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2013年種親組み合わせ構想

今回は先日、越冬管理に移行しました2013年の久留米種親の話です。

まず、改めて2013年久留米種親予定の♂たち。
DSCN0137.jpg
自己ブリの2011年久留米2番より81mm。
2011年2番はマツノさんから通販にてペアで購入した09年10番♂78mm(84.3mm子孫)と
09年44番♀51mmの組み合わせ。
この♂は最大体重28.4gでサナギ体重22.4g。
還元率としてはうちのブリード個体ではかなり良いほう。
型はもっと良い♂がいますが、種親としてはこの個体にかけます。


続きまして、補強個体の紹介。
DSCN0146.jpg
マツノさんの2011年1番より83mm。
♂親86mmの♀親54mmの仔。
マツノさんのとこへ行った時、23番の♂と悩みましたが
型の23番に対し、良い種親を持ち長さのありそうな本個体を選びました。
2013年のブリードでヘマのできない♂の1頭です。


次がメルリンさんからの補強個体。
DSCN0149.jpg
メルリンさんの2011年3番で83mm。
兄弟では85.0mm、84.6mmが出ているという強烈なラインですね。
この個体は予約で購入しましたが、10番の個体と悩んだ末でした。
今年の補強は結果的にこの個体を選んだことで次の個体の補強につながります。


そして、来年のブリードの目玉の種親となる♂。
DSCN0143.jpg
メルリンさんから補強した2011年10番♂84mm。
10番は86.6mmを筆頭に85mm、84mm2頭という化け物ライン。
その84mmの1頭を分けてもらいました。
これは絶対にやるしかないですね。


さて、♂の紹介をしたところで、♀はというと
来年は10ラインやる予定です。
なので10♀ですが、8♀が補強で、2♀を自己ブリ2番から使います。
♂との組み合わせは練っていますが
今のところ、確定はメルリン10番84mmとマツノ8番53mmの同腹兄弟で86mmがでた同士のアウトライン。
この組み合わせは久留米ブリーダーなら大正義ですね。

他の組み合わせについても考えていますが
初期の構想のメルリン10番同士とかマツノ1番同士のインラインはやらない方向になりそうで
すべてアウトラインにしようかと思っています。

今のところ、面白いと思っているのは
メルリン10番84mmにマツノ1番とマツノ23番の組み合わせとか
マツノ1番83mmにメルリン10番とかメルリン1番の組み合わせ。
これらの組み合わせなら85mmはノルマでしょう。


組み合わせは一応、年内に決める予定ですが
万が一、良い♀がいたらライン増加するかもしれないです。
ただ、来年の予定は250頭。
今年も10ラインやって280頭でしたので、250くらいが目安かなと思っています。

20とか30ライン組んで、何百もやるという豪快な話を聞くと「スッゲーなー」と思いますが
うちの環境で毎年余裕を持ってブリードするなら、まあこれくらいでしょう。
無理に手を広げすぎて、管理・スペース・懐が追いつかなくなるのは
学生時代に散々味わってきたので、その辺は落ち着いてます。

うちは10ラインやってしっかり幼虫とって、幼虫補強なしで250が目標です。



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2013年久留米種親を越冬飼育へ移行

本日、来年の久留米種親と自己採集からの羽化した山梨の飼育を冬眠仕様に切り替えました。

今年はマットを増量させる際に全交換せず、古いマットの上に新しいマットを上乗せです。
決してケチった訳ではありません。

DSCN0138.jpg
↑コレがクワガタムシと止まり木を抜いた状態。
この上に新しいマットを上乗せ。

DSCN0139.jpg
キレイなクヌギ粉砕マットです。
横から見ると一目瞭然。
DSCN0140.jpg
このくらいまで上乗せすれば十分でしょう。


活動期は古いマットを嫌って、定期的に交換するのは衛生的で良いのですが
越冬期に新しいマットを使うのは個人的にはあまり好きではありません。

理由は新しいマットと古いマットの菌勢の差と
活動期と越冬期の気温差によるケース内環境、活動状態を考慮して
これまでの勘と経験からです(ペアリング~産卵セットタイミング時には度胸が加わる

オオクワは丈夫なので針葉樹マットでも全然、大丈夫なんですが
ノコギリなんかですと休眠中の環境によって休眠中に落ちたり
活動期に入ってもせいせいしなかったり、上手く活動開始したりと差があります。
特に羽化後に2ヶ月とかでボトルから出して新しいマットに入れて
越冬させようとするとダメな傾向がありますね。
掘り出しても羽化したボトルに戻しておけば大丈夫な印象があります。


DSCN0141.jpg
最近は針葉樹マットが流行で、確かに衛生的で安いので
うちでも結構使ってますが、種親の管理用にはクヌギしか使いません。

やはり、一昔前からやってる人間はどうしても広葉樹贔屓です。
というより、上手くいった時のやり方を繰り返してるだけですね。
何もクヌギじゃないとダメなわけではないのですが、安心感が違います。


さて、ブリードルームから出して寝室にて常温管理で
越冬管理体制に移行しますが、来春に起こすのは3月になるでしょう。
これから、長い冬を迎えいろいろ考えることになりますが
来年の久留米の組み合わせはかなり練り固まってきてます。
次回は現在の来季構想のお話になりそうですね。

2012年度秋季~冬季採集計画

カレンダーを見たら次回、採集に行けそうなのは来月2日。
夏季と違って日中採集だから、どうしても休日でないとならない。

10月は忙しいながらも4回行けた。
韮崎オオ狙い惨敗、イマイチなトウカイコルリ狙い、
初物揃い(ヒメオオ、オニ、ミヤマツヤハダ)採集、まずまずなミヤマツヤハダ狙い、と言った具合だ。

トウカイコルリは2♂採ったが、濃すぎる毒ビンに入れたまま忘れて
カピカピになってしまい、蒸気軟化しようとしたら符節は吹っ飛び腹部がはでてしまった。
修復不可能だったので、どうしても追加を採らにゃ。
まあ、トウカイコルリは急がず11月中に採りにいけばいいかという感じ。

それよりも、今採りたいのはオオルリ。
ほんとは昨日あたりに行く予定だったのが、前回予想外のツヤハダで気分が変わってしまった。
オオルリはアタリ材さえ引ければ、ホソツヤやコルリよりは数が出るイメージ。
できれば、1回の採集でそこそこ採っておきたい。

11月はオオルリさえ採れば、ホソツヤとコルリに専念して
12月からは標高を落として韮崎でオオ狙い、韮崎で雪が積もるくらいから地元でヒラタ掘り、
多分、ホソツヤとコルリは数が出ないのでGW近くまで新ポイント開発も兼ねチマチマ通うことになりそうです。


しかし、採集にかまけて飼育が最近おざなり気味だ。
ゼリーの交換もそろそろしないといけないはずだが……
ツヤハダの展足で忙しくなりそうなのだが、どうしたら良いものだろうか。

10月25日のツヤハダ採集

今日は10月最後の休日になりそうな為
前回の感覚を忘れないうちに採集に行きました。

一応、狙いはミヤマツヤハダとヒメオオですが……

ミヤマツヤハダはアタリ材をひきました。
DSCN0132.jpg
♀個体ですとクワガタっぽくないかもですね。
今回は♀がたくさん出ました。
ただでさえ♂は大きいのが出ないのに♀ばっかりだと悲しいです。

アタリ材画像です。
DSCN0130.jpg
もっと凄い倒木もありましたが
新成虫はこの材からほぼすべて出しました。
一見、かなり割り終えた後のように見えますが
まだこの後10頭以上新成虫が出てきております。

感覚はとりあえずつかめましたが
新成虫はアタリ材を叩かないと数が出ないですね。
材によっては幼虫だけがタコ採れです。

数がある程度採れたところでヒメオオ狙いに切り替えましたが
なかなか良い材に巡り合えません。
ルリマークのついた落ち枝を割るとホソツヤ♂が。
DSCN0134.jpg
これは嬉しいですね。

ヒメオオは今日は断念。
相変わらず感覚はつかめないです。
前回採れたような材なんてほとんどないよ~って感じで……
無駄に材を叩いただけですが、ヒメオオ狙いだと疲れますね。


7時から13時までの成果です。
DSCN0136.jpg
ミヤマツヤハダ4♂12♀
ホソツヤルリ1♂

ツヤハダはもうちょい♂が欲しかったなあ……
大きいのでなんとか19くらいのまあまあな型が採れましたが
雑誌の採集記で見るようなカッコいいのは採れませんな。

年内にもう一回行こうかな~……

2012年久留米種親紹介

2012年久留米の種親紹介を改めてします。

2012年久留米種親紹介

2012年は100%補強頼みの種親たちです。
来年の種親に比べればサイズや血統背景は久留米裏年といった感じですが
2011年の補強シーズン時はコンセプトというか考え方が今ほど定まっておらず
資金的にも準備が少なかったこともあり、これが精一杯でした。

しかし、目標はでっかく85mm!
これで達成できなきゃ、来年こそという感じです。

2012年久留米の様子

2012年久留米の精鋭たち(オアシスに入れてる♂)の状況報告です。
DSCN0127.jpg
9月18日の状態と見比べると「ふーん」って感じ。
約1ヶ月前に比べて、かなり食いあげてるビンもありますね。
虫食い状態で抜けてる場所は、訳ありで3本目交換を余儀なくされ
他の棚に飛んだため抜けてます。

画像の右上の位置にエアコンがあって
さらにサーキュレーターの風も良く当たる位置にあるからか
右上のビンの食い上げが早くなってる傾向です。
昨年も同じ傾向がありました。
温度的には確かに微妙に暖かくなる場所ですが、わずかです(0.5℃程度)

逆に左下に位置するビンは居食いが目立ちます。
ここに置いてあるビンは心配せずに4ヶ月持ちそうですね。

ビンの配置ですが、基本ランダムですが
2本目交換時に大きかったのは、上から2段目と3段目の真ん中の列とか
4段目の左端付近に配置されてるはず。
この配置傾向はカンです(実際は温度コントロールしやすい場所っていうのもあるんですが)


こちらは良く食ってる上から1段目、2段目の右端のビンたち。
DSCN0128.jpg
この辺は、人によってはもうボチボチ交換したほうがって感じかもですね。
あと1ヶ月半引っ張る予定ですが、ちょいと厳しいかなあ……
20gそこそこだった個体がこの位置に配置されてますが、たまにビン側面から見える姿は
なかなかの成長ぶりで期待させてくれます。

食い上げの早くなる傾向のこの位置に
2本目で大きく伸びるだろうと期待したビンを配置しましたが
どんなサイズになってるか楽しみですね。


よく、同じような温度帯にしても大きくらないブリードルームがあったり
ブリードルームの中でも大きくなりやすい場所があるって言いますが
「大きくなりやすい場所」というと、まだうちは分からないですね。
温度のサジ加減は少しずつ把握し始めても、まだ信頼に足るデータが出てませんので。
ただまあ、還元率や菌糸の互換性と並んで、非常に興味深い昔からのクワ知識だと思っています。



さて、ブリードルームは温度を秋温度にしてます。
キノコが生えやすくなっているのを感じてきてますね。
久留米のボトルはまだ大丈夫ですが、他の種で使ってる活力を落とした菌糸ボトルは
キノコがニョキニョキ生えてボトルをスカスカにしてます。
居心地悪いのか、こうなると暴れますね。
本当に怖い時期です。

秋温度にしたことによって
食いの良いビンはマッタリ食いに移行し何とか4ヶ月持たせ
居食いはより落ち着いて大きくなってくれることが狙いです。

先日の久留米4番♀21.2gのボトル内部など

先日、♀21.2gがでたボトルの反対側です。
ボトルはオアシスMSです。
DSCN0119.jpg
あまりにも、衝撃的な食い方だったので載せました。
このボトルは最前列に陳列され、♀ボトルの中でも際立った存在でした。

1本目は♀でも久留米なら食いあげますが
2本目はこれまで、ほぼすべての個体が居食いしていました。
たまに移動食いする♀個体がいますが、こういう食い方にはなりません。
もっと食が細そうな食痕が出ます。

ちなみに内部はどうなっていたかというと……
DSCN0121.jpg
こんな感じです。
ボトルの肩から底までほぼ食痕で押し固められていました。
♂の1本目レベルの食い上げなんですよね。


こんな妙にずば抜けた体重や食い方ですとちょっと心配ですな。
見間違うことなく♀であると思いますが……
♂だったら、ちょっとというかだいぶ恥ずかしいなぁ……

判別通りに♀で無事羽化すれば50後半はいくでしょうが
もし♂なら頭幅はワイルド並だし、体重も体長もないし
もう黄色みや脂肪球も成熟期のそれにさしかかっているので
完全に失敗個体になってしまうでしょう。

たまに大きいのが出ると自信がなくなりますね。

2012年久留米2本目交換完了、ちょっと3本目交換開始

2012年久留米の2本目交換が完了しました。
全282本投入して145♂130♀7死亡という数字になりました。

さて、8月に2本目交換した個体の中で早くも食いあげてきた個体が出ました。
まず、♀ボトルでコレ。
DSCN0118.jpg
こんな食い上げしてる♀ボトルはこれだけです。
ボトル壁面はまる1周こんな感じです。
♂と間違えた?いや、そんなはずは、壁面から見える頭部はどう見ても♀だし……

掘り出してみるとビックリ。
DSCN0120.jpg
♀で、久留米で、21.2g!?
4番からですが、驚きの個体です。
流石、2本目を食いあげただけある個体ですね。
余っていたオアシスMSを3本目にして交換してあげました。

次は、♂ビン。
DSCN0122.jpg
6番でこんなビンが。
ビン上部側面でこういう風になってるビンはあまり良くない印象があります。
あまり、期待できないのでオアシスLビンが届いてないけど掘り出しました。

掘り出してみてビックリ。
DSCN0124.jpg
意外と大きいじゃん。
余っていたHS75-1400に交換してあげました。


♂はこの個体以外にもう一つ、2本目で7.5gの成長不良個体を交換しました。
掘り出してみるとまだ伸びそうな感じの24.4gでHS75-1400に交換。
まあ、あんまり期待できる過程ではないので
オアシスを他の有望個体の3本目に回せるぶん良いかという感じですね。



ちなみに今日交換した個体たちは年明けにもう一度交換が必要になりそうですね。
あまり4本目交換はしたくないですが、無理でしょう。

10月20日の高山種狙い採集記~後半

前回の続きです。

ツヤハダを切りやめたあとはまた適当に材割り。
目的意識のない材割りって怒られそうですね……

でっかいブナの倒木の根部だったところから出た幼虫2頭。
DSCN0114.jpg
現地でオニ?いやスジ?って悩みましたが
帰りにTOP GUNさんに寄って確認してみようということでキープ。

その後は、しばらく散策すると斜面にブナの立ち枯れを発見。
メチャ硬でヒメオオいるかもと割ってみると……
DSCN0106.jpg
割りと表面のまだ柔いとこからアカアシ君……
勢い余って前足両跗節先端付近ををチョンパ。
ヒメオオだったと思うとゾッとしますな。

お次は、黒っぽい湿った部位からスジ。
DSCN0103.jpg
小さいです。
こいつが出たとき、「う~ん、この木ダメかも」と思いました。

スジを出した後、いよいよ硬い白枯れ部位に斧をいれます。
しばらく割っていくと大きめの食痕が出て、幼虫の姿が……
DSCN0112.jpg
デカイ!……いや、ルリとかツヤハダの幼虫基準だからでかく見えるだけか?

さらにこの後、3齢を3頭と2齢を1頭割り出しました。
この時点で15:00をまわった為、駐車場へ移動開始。
16:00に戻り、TOP GUNへ同定依頼に。

TOP GUNさんには18時程に到着。
早速、同定を依頼。
DSCN0116.jpg
オニと思われる個体(左上と真ん中上)は「オニっぽいかな~」ということ。
よしよし、オニなら自己初採集だべ。

問題の立ち枯れから出した個体は
右上(おっきい3齢)、右下(2齢)、真ん中下(ちっちゃい3齢)は「ヒメオオっぽい」とのこと。
2齢はムズイなあって言ってましたが。
左下は「アカアシかなあ」とのことでした。

オオクワの時は自分自身が飼育品を見慣れてるのもあって割り出した時95%くらい
オオクワと思いながら自慢ついでの同定依頼をしましたが
ヒメオオは初めての実物なので、多分そうじゃないかな~という感じでドキドキでした。

ヒメオオと分かれば(羽化するまで分からないけど)早速、店長にアドバイスを頂くことに。
店長はオウゴンオニやタランドゥスで一時、名を馳せましたが
ヒメオオの飼育経験も豊富。

やはり、カワラが無難でオオヒラは弱齢時は怖いかなあという感じらしく
カワラ菌糸をお願いしました。

帰宅後、早速投入。
アカアシっぽいのもカワラ菌糸に入れてあげました。
菌糸はバラ買いすると割高なのできっちり羽化してもらわんとにゃあ。

おっきいのは6.5gありました。
DSCN0117.jpg

10月20日の高山種狙い採集記~前半

ホソツヤルリ狙いで、今年の5月に開拓したホソツヤルリポイントへ出撃しました。
今日は昨日の飲み会の疲れもあり、6時起床で8時前現地到着。
8:00~16:00までマッタリ採集しました。

さて、ホソツヤルリは幼虫ばっかで新成虫は1♀のみ。
DSCN0101.jpg
このポイントはホソツヤルリが優勢なので、狙ってホソツヤルリが採れますが
その分、ルリマークも少なく数は出ません。
今日は1♀出たところで午前が終わったのでホソツヤルリはそこで諦めました。

午後は適当に高山種狙いに切り替えました。
適当に腕くらいの長さ&太さのボロイ倒木を割ると赤い食痕が出現。
割り進めるとパカッと割れて……
DSCN0095.jpg
こんなオサムシいたっけ?
黒い、縦じまの上翅……

……ミヤマツヤハダじゃん!?
よっしゃ!
今年何回目かは忘れましたが、数ヶ月ぶりに声に出てしまいましたね。
なんせ、ツヤハダは散々苦労しての初採集なので……

いや~、メチャカコイイ。
DSCN0097.jpg
サイズは大したことないけど、型はまあまあじゃないかなあ……


いると分かれば、こっちのもの。
最初の1発目が一番大変なのであって、2発目はノリでいけます。
1発目はちょっと予想外の出し方をしましたが、今度はセオリー通りに赤枯れを攻めました。
そして……
DSCN0099.jpg
♀!!
ペアゲットです。

幼虫も幾つか採ることができました。
3齢が多かったので、新成虫で割り出せるまで次回持ち越しにしましょうかということで
ツヤハダ攻めを完了し、前半は終了。

悲報

ブリードルームの温度チェックをしてたら
上部で怪しい食痕を走らすビンを発見。
DSCN0092.jpg

くるっとビンを回すと小さい……
DSCN0091.jpg

仕方なく、3本目へ交換。
DSCN0093.jpg

2本目24.2gから26.8gに増加はしてましたが
この時期に暴れるのはダメですね。
2本目交換から2ヶ月経過した分、増加してはいますが
暴れたからか微増でとどまっていますね。

しかし、オアシスで暴れるのは想定外。
ビンを検分した結果、ビンの真ん中あたりを食っていた個体が何らかの原因で
上がってしまった模様で、ビン下部は全くの手つかずであった。
血統番号は、またインラインの6番。
今年はこの番号がいわくつきですね。

オアシスの在庫が無いので
HS75-1400へ交換しましたが、期待薄の個体なので
それでも高待遇な処置です。

しかし、数日前までは兆候が何もなかったのに……

トウカイコルリ新成虫今秋初確認

DSCN0090.jpg
トウカイコルリ新成虫今秋初確認。
まだまだ幼虫が多く、新成虫は全然出せませんでした。

しかし、素晴らしいです。

今日は7時から14時過ぎまでの採集でしたが
程良い疲労感です。
沢だけ攻めればもっと疲れはありませんでしたが
藪こぎしたのでそこに体力を持ってかれました。
あと、トウカイコルリ新成虫でないんで、ヒメオオ狙いに切り替えて
硬い材を叩いたので上半身も少し疲れたかな……
ちなみにヒメオオは未採集種でどんな材にいるのかさっぱり分からず
ただの徒労&材の無駄割りに終わりました。

採集に関しては師匠がいないので、独学でやってますが
最初のひとつめが採れるまでが苦労します。
全部、現場で何とかしようとせず
ある程度、事前に調べるのはセーフにしてますが採れないものは採れません。
上手い人に連れてってもらって採らせてもらうのは個人的にはアウトです。
そうはいっても連れてってくれる人なんていないけど……
まあ、苦労して楽しみなさいってことなんでしょう。


さて、採集後は一旦帰宅しシャワーを浴びて
かねてからの予定通り、映画館へまどマギ後編を見に。
公開初日だけあってバカ混みでした。
ちなみにおひとり様の客は自分含めても圧倒的少数派の模様。
採集もボッチですが、映画館もボッチ……うぅ……


BE-KUWA45号の書評追加

BE-KUWAをもうちょい良く読みこみました。

ギネスだとパラワンパリーが実は凄い。
パリーの曲者っぷりはニジイロなみ。
累代は簡単ですが、大きくできない虫です。
どうしても暴れて痩せます。
菌糸からマットの切り替えがキモとか温度とかがカギと思ってましたが
パリー用の菌糸という発想とは……
確かに昔のほうがパリーは成績が良かったということを聞きます。
今でもワイルドが入ってますし、累代が進んだわけではありません。
現在の水分、添加物、オガがオオクワ用に調節されたものが合わず
昔の廃ホダ、水分多め、何を入れてるのか分からないが扱いずらい菌糸のほうが
あっていたのかなあ……
月夜野きのこ園さんの380菌床とか……


他に興味深いのは小島氏の記事。
そういえば、昔のHPにはよく「味の素を使えば爆産」って書いてありましたね。
うちは幼虫の糞を使用した、かなり浅漬けなバクテリア材ですし
世間では植菌カワラ材が人気なので、需要が減ったグルタミン酸ナトリウムですが……
そういや、ポカリを薄めても良いって言ってた人がいたなあ。


さて、次回はノコギリ特集のようですね。
世界よりも国産、それも本土ノコでやってほしいが……(前に離島をやってるし、土屋氏も歓迎だろうし)



今日は映画を見る予定でしたが、今日採集にしようかな。
今秋初のトウカイコルリ。
もう流石に新成虫で割り出せるでしょうし。


BE-KUWA45号

BE-KUWAギネス号が来ましたね。
まだ斜め読みですが、ほっと一安心とやっぱパラワンすげーとか
ミヤマすげーとかオキナワマルバネすげーとか……

ウエストウッディーも凄いですね。
ワイルドの入荷量とかブリーダーの供給量が少ないので
ずっと狭い世界でしたが、こうやって雑誌に載れば……
今までだってBE-KUWAで飼育記事になったらブームが度々来てたし……
いや、でもまあ、流石にウエストウッディーは高いか?
お金のあるオトーサン方はオオクワだし。
雑誌に載ってたしカッコいいからちょっとやってみるかで買える額ではないよね。


とりあえずは国産オオクワで恐怖の新ギネス通知が
1年先伸びされたのは良かった。
86.6mmですら当分抜かれると思いませんでしたが87.1mmが来て
「コレはヘタすりゃ毎年更新!?」と恐れおののきましたが
まだ87mm台で更新できる世界です。
でも、87mm台って、メチャ凄い数字だよねえ……



さて、明日はまどマギ後編を見に再び映画館へ足を運ぶのと
あと、BE-KUWAと月刊むしを熟読するという仕事があります。
明後日は採集に行こうかなあ。

3ヶ月に1回のお楽しみ、1年に1回のお楽しみ

次回のBE-KUWAの情報が徐々にアップされてますね。
今回は大きく2本仕立てな雰囲気。
ギネスとウェストウッディーですね。

ギネスはパラワンが目玉でしょうか。
ぼかしごしでは112mm越えのようですが……
これは凄い数字ですね。
BE-KUWAの評価も6★評価。
実際111くらいまでは聞いたことあるサイズですが
112は初めてかもしれません(しかも個体画像つきは……)

ウェストウッディーの飼育記事は楽しみです。
この虫は巷で、値を落とさない為にブリーダーがあまり手放さず
情報公開も購入時くらいしかせず、
その為、価格は比較的維持されてきたような印象があります。
まさに秘伝なクワガタムシであり、最後の砦なクワガタムシですが
そのクワガタムシすらとうとうこの業界のデフレの食いもの攻略しようという感じですね。

グランもサタンもある程度、攻略され価格破壊。
モリシマイもタランドゥスも同様。
クラーンは攻略されきれずに値崩れ。
アンテや血統ホーペイはブームが去って値崩れ。

その中でウェストウッディーはよく頑張ってきたと思います。
ワイルドペアなら原名亜種で昨年相場30~40万ですもん。
オオクワと違っていつ死ぬのかよくわからない虫をその価格は正直、手が出せないです。


さて、それ以外で気になりそうなのは
ギネス養成プロジェクトなる記事。
個人的にギネスに必要なのは、
失敗と成功それぞれを見極める力量と飼育から得られた情報をもとにした考察力がひとつ。
これは単純に腕であり国産オオクワ以外はこれがギネス挑戦の根本だと思っています。

国産オオクワにはその他にも必要な要素はあると思い、そうだと思うのは
まず情報力。
・何の血統を、いつ、どこで、だれから、どういった方法で補強できるか。
・誰がどの分野を得意として成果を伸ばしているのか。
・自分以外のブリーダーはどういうペアリング、どういうサイクルで回すのか。
・安定した飼育サイクルを実現する為の資材確保。
簡単に思い浮かぶだけでも、これくらいの情報は耳を少しでも早くしておいたほうが良いと思っています。

次に重要なのは、資金力や飼育作業に割ける時間の余裕といった潜在的な素質。
これに尽きます。
パワーのあるブリーダーほど、確実に有利です。
もちうる限り最高の♂にいくつもの有力な♀をかけて大量な数を拘りの菌糸ビンで飼育するのは
実際、かなり大変なはずです。
そして、評判の血統の中でもアタリ血統の同腹大型個体と、大型血統の傍流でサイズボチボチでは
前者のほうに分があるのは一目瞭然。
当然、前者は高価です(しかも在庫は即尽きる)
情報戦に近いところがあります。

私はクワガタにここまで傾倒する前はフィギュアやグッズ収集をしていた時期があり
カート出現と同時に即完売することもザラな「こうどなじょうほうせん」をしていた為か
そのおかげか少し鍛えられているのではと思っています。
しかし、それでも不定期に在庫が出現する良質な産卵木の入手は大変ですが……

ちなみに来年のブリードはもう始まっているといっても過言ではありません。

♂のボトルか、♀のボトルか

いつも、月刊むしを置いている書店に今号がありません。
これが500号マジックか……
通販で買いましょう。

しかし、月刊むしはむし社いわくオオクワブーム、アンテブームの火付け役的なことを
自称しつつも、BE-KUWAをクワガタ特集増刊号として発刊してからは
月刊むしのクワガタ特集号ですらクワガタショップであまり取り扱わなくなってしまいましたね。

この辺りはクワガタムシの生き虫屋と他の虫屋(チョウ屋、オサ屋、カミキリ屋等)が
隔絶されたものというのがハッキリ出ている点ですね。
ギフチョウやゼフィルスの特集なんてショップでまず見ませんもんね。



さて、クワガタネタですが今回は
自己流というか経験から得た2~3ヶ月経過時点での1本目ボトルの♂♀判別。
初齢投入後、成長を促させられる温度で2~3ヶ月経過すれば
幼虫の姿を見ることなく、ある程度は判別できます。

♂ボトルは一番分かりやすいのは食痕の量と割合。
食痕の出やすいオアシスやLV-SPは太い帯状の食痕が出やすい感じがします。
そして、固まり状の糞の大きさで判断することもできます。
分かりづらいのはHSやLV-GSPに入れたボトル。
食痕が出にくい傾向がありますね。
それでも♂ボトルは居食い部屋を拡張してボトルのあちこちに
食痕を出し始める為、まだらに食痕が出てくるはずです。

♀ボトルの特徴ですが、食痕が出方は
♂に比べて食痕の大きさというか太さが細い感じがします。
なんだかんだいって♂より絶対的に食は細いんですよね。
掘ってみれば明らかに食痕は少ないです。
食痕の出にくいボトルや居食いする♀はボトルの側面の食痕が
1ヶ所だけというのもザラ。
こういうボトルは時間が経過していても全然劣化してこないですね。

ちなみに全く食痕の出てこない状態の良すぎるボトルは
成長不良か死亡の線が高いです。
今年は♂の7.5gがそんな様子でしたね。


これらは、ある程度数やればすぐわかるようになりますが
慣れればどんなふうに食いあげてくか、ボトル内部の状態を外からでも判断するようになってきます。

ただし、交換間近な時期に♂♀区別しても
既に2本目用の菌糸は手配してることが普通なのであまり意味がないですね。
今年はこの方法で、♂のボトルが足りないと読んだら迅速に菌糸の追加発注をかけましたが
本音はできれば追加をかけずに♂用♀用のボトルの割合を無駄なく読んで発注したいところです。

初齢の頭幅で区別する人もいるそうですが
初齢の状態によっても頭幅は変わってくるため、判断せずに投入するのがザラ。
よく、先に産みつけた卵のほうが♀で、その分早く孵化して
♂より成長が早いという話がされますが、どうなのかな~っていう感じがします。

まあ、なんだかんだで弱齢での判断は諦めて♂4:♀6ぐらいで菌糸手配が堅い気がします。

昆虫フィールドNo.81

今日はクワガタ関係は休日で、映画館でまどマギを見てきました。
内容そのものは置いといて、最近のオタクはリアルが充実してそうな
チャラそうな雰囲気なのが増えて、しかも仲間連れ。

ボッチな自分は映画館の真ん中で両サイドガラ空き。
映画見た後の感想も胸の内に秘めたまま……
マミさんとは良い酒が飲めそうです。


さて、クワガタネタですが
帰りに昆虫フィールドNo.81を買ってきました。

今号はオオクワ展覧会がありますが
未だに極太やってる人がいるんだなぁという印象。
オオクワって、美形のジャンルはオワコンですからねえ……
BE-KUWAが見切りつけちゃったし。
個人的には好きなんですがね。

元木氏の記事はざっくり読み。
筆が進むタイプなんでしょうが、あまり魅力的ではないです。

今回の目玉はアカマダラハナムグリの飼育記事。
コレでこの本もってます。
解明されていない虫を生態面から考察して攻略するという内容なので
読み応えは非常にあります。
基礎知識が固めつくされたオオクワとは対極の虫ですが
昔の輸入解禁種の攻略時代の雰囲気を思い出させてくれます。

採集記事については、いつも通り今伎氏の記事が群を抜いてます。
雑誌の採集記事は成果主義なので基本好きではないですが
採れなくても実学的な内容を書いてくれる記事はありがたいです。


あとはパラパラっとページをめくったら読み終えてしまいました。
昆フィーは毎回、ひとつ良い記事があれば良いかなという感じですね。

さて、もうじきBE-KUWAギネス号の発売。
ただでさえオオクワは現記録のハードル高いのに、更新が来たら発狂モノですね。
87.6で更新されたら、88.1を出さねばという……
シェンクの数字なんじゃねって言うサイズ。
しかし、ヒマラヤアンテ、モリヤグラン、グラン原名亜種、シェンクに次いで
ビノって昔は思いもしなかったなあ……
インドシナアンテ、インドクルビより下で
インドシナクルビ、ホーペイ、タイワン、マレーアンテあたりと同格と思ってましたが。
パリー各亜種よりは上かな。

これで89とかになってくるとヒマラヤアンテとモリヤグランの2強のケツにつくことになりますが
それはちょっとないと思いたいです。

実りの秋、読書の秋

こんばんわ。
程良く、ほろ酔いです。
楽しみにしておいた初亀を冷蔵庫に入れていたら、母上にジャマだと出されて放置プレイされ
もはや人肌のヌルヌルにされてしまってから飲んだわけですが
今宵は母上のそんな凶行を許せるキャパシティを持ち合わせております。

何故なら、冷蔵庫にはまだ初亀の「愛」が眠っているから……
晴れの1本です。
フルーティーで最高にうまい酒ですので、良いことあったら開けようと思って熟成中です。


さて、クワガタネタに移ります。
お題は、「駆け出しの頃に読んでいた本を読み返して」です。
未だに懐かしいなあと思いながら読むんですがね……

ハッキリいって、こんな本読むくらいなら
良い師匠みつけて技術を盗むべきです。
自分はそうしましたから。

それでも、最初の頃はどうしても本なんですよね。
吉田賢治氏の本とか心酔してましたもん。
産卵木の加水は丸一日加水して半日日陰干しとか産卵木はほぼ全埋めとか
菌糸ビンの交換後は3~5g減ってとり返すのに3週間~1ヶ月かかるとか。
他にもやたら凝った成虫管理のセットとか。

師匠の家行ってビックリですよ。
産卵木は皮を向いた後、洗う程度に加水して
日陰干しもせず直でそのまま半分も産めないでセットしていた日には……
それ以降8年、師匠のセットをベースに自分なりに改良してます。


あと、中学生時代の自分をクワガタの世界へいざなんだ悪書、
「趣味の昆虫」を読み返してみましたが中身のなさに驚き。
決して悪い本ではないですが、残っていない理由は読めばわかる本です。
でも、この本を読むと当時のワクワク感を取り戻すことができるので良いです。

最近は、読み物としては
BE-KUWAがやっぱ一番手ですが、昆フィーも一部の採集記事は楽しんでます。
昆フィーはメルリンさんの記事がお気にですね。
他の書籍はクワガタムシだけでなく、甲虫類の図鑑や魚鱗目も興味を持ちはじめておりますが
頭にさっぱり種名と姿かたちがはいってきませんねえ。
魚鱗目の中でも流石に良く勉強されてるだけあって、チョウは面白いなあと思っています。


最後に、コレはという読み物ですが
一押しは田川研さん著のエッセイ本シリーズです。
「虫屋の虫めがね」は中学生の時に自由読書感想本の題材にしましたが素晴らしい本です。
彼の本の中身にも一生楽しめる本に出会えることは素晴らしい的なことが書いてありますが
私にとって中坊の頃から今に至るまで10年間楽しめてる本は彼の本です。
クワガタ屋の知識は師匠仕込みですが、虫屋の意気込みは彼の本から得られています。

彼の本からはいろいろなことを考えさせられます。
今後の虫屋としてのあり方やクワガタムシ以外はただぼうっとしていて良いものなのかと。

今のクワガタ屋はいきなり何にしてもおいしいどこどりできるのでとんとん拍子で成果をだせるのですが
昔のクワガタ愛好家はすべて手探り、苦労・挫折・でもめげない馬鹿さ・そして失敗の連続でしたが
それは楽しい時代でした。

今は今で楽しいことばかりですが、昔の馬鹿な時代に戻れない、
そしてその時代に自分自身が小学生とか中学生だったことを考えると少し寂しいものです。


はぁ……明日は久々に映画館にでも行って「まどマギ」を見て
帰りに月刊むしと昆フィーを買って休日を楽しむことにしましょうか……

2012年久留米ブリード表

主力個体の3本目交換前に、暴れなどの理由により想定外の3本目交換をした個体たちのデータを
つけましたので↓にアップします。
2012年久留米ブリード表

見づらいのはご愛敬。
補足として、2本目交換は全個体終わっておりますが
打ち込んでないのものは、管理ノートにうっかり書き忘れてしまった為です。
3本目交換の際にラベルを記入する際、確認します。


さて、主力陣の3本目交換ほぼ前夜状態ですが
なかなか期待できそうですね。

主力中の主力、2本目オアシスに入れたのは1~7番。
各ラインの経過を見ての推測ですが……
1番と2番は必ず伸びるはずです。
3番は♂が3頭と数が少ないのでわかりませんが、♀親(マツノ10-19)の血に期待してます。
4番は、食痕が出やすい傾向で多くのビンで食いあげてますね。
何本か食い上げすぎでちょっとマズイのも出てますが、アベレージは出るはずです。
5番は1番・2番と並んで、体重が乗ってくると思ってます。
6番は頭幅が小さい傾向。
7番は4番に次いで食い上げてます。食い方としてはサイズが出そうな食い方をしている気がします。


2本目HS1400やHS75-1400に入れた8~10番にも期待できそうな個体はいます。
今年のブリードでは優秀な個体を3本目オアシスへリレーをする予定です。
HS系は一貫して食痕がそれほど出ず、掘ってみないとさっぱりわからん状態。


2本目手詰めLEVIN-Gに入れた個体たちは、半数以上が6番でしたが
その6番のほとんどが暴れたり、カビボトルになってしまってます。
一部他のラインでも暴れが出てしまいましたが、まだ状態がそこそこ良さそうなボトルはあります。
8番29.4g、10番29.2g、28.2gを筆頭に1番、5番、7番のボトルが生き残ってますので
これらがどうなるかですね……
こちらも優秀な個体は3本目オアシスへのリレーを予定してます。



3本目交換のノルマは35gアップと33~34gをボチボチ、30gアップは多数。
このくらいが85mmを出す環境としてはボーダーラインと思ってます。
達成できなきゃ、また来年ですね。

10月5日の韮崎材割採集

行ってきました、今秋初の韮崎採集。
もう絶望しか味わえませんでしたよ。

道の駅に車を停めて、ここまで3㎞。
DSCN0082.jpg
さらに歩いて、山に入っていきます。

道脇の台場クヌギ。
DSCN0083.jpg
朝の陽ざしに照らされ素晴らしい風景です。


で、成果はどうかというと
6時前から13時半までひたすら歩いてダメダメちゃん。

悪くない朽ち方をしてる材もあるんですが
まだ若かったり、良い不朽箇所が少なかったりで……
年季の入ったシハイタケの立ち枯れは見つけられず。
若いニクウスバの材が目立ちましたね。

歩くのが嫌になって、車へ戻ってから
今度は車で回った道を農道づてに回りましたが
最低でも15㎞以上は歩いたようです。
BE-KUWAの採集にまつわる話のコーナーで「うわー、こんな歩くなんてすげーなー」とか
思ってましたが、自分も大概ではないのかもしれません。
家に帰ってから、足の裏を見たら
新調した長靴のせいか、マメができてました。

昨日はとにかく暑かったです。
朝は地元よりぜんぜん涼しいなあとか思いましたが昼間は普通に夏でした。
やっぱ11月、できれば12月まで待たないとキツイですね。

採集前夜は眠れぬもの

4時出発なので、寝酒を飲み20時頃に寝付いたのだが
そしたら0時チョイすぎに起きてしまいそっから寝付けない……
まあ、採集前夜とはいつもそういうものです。
特に今回は単純に採集そのものもほぼ2ヶ月ぶりなのでワクワクしてしょうがないです。

本当は11月開始予定でしたが、ここ数日クワ作業も落ち着いてしまい
クワ熱だけが行きどころもなく蓄積されてきたので、ここらで熱を放出させます。

しかし、時間がまだあるな……
アニメの録画を見てメシ食ってノンビリしてようやく4時かのう。

あと、今回は忘れ物なしにしなくては。
デジカメよし!スニッカーズよし!メガシャキよし!ってな感じで。
そして、無事に帰ってこれるよう一人安全唱和ですね……

明日は韮崎

明日は今年3度目の韮崎採集です。
ちょっと、まだ暑いですが材割です。

DSCN0081.jpg
材割シーズンインに伴ってガーバーの改良をしました。

柄にバットのグリップテープを巻きました。
凹凸の大きいタイプでかなり凶悪な見た目になりました。
握り心地は素晴らしいグリップ感ですね……
握力が落ちてきたときのすっぽ抜け防止に一役買いそうです。


さて、明日ですが
夜明けとともに採集開始できるよう準備を整える予定。
出発は4時頃かな……

いつもどおり、ソロ狩りです。
この時期はクマとかハチとか怖いのう。
長袖&長ズボン&長靴は暑いのう。
何より、一人は心細いのう(韮崎はホソツヤルリのポイントよりはマシだけど)

採る気で行きますが
道や景色や状態を把握して、次に行かせる採集にせねばなぁ。

おおっ!?なかなかデカイのが。

世間じゃ、1本で35gだ36gだ言ってるようですが
うちは41gじゃっ!!
DSCN0079.jpg
インドグランで、ですが……

1本で4ヶ月引っ張りました。
国産だと引っ張れないですが、グランは800でも意外と引っ張れるんですよね。
あんな狭いボトルでここまで育つのだと思うとゾクゾクしますね。

♀もでかいです。
DSCN0080.jpg

グランは40越えてようやく83を越せるくらい。
♀も17~8gで52mm程度になってしまう虫。
幼虫飼育は頭幅が巨大なうえ、体重も乗るので楽しいですが
羽化させると長さは国産の大型血統と大差なくなってしまうんだよね。

2012年久留米の次の目標

つい先日まで1本で目標28g、できれば30gと躍起になってましたが
あくまで今シーズンの最終目標は85mm。
83mmの壁を一気に飛び越した照準をつけてます。

まあ、次の交換で期待できるか諦めるかが分かってきますね。
久留米に関してはマツノさんにしてもメルリンさんにしても86mmクラスを出される方は
35gオーバーをシーズンにそれなりの割合で出してる模様(巷でも話題はマツノさんの40g)
能勢YGに比べればまだまだそういうデカイのが来る可能性は低いかもしれませんが
35gオーバーを幾つか出し、33~34をそれなりに出してようやく目標が見えてくるかな……

ただ、あくまで3本目交換時の目標であって
羽化となると久留米は35から難易度が格段の差のようですね。
年々、大きいサイズで無事に羽化できるようになってるようですが
現在はまだ35は無事羽化させれれば御の字の体重かもしれません。

とりあえず、次の交換まではあと2ヶ月。
脱落した個体が出てますが140♂以上やってますし
35g5頭、33g15頭がノルマかな……


もうすぐ材割の季節

10月になりました。
今月はクワガタは特別忙しくはないですが、仕事が忙しいです。

それでも、トウカイコルリは採ります。
1回行って1発で決めて見せます。
そして11月にオオクワとオオルリいきます。
今年はオオクワ攻めの回数を増やします。
半分はオオクワに費やす予定です。

さて、採集の準備ですが長靴を新調しました。
今年の春に買ったのは夏に履き潰してかかとに穴があき、ご臨終です。
川を渡った際に大丈夫だと思ったら浸水してきやがりましたからね。
今回は河川敷ではなく山道なのでインソールを入れようか思います。

あと、ガーバーのグリップにバットとかテニスラケットのテープを巻こうかと思ってます。
春の採集で膝を削ってしまいましたので、その対策で滑り防止です。
手袋も皮手はフィールド巡回用で、材割時はスポーツタイプにしようかな……

こうして、あれこれ考えていると採集が楽しみで楽しみでならないですね。
目標はあくまで今春採集したものと同産地のオオクワです。
別系統でアウトラインを確立できれば言うことなしですので。
♂でも♀でも採れさえすれば何でも良い状態なので少しは気が楽ですが
相手はオオクワなので、一筋縄ではいかないです……
今年もいっぱい歩くことになりそうです。
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プロフィール

庚午 虫蔵

Author:庚午 虫蔵
久留米専。
自称
「最後のクワガタ狂世代」
の足掻きです。

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