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3ヶ月に1回のお楽しみ、1年に1回のお楽しみ

次回のBE-KUWAの情報が徐々にアップされてますね。
今回は大きく2本仕立てな雰囲気。
ギネスとウェストウッディーですね。

ギネスはパラワンが目玉でしょうか。
ぼかしごしでは112mm越えのようですが……
これは凄い数字ですね。
BE-KUWAの評価も6★評価。
実際111くらいまでは聞いたことあるサイズですが
112は初めてかもしれません(しかも個体画像つきは……)

ウェストウッディーの飼育記事は楽しみです。
この虫は巷で、値を落とさない為にブリーダーがあまり手放さず
情報公開も購入時くらいしかせず、
その為、価格は比較的維持されてきたような印象があります。
まさに秘伝なクワガタムシであり、最後の砦なクワガタムシですが
そのクワガタムシすらとうとうこの業界のデフレの食いもの攻略しようという感じですね。

グランもサタンもある程度、攻略され価格破壊。
モリシマイもタランドゥスも同様。
クラーンは攻略されきれずに値崩れ。
アンテや血統ホーペイはブームが去って値崩れ。

その中でウェストウッディーはよく頑張ってきたと思います。
ワイルドペアなら原名亜種で昨年相場30~40万ですもん。
オオクワと違っていつ死ぬのかよくわからない虫をその価格は正直、手が出せないです。


さて、それ以外で気になりそうなのは
ギネス養成プロジェクトなる記事。
個人的にギネスに必要なのは、
失敗と成功それぞれを見極める力量と飼育から得られた情報をもとにした考察力がひとつ。
これは単純に腕であり国産オオクワ以外はこれがギネス挑戦の根本だと思っています。

国産オオクワにはその他にも必要な要素はあると思い、そうだと思うのは
まず情報力。
・何の血統を、いつ、どこで、だれから、どういった方法で補強できるか。
・誰がどの分野を得意として成果を伸ばしているのか。
・自分以外のブリーダーはどういうペアリング、どういうサイクルで回すのか。
・安定した飼育サイクルを実現する為の資材確保。
簡単に思い浮かぶだけでも、これくらいの情報は耳を少しでも早くしておいたほうが良いと思っています。

次に重要なのは、資金力や飼育作業に割ける時間の余裕といった潜在的な素質。
これに尽きます。
パワーのあるブリーダーほど、確実に有利です。
もちうる限り最高の♂にいくつもの有力な♀をかけて大量な数を拘りの菌糸ビンで飼育するのは
実際、かなり大変なはずです。
そして、評判の血統の中でもアタリ血統の同腹大型個体と、大型血統の傍流でサイズボチボチでは
前者のほうに分があるのは一目瞭然。
当然、前者は高価です(しかも在庫は即尽きる)
情報戦に近いところがあります。

私はクワガタにここまで傾倒する前はフィギュアやグッズ収集をしていた時期があり
カート出現と同時に即完売することもザラな「こうどなじょうほうせん」をしていた為か
そのおかげか少し鍛えられているのではと思っています。
しかし、それでも不定期に在庫が出現する良質な産卵木の入手は大変ですが……

ちなみに来年のブリードはもう始まっているといっても過言ではありません。
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♂のボトルか、♀のボトルか

いつも、月刊むしを置いている書店に今号がありません。
これが500号マジックか……
通販で買いましょう。

しかし、月刊むしはむし社いわくオオクワブーム、アンテブームの火付け役的なことを
自称しつつも、BE-KUWAをクワガタ特集増刊号として発刊してからは
月刊むしのクワガタ特集号ですらクワガタショップであまり取り扱わなくなってしまいましたね。

この辺りはクワガタムシの生き虫屋と他の虫屋(チョウ屋、オサ屋、カミキリ屋等)が
隔絶されたものというのがハッキリ出ている点ですね。
ギフチョウやゼフィルスの特集なんてショップでまず見ませんもんね。



さて、クワガタネタですが今回は
自己流というか経験から得た2~3ヶ月経過時点での1本目ボトルの♂♀判別。
初齢投入後、成長を促させられる温度で2~3ヶ月経過すれば
幼虫の姿を見ることなく、ある程度は判別できます。

♂ボトルは一番分かりやすいのは食痕の量と割合。
食痕の出やすいオアシスやLV-SPは太い帯状の食痕が出やすい感じがします。
そして、固まり状の糞の大きさで判断することもできます。
分かりづらいのはHSやLV-GSPに入れたボトル。
食痕が出にくい傾向がありますね。
それでも♂ボトルは居食い部屋を拡張してボトルのあちこちに
食痕を出し始める為、まだらに食痕が出てくるはずです。

♀ボトルの特徴ですが、食痕が出方は
♂に比べて食痕の大きさというか太さが細い感じがします。
なんだかんだいって♂より絶対的に食は細いんですよね。
掘ってみれば明らかに食痕は少ないです。
食痕の出にくいボトルや居食いする♀はボトルの側面の食痕が
1ヶ所だけというのもザラ。
こういうボトルは時間が経過していても全然劣化してこないですね。

ちなみに全く食痕の出てこない状態の良すぎるボトルは
成長不良か死亡の線が高いです。
今年は♂の7.5gがそんな様子でしたね。


これらは、ある程度数やればすぐわかるようになりますが
慣れればどんなふうに食いあげてくか、ボトル内部の状態を外からでも判断するようになってきます。

ただし、交換間近な時期に♂♀区別しても
既に2本目用の菌糸は手配してることが普通なのであまり意味がないですね。
今年はこの方法で、♂のボトルが足りないと読んだら迅速に菌糸の追加発注をかけましたが
本音はできれば追加をかけずに♂用♀用のボトルの割合を無駄なく読んで発注したいところです。

初齢の頭幅で区別する人もいるそうですが
初齢の状態によっても頭幅は変わってくるため、判断せずに投入するのがザラ。
よく、先に産みつけた卵のほうが♀で、その分早く孵化して
♂より成長が早いという話がされますが、どうなのかな~っていう感じがします。

まあ、なんだかんだで弱齢での判断は諦めて♂4:♀6ぐらいで菌糸手配が堅い気がします。

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庚午 虫蔵

Author:庚午 虫蔵
久留米専。
自称
「最後のクワガタ狂世代」
の足掻きです。

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