。
それだけ可能性があると思えればお気楽ですが、金がかかってしょうがないですね……


そういえば、上にも書きました銚子オオクワ倶楽部さんの新発売となるHS75-1400菌糸。
謳い文句は久留米用HS。
HSは高タンパクの部類と言われてきて、1本目で伸びると評判ですが
YG以外にはちょっと強すぎるということでマイルドなレシピなものを作ったようですね。
逆にいえば、他の大型血統ですらあっぷあっぷの中でガッツリ食って体重に乗せられる
YGはやはり怪物血統なのだと感じさせますね。

ちなみに今は1400cc規格だけのようですが来春から800cc規格も出るようで。
そうしたら、1本目として使ってみるのも面白そうですね。
HS75-800→HS1400→冬に発売予定の羽化用ボトルで
1本目マイルド、2本目で伸ばすというリレー(個人的には1本目から大きくしたいけど)
HS800→HS75-1400→羽化用ボトルで
1本目高栄養、2本目持ち重視のセオリー通りのリレー(こちらのほうが現状好みかも)
なんかもおもしろそうだと思います。

マツノさんのとこでも1本目はマイルドめ、2本目で伸ばすというレシピにしてると
聞いたことがありますが、どのパターンが一番良いのかはなかなか難しいところですね。
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庚午 虫蔵

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