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子実体の様子、発生から2日目

キノコ騒ぎで要経過観察中のオアシス軍団ですが
発生初日となる昨日からはほとんど変化が見られません。

発生・成長は爆発的なので、希望的観測では止まったのかもしれません。

でもまあ、成長が止まれば
あとは遅かれ早かれ、キノコが腐ってビン側面を劣化させるだけです。
オアシスはパッと見の劣化でスカスカになる菌糸ビンではないことは周知の通りですが
劣化で恐いのは、劣化後に子実体がより生えやすくなる傾向ですね。

一番の対策は一発目を生えさせないことと考えてますが
生えてしまったら、次のが生えないよう温度管理に気を遣うことくらいしかありません。
キノコ狩りは、フタを開けること&子実体を摘むことがキノコの発生操作になりかねないので
極力やりたくはありません。
できれば子実体の成長を早期に食いとめて凋ませるほうが
ビン上部表面は劣化しますが、コマめなキノコ狩りよりはマシと考えてます。


ちなみに、ビン上部からキノコを生えさせない方法として
ビン上部の湿度を低くする方法もありますがこれはちょっと……

キノコの本を読むと、キノコが生えない要因に直射日光とか雑菌がありますが
これを用いるのは論外ですね。

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キノコ対策の実験

早急に手を打つべくキノコ対策の実験を開始しました。

といってもやることは単純で、これで光が見えれば
2013年のブリード個体を用いて冒険してみます。


今回の実験は生体を用いた実験ではないのですが、ある方はコレに似た方法で
菌糸ボトルの子実体発生を防止しながら保存する記事を書いてますね。
その応用で、幼虫の菌糸交換のタイミングを調整すればという仮定です。

ちょうど、温度を下げるのがひとつのタイミングとみてます。


以前も書きましたが、2013年のブリードはこれまでのブリードサイクルを見直し
1本目投入を1ヶ月遅らせて6月下旬近くを狙います。
これは、羽化を逆算して3本目の負担が大きいと感じる為の策です。

今やってる実験の成果が出れば、ブリードサイクルの見直しに加え
温度管理の一部見直しも加わります。
成功すれば、菌糸の特性把握と
よりブリーダー都合の成長サイクルに持ってこれると想定してます。

この2つはどうしても欲しいテクニックですが
聞いてマネするのは気にいらないので、ギブアップするまでは試してみます。


子実体発生

19℃に温度変更したら、ビン側面から子実体が……

DSCN002112.jpg

DSCN002212.jpg

オアシスLビンの多くがこんな感じですね。
昨日までは、無事だったんですけどね。

コレはちょっと予定外でした。
まあ、確かに生えやすい温度帯ではあるんですが
温度管理的には、かなり安定していたので。

これはマズイですね。


今後は予定通り、2月1日に18℃に下げます。
もはや、上げるという選択はありませんので。

しかし、6月に羽化というシナリオだと
蛹室作成まで、あと2ヶ月以上は頑張ってもらわなければなりません。
ビン側面から見た劣化はオアシスは目立つほうなので気にしませんが
子実体は……

20℃→19℃へ

ブリードルームの温度を20℃から19℃狙いに変更しました。
あと1℃ですね。

今年の温度管理はかなり安定してくれてます。
これが安定してないと子実体が発生してますね。
オアシスとHSが優秀っていうのもありますが、今回のLEVIN-Gも優秀。

ちなみに、エアコンの温度設定と実際の室温の差は2℃。
これは昨年と一緒です。


さて、2月に入れば
いよいよオオクワはやることないですね。
むしろ、温度だけ気にしてるくらいがベストです。

そのかわりに他の虫はいろいろあります。
インドグラン♂が羽化して、本土ヒラタも羽化ラッシュが来ますね。

オニクワのブリードもしてみようかと思ってます。
久々にドルクス以外のブリードです。
本当はヒメオオをやりたいのですが、まだ幼虫なので……



2013年久留米組み合わせ予定

昨年に構想した2013年久留米組み合わせですが
12月にマツノさんにて1♀、2月にメルリンさんより1♀追加補強したことで少し組み合わせを変えました。

1番……♂84mm(メルリン11-10、86mm同腹)×♀53mm(マツノ11-8、86mm同腹)
2番……♂84mm(メルリン11-10、86mm同腹)×♀52mm(マツノ11-23、85mm同腹)
3番……♂84mm(メルリン11-10、86mm同腹)×♀53mm(マツノ11-1、86mm直仔)
4番……♂84mm(メルリン11-10、86mm同腹)×♀53mm(マツノ11-5、83mm同腹)
5番……♂83mm(マツノ11-1、86mm直仔)×♀53mm(メルリン11-10、86mm同腹)
6番……♂83mm(マツノ11-1、86mm直仔)×♀52mm(メルリン11-1、86mm直仔)
7番……♂83mm(マツノ11-1、86mm直仔)×♀52mm(メルリン11-2、87mm同腹)
8番……♂83mm(マツノ11-1、86mm直仔)×♀53mm(メルリン11-3、85mm同腹)
9番……♂83mm(メルリン11-3、85mm同腹)×♀54mm(メルリン11-4、86mm兄妹インライン直仔)
10番……♂83mm(メルリン11-3、85mm同腹)×♀52mm(マツノ11-3、83mm同腹)
11番……♂83mm(メルリン11-3、85mm同腹)×♀52mm(マツノ11-18)

2011年自己ブリ1♂2♀が予備役です。
2013年ブリードも補強頼みです。
ただし、昨年の種親とは事前の準備で偉い差があります。
かけた補強費は何でも史上最高補強を謳った昨年種親補強費の2倍以上で
ウエストウッディー元名亜種を3~4ペア買えるとか……

それだけに、仔をとらねばなりません。
この組み合わせの課題は1♂に対して4♀かけることですね。
自身1♂に3♀以上かけるのは初なので、どこまで過密スケジュールをこなせるかがカギです。
ペアリング開始以降はあわただしくなりそうですね。


さて、2013年ブリードの目標は85mmです。
ノルマと言いたいですが、一筋縄にはいかないと思います。
大型血統といっても85以上を目指すとなると組み合わせの当たりを引かなければなりません。
過去に先人達が83~4mmクラスを本家から入れて、エース同士の組み合わせを組んでも
本家に匹敵しうる成績が出たかというと……
その上、久留米は能勢YGとくらべ幼虫の体重は一歩落ちる模様。
久留米は飼育方法とか組み合わせの運もあるので、ノルマ!とは簡単に言えないですね。


一筋縄にはいきそうにない組み合わせですがガチンコのアウトライン思考です。
マツノさんの虫ならメルリンさんの虫と。メルリンさんの虫ならマツノさんの虫と。
ひとつだけメルリンさん同士の組み合わせがありますが、これもアウト。
変に色気づいてインで策を練るより、いっそ全部アウトにして数で勝負に出ます。
これでも結構、考えた上での配合です。
まあ、考えた上での数頼みっていうのもアレですが……



そういえば、来年(2014年)に向けて補強手配をされている方も、もういるようですね。
ウチはまだアプローチはしてませんが2~3♀(場合によっては1♂追加)は入れたいと考えてます。
この時期は3本目交換が終わって、体重の乗りという面での当たり外れは見えてきてますが
肝心なのは羽化しての結果とにらんでます。
まあ、あんまりのんびり構えてると市場はペンペン草も残ってない状態になってしまいますが……

1月24日の採集記

一昨日の採集ですが、完敗でした。
8時から15時過ぎまで、途中名物厄除けダンゴ休憩したくらいで
ぶっ通しで歩きましたが、ダメでしたね。

雰囲気というか植生はいそうな感じなんですよ。
ていうか、有名産地なんで確実にいるはずなんですよ。
コナラ、マツ、スギ、シイ、あと何かよくわからない木の混成林で
赤松の埋没材もある良い環境なんですが……
きっと、濃いとこには濃いんでしょうが薄いとこは薄いんでしょうな。
リベンジはいつかしますが、調べをもうちょっとしてからでないとらちがあきません。


さて、ブリードルームの温度セットをさらに1℃下げました。
これで20℃狙い。
そろそろ、入った瞬間の印象が「暖かい」って感じではなくなりましたね。

温度安定中

ブリードルームの温度セットを21℃狙いに変更してまる1日経過しましたが
良い線で安定してくれてます。

下げていっての実感ですが、今年は下げる分には安定するかもしれませんね。
11月に温度調整で粘った甲斐があったというものです。


さて、今日は自身初物狙いで県内有名産地へ採集に行きます。
この種は狙ったことすら無いので感覚がまったくわかりません。
身近な場所を攻める気はあまりないので、手っ取り早く有名なポイント名へ……

1発目を採る難しさは他種で何度も味わってますが
今回も事前情報だけのソロ狩りなので苦労しそうです。

さらに温度を1℃下げました

ブリードルームの温度セットを1℃下げて
21℃狙いにしました。

今現在のブリードルーム室温は21.5℃ほど。
これから仕事ですが、帰ってくる頃にはもうちょっと低いところで安定していれば良好ですね。

そろそろキノコの発生の危険温度帯です。

鍬道

ブリードは閑散期ということも、温度チェック以外は特にやることなし。
昆虫フィールドで連載されている藤見氏のマンガ「鍬道」を1~3巻まで購入した。

鍬道は、飼育・採集・標本・闘虫と様々な分野を描いている
クワガタムシ主体のマンガ作品です。

作中で様々なテクニックが紹介されているが、
自分は興味深いと思っても、いずれもやってみたことは無いという。
某虫研代表氏の謎テク同様、メンドクサがり屋には無理なテクニックですね。

固定観念にとらわれず、何でもスポットライトを当ててみる
そのスタイルは評価できるマンガです。

ちなみに、自分はここ何年も闘虫はやってないなあ……
それも、パラワンで大会目指すなんて大それたものでなく
外国産が入った頃に憧れのアトラスVSオオヒラタを安い♂単でやったりした程度ですね。
どうも、自分にはムシキングしかりクワガタムシをバトルさせるのに
あまり興味がわかないようです……
中学くらいのときは、ネットのHP上で見たヒラタバトルロワイヤルとかワクワクしましたが
ブリーダー脳の現在ではバトルなんて別に必要ないだろ?くらいの考えですね。


マンガの話に戻しますが、登場キャラの年齢が意外と若い。
30~40代以上が多いだろう現在のこの趣味で主要キャラが20代なのはいかにも一昔前という感じですね。
20代独身バリバリの愛好家は今は昔、現在の多数派はオトーサンブリーダーの皆さま。
そういえば、自分はいわゆる20代独身バリバリのブリーダーでしたな……


BE-KUWA46号

BE-KUWA46号のレビュー的(感想)な何かです。

今号は世界のノコギリ特集なので、ドルクス屋さんは「まわれ右」な内容。
まあ、定番のオオクワ採集記事とか森田氏の記事はオオクワネタですが
個人的にはあまり興味がわかないです。
座談会はわりかし好きですが……

さて、巻頭プレートは本当に毎回よく頑張っていると思います。
ノコギリ属のグループ分けについて、ギラファ、オキピ、アスタコといった
亜種の多い種やビソン群は昔からある程度、認識されていましたが
今回のは細かいマイナー種までよくグループ分けされています。

♀ギネスはオオクワ出てますね。
ただ、尻出し君にギネスくれちゃってる。
♀だから白羽の矢はあまり立たないかもですが、♂でしたら非難の声が出ますね。

あとは、美コン復活のお知らせですか……
読者投票制をやってみるみたいですが、アレも個人的には?ですね。
この業界は昔からの根強い体質がありますから。
結局、最初のうちは金儲けに利用されるんじゃないかと……
盛り上がらないでボツになったほうが良いのではと思いますね。
最近は、業界再興の為なのかは別としてブームを懐かしがっている節が見え隠れですね。
今のどんなに金儲けの役に立たなくなっても、好きな人だけが残る状態で個人的には良いとは思いますが
それだと業者がオマンマ食い上げですか。

まあ、あんまりけなしてやるのは好きでないので、お手並み拝見といきましょうか。


その他の記事だと、ギネスブリーダー養成プロジェクトですか。
結構しっかりやっている感じですね。
「ギネスの近道は金、人脈、経験の順」と思う節もありますが
知識や経験で出せてこそ醍醐味であると思います。



今号は、こんな感じですね。
2月はヒマなので、今号のプレートでノコギリの勉強ですね。
それでもマイナー種は覚えないと思いますが……



冬温度に向けて降温開始

いよいよ、冬温度に向けて降温開始です。
手始めにブリードルームの温度セットを1℃下げました。
セット変更後、1時間あまりですがもう下がってきてますね。
これで安定すればひとまずOK。

さて、降温するにあたっての飼育棚の状態です。
DSCN001954.jpg
3本目交換後、1ヶ月以上経過しているビンもありますが
流石に2本目のような食い方はしませんね。
ちょこちょこと食痕を出すのもいますが、ほとんど大人しいビンばっかりです。
今の段階で食っていて、なおかつ温度を下げても食い続けるような個体が
大きく羽化してくるんでしょうねえ。


明日から降温

いよいよ、明日からブリードルームの温度を下げます。
手始めに1℃下げですね。
この一手目が緊張するんですわ……
無事下がるか、安定するかで。

ようやく、ブリードもここまで来たかという感じですが
ここからは、~gのビンが暴れただの蛹化不全・羽化不全しただの
突然死しただの、悲しい事態の連続で精神の摩耗との戦になります。

それを乗り越えて8月に嬉しい報告ができれば良いですが。

本土ヒラタ♀蛹化ラッシュ

仕事の関係で資格を取らねばならなくなりました。
6月と11月に試験。
ルリ系採集は諦めるしかなさそうです……
ちょうど、ペアリング~1本目投入の繁忙期にもぶち当たりますが
ブリードは予定通り、絶対にきっちりやります。

まあ、まだ焦る必要はないので、しばらくは今まで通りクワガタ三昧かな……


さて、本土ヒラタの♀が蛹化ラッシュを迎えてます。
羽化は来月からでしょうね。
♂はというと、蛹室を作ったのを1つ確認しました。
11月の交換時16.2gの個体です。
順当に行けば62~65mmくらいになるかなあ……

その他の♂個体はまだわかりません。
理想はオオクワ同様に温度ショック後以降に蛹化してくれること。
2本返しですが、そこまで行けばそれなりになるとは思います。

目下の課題~子実体

先日は東京で大雪でしたね。
静岡は雪に対してバリアーでも張っているかのようで
ルリクワガタが採れるような山間部に行かないと降りもしないです。

さて、ここ数日は温度計と睨めっこです。
外気温の昼夜の温度差はありますが、ブリードルームは比較的……
いや、かなり安定してます。

温度は20日から3日毎に1℃ずつ下げていき
来月頭にも18℃に到達させることにします。

ここからは、キノコとの戦いです。
キノコは一回生えたものを摘むと、「蓋を開けたこと」と「子実体を摘んだこと」が原因で
再び生えてしまう傾向があります。
この為、「一度でも生えさせない」が基本になりますが
菌床がキノコの発生が整った完熟状態になると連中も必死……

自然下での発生時期は秋口~秋ですが
クワガタ飼育の場合は秋に加えて、温度が秋口に近い降温・昇温も危険なのは周知の通り。
2012年ブリードサイクルでは降温時はまだ完熟状態ではないから
比較的安全と予想しています。
ただし、昇温時はだいぶ菌床が熟する為、危険ですね。

2013年ブリードは菌床の特性を考慮した上のサイクルを考えています。
予想では秋口~秋がだいぶ安全になります。
ただ、セミ化させない為に温度ショックはどうしても必要。
降温・昇温時だけはどうしようもないかな……

インドグラン近況

インドグランの♂が2頭、蛹化しました。
1本目投入7ヶ月後ですので早いですね……
特に2本目交換時に41.8gあった個体は、そのまま2本目で蛹化しました。
体重を落としていそうな感じですので80をどれだけオーバーしてくれるかなという感じですね。
親は85mmですが、親越えは厳しいかな。
今回はやる気が薄まってたからしょうがないですね。

♀は羽化してくる個体がでてきました。
掘り出したのは2頭ほどいますが、ひとつは前脚のふ節が飛んでました。
もうひとつも完璧にお尻が引っ込まなさそうな感じ。

インドグランはもうブリードしない予定なので
今回、羽化分で終了ですね。
今のラインは2代にわたってやりましたが、先代で86mm、85mmとまあまあなサイズが出て
羽化しませんでしたが49.8gというなかなかなサイズも出たので楽しめました。

グランはペアリングが一番難しい印象で
次に産卵で産ませ始めるのと、数産ませるのが難しい。
ここ2回は産ませ始め迄はたまたまウマくいってますが、数はやっぱり産みませんね。
国産なら30の雰囲気で、20いきませんでしたし。


今度、やってみたいなあと思ってるのはスジブトヒラタ。
高校生の時に一回やってますが、今の飼育環境からすればずいぶんとズサンな状態で
幼虫は17gくらいまで出して、羽化させてみると63mmくらいまでは出してたものです。
スジブトも当時はちょっと産ませづらいという認識でしたね。
最近はあまりやってる人もいないですが、根強くやってる人はやってる虫。
奄美と徳之島の虫なので、まだ累代の浅いのも手に入りますし(ヘタすりゃWildも)
マツノさんのとこで大きいのも買えますので悩みます。
仕事柄上、大型連休がとれないので流石に採りに行くのはきついですな。

まあ、スペースに余裕ができなきゃ増種はできませんが。
少なくとも今年はムリ。
来年は久留米のラインを増やす可能性があるので難しいでしょう……
翌年に負担がかかるブリードはしたくない半面で
ギネスを狙うには限りなく限界でやらねばならぬので厳しいところです。



捨てビン発注

本日、捨てビンを発注しました。
この時期に発注するということは、予約のほうが確実で有名なとこの菌糸です。


さて、今回は捨てビンについての今現在の考えをひとつ。

捨てビンの使用タイミングは、温度ショックで暴れてどうしようもないと判断したときですね。
移動か暴れかを判断するのは、目立った要素が無いと初期段階では難しいです。
特に期待のかかった幼虫は、ただの移動であってほしいという願望で
結果的に早期での交換に踏みきれず、散々暴れさせてしまうこともあるでしょう……
暴れないことが大切ですが、こればっかりは……
このラインはすんなり蛹室を作るけど、このラインはどうも暴れるというのもあるので
幼虫のサイズのみならず、最後の最後まで血統の要素になってしまうんでしょう。

次に捨てビンについてですが、ハッキリ言って捨てビンは硬く詰まっていれば何でも良いと思ってます。
菌糸に拘らず、発酵マットでも未発酵マットでも……(むしろ、菌糸でないほうが蛹室を作る?)
ただ、この考えはあくまで「どうせ、すぐ蛹室を作るんで栄養なんかいらんやろ?」というものですね。
最後の最後まで定評ある菌糸を使い続けた結果というのも気になります。

ちなみに予想は、「蛹室作るだけの幼虫に定評あるビン使うなんて意味ない」と思ってます。
ただ、他人やメディアの情報を鵜呑みにした固定観念だけは良くないと思って
特にクワガタに関することは、やれるだけやってみて判断してみようと……
何も変わらないなら来年以降はケチケチに戻せば良いだけですし(むしろそのほうがありがたい)

まあ、捨てビンを使わないで蛹室を作らせられれば
羽化サイズの期待もかかりますし、経済的にも助かるんですがね。

オニクワ羽化

昨年、10月20日の高山種狙い採集記で得られました
オニクワらしき幼虫が羽化しました。

DSCN0018478.jpg
無事に、オニクワの♂で羽化しました。
オニクワで羽化してくれましたので、初採集ということになりますね。

小型種ですが、カッコいいです。
DSCN001555.jpg
横から見ると、顎が立体的。
内歯が縦に伸びているのがよくわかります。

DSCN000812.jpg
2頭採集して、もう1頭はサナギですね。
♀でしたので無事にペア確保ですね。

3本目交換から早いものは1ヶ月経過

先日まで悩んでいた温度ショックですが、現在は詳細なところを考えております。

シナリオ自体は逆算して作った年間ブリード予定で盛り込んでますが
実態をよく見ないで、予定どおりを優先させると何が間違ったのかとかわかりませんので
まずはビンの状態を見てから、予定どおりいってるか、修正が必要かを決めていきます。


今現在は3本目交換したビンがちょうど1ヶ月ほど経過したところですが
動きは無いですね。
交換後に動きますが数日で安定し、安定したままという感じですね。
側面に全く出なくなったのもいますし、側面に食痕を作って地味に拡大しているのもいます。
同じ大型の幼虫でも十色ですね。

とりあえずは安心できる状態ですが
あと2ヶ月もしたら、どれだけが暴れて、どれだけ無事に蛹室を作るかの世界になりますね。
使わないで行ければ最良ですが、最後の捨てビンの手配もしないと……
本数がまた難しいところですね。
あんまりたくさん手配して使わないビンが出た際に切ないですし。
とりあえず、特別に期待する幼虫の分は手配しようと思ってます。

2012年久留米ブリード表更新

2012年久留米ブリード表
    ↑
ブリード表最新版にしました。

♀で3本目交換が完了してないのがありますが
2本返しで行きたいですね。
多分ちっこくなります。
まあ、主要ラインの♀は3本目へ交換しているので……


さて、温度ショックですが、下げる方向はとりあえず18℃までは下げます。

現在は秋以降からの23℃狙いで、メインの棚ならば1日の中での安定時は±0.5℃程。
1日の中でダメな時間帯は一時的に21℃くらいまで下がりますがキノコは生えないので良しです。
今シーズンは秋~冬にかけては♀のボトルで子実体を発生させましたが♂を管理する棚は無事ですね。

温度を下げる際と下げてる期間は秋~冬と並んで子実体が発生しやすいです。
上げる方向、上げて安定させる分には良いんですがね(上げた際の劣化・加水分解の進行時に
安定できずに1日の温度変化をつけてしまうと下がった拍子に生えてしまいますが)

子実体の発生は菌糸の銘柄や状態も大いに関係しますね。
ある銘柄は菌糸さえ回ればすぐ生えたり……
こういうのは最終ビンとしては特に嫌いですね。
常時コンマレベルで安定させるような完璧な温度コントロールをしてる訳でもないですし
湿度も極端なはなし天候次第なので、あまり銘柄のせいにしてはいけないのですが
うちでは合わないという感触の銘柄ですね。
今使ってる銘柄はタケェーですが、交換したばかりですし
適切な温度コントロールさえできれば、下げてる期間までは子実体の影響はまず出ないと踏んでます。


下げる間隔は決めてますが、いつから下げるかは決めたつもりでいて
未だに悩んでます。
わずか5日程度の差ですが……



そういえば、銚子オオクワ倶楽部さんの菌糸事情が少し出ましたね。
何でも、HS75-1400が廃版の関係でHS-1400のレシピを調整だとか……
HS75は多分2ロット分使っての使用感からですが、品質や成果がちょっと安定しなかったのかな?
ウチでは目立った成果は出せませんでしたし、品質的な使い勝手もHSのほうがという感じでしたね。



ブリードはここからが本番(だと思う……)

たった5日くらい更新しないだけで、ずいぶん久しぶりな感じがします。
ここ何ヶ月は結構、更新してたからかな……


さて、飼育関係はいよいよ、2012年久留米も交換がメドがつき
来るべき冬温度を待つのみです。

温度を変えるときは、上げるにしても下げるにしてもドキドキしますね。
個人的には一番難しく感じます。
まあ、やってることはエアコンの温度設定いじって
安定するまで風向きとサーキュレーターを調整するだけですが……

昨年の温度ショックは「もうチョイウマく出来たハズ」という感覚でしたね。
だからこそ、どうしても今年結果が欲しいです。


ウチの現状を考えると今夏羽化するのは
あくまでも次世代へつなぐもの。
なので、何とか1発だけ出してもちょっと困るのが実情。

2014年のブリードの種親確保という意味でも
出来るだけ多くのラインで、良いサイズを出すのが理想。
たとえ当たったとしても1ラインだけでは、ツライのが現状ですね。
(最悪、今度も補強すりゃあ良いじゃん?って悪魔の囁きもあるが……)

体重の乗りでは2、7、8番が抜けてますが
1、3、4、5、10番あたりも33gオーバーが出てますので期待はしてます。
85mmを羽化させるのが、目標ではありますが
「次世代の種親」と考えると、84mmクラスを少なくても2ラインで羽化させたいですね。


あぁ、夏への期待は高まる一方で
これから控える、温度調節が恐い……(こんなに恐いのは飼育始めて初めてかもしれないなぁ……)

必勝祈願

ちょいと遠出して諏訪大社に初詣してきました。

1年の祈願は
「ギネスギネス……じゃなくて、とりあえず85mm85mm」


境内をウロウロしてると今年は前厄といういらん情報を知るハメになってしまいました……
嫌な目に遭ったら
全部、前厄のせいですね。
はあ、スッキリ。


その後は御柱見て、甘酒飲んで……
温泉入ってスッキリして帰宅。

お酒でも飲んで寝ようかしら……

2013年初採集 河川敷ヒラタ掘り

採り初めしてきました。

記念すべき2013年初採集は
わずか20分で到着するポイントへ行ってきました。
まあ、トンネル開通のおかげですね。
トンネル出来る前までは40~45分くらいでしたし……

このポイントは夏にヒラタ採ってるポイントです。
ただ冬場はここではヒラタ採れてないですね。
夏ならヒラタの他にノコギリ、コクワ、スジクワを確認しております。


7時に到着しまして、散策開始。
トリュフを探すブタの気分で朽ちた埋没材or立ち枯れを探します。
河川敷の傾向は、硬いヤナギが多いですね。
逆にいえば、程良く朽ちて埋まっていれば大体ノコかヒラタが入ってます。

程なくして、適材を発見。
9頭キープ。

DSCN0001.jpg

多分ノコでしょう。ヒラタも混ざっているような感じがするのは気のせいかもしれません。
わずか1時間あまりで採集は終了。


その後は、夏に向けてヤナギをルッキング。
木登りもしました。
この木は今年も採れそうだなとかこんな木があったとはと成果はまあまあな感じ。

そんな中で、とあるヤナギの洞を覗いてみると……

DSCN0002.jpg

そこそこのサイズの甲虫のケツが見えるぞ。

真冬なのに車に掻き出し棒を積んでいるので車に戻る。
そんで、掻き出し棒を持ってきて洞から抜き取る。
まさか、真冬に抜き取り作業をするとは思わなかった。
虫は全く粘らない。
後ろ足にひっかけてグイッグイって引き寄せると簡単に抜けた。
ある程度まで寄せたところで、「コレはクワガタムシではない」ということに気づく。
脚が長いのである。
この時期にクワガタムシを洞採集したら、良いネタだったのになあとちょっと気落ち。
指でつまめるところまで引き寄せ、一気につかんで摘み出す。

DSCN00032.jpg
出てきたのはまっ黒なヒメマイマイ。
あぁ、材割でよく騙されるやつか……と一息つく。

持ちかえって、標本にしようかとも考えたが
めんどくさいのでもといた洞に帰してやる。
迷惑そうに洞に戻っていくのを眺めて、さて次はどうするかと考えていると
手が猛烈に臭い。

やられた……
手がケモノ臭いというか、とにかく腐ったにおいがする。


手を洗いにコンビニに行くことにする。
ここで今日の採集は切り上げとした。
時計を見ると9時。


9時30分帰宅。
採集した幼虫を見る。
コクワでないことはわかるがノコかヒラタか、よくわからない。
全部、古くなった菌糸に入れる。

中には頭のデカイ個体もいる。
DSCN00051.jpg


次はいつ行こうか……

2013年採り初め 出初め更新

今日は、採り初め。
河川敷へいきます。

採れるかどうかは運次第。
いつもみたいな「絶対に採る」「採るまで帰らない」という思いがありませんね。
寒いよなあ……ということしかないですね。

年末年始ですっかりなまってしまった……

帰ってきたら、磯自慢の中取り大吟醸(愛山)が待ってるのを
糧にして頑張ろうか……

2013年

2013年になりました。


1月…飼育部屋、温度下げる。 河川敷ヒラタ掘り採集。

2月…飼育閑散期。 河川敷ヒラタ掘り採集。

3月…飼育部屋、温度上げる。 2013年久留米種親起こす。 河川敷ヒラタ掘り採集。オオクワ材割採集。

4月…♀個体蛹室作成確認。 2013年久留米種親ペアリング。 オオクワ材割採集。ルリ系材割採集。

5月…2013年久留米産卵セット。 ♂個体蛹室作成確認。 高山種材割採集。

6月…2013年久留米材割。1本目投入開始。 ♀個体羽化確認。 河川敷ルッキング。外灯まわり。

7月…♂個体羽化確認。 2014年種親補強開始。 河川敷ルッキング。外灯まわり。

8月…羽化個体掘り出し。 河川敷ルッキング。外灯まわり。

9月…2本目交換開始。 採集閑散期。

10月…2本目交換期間中。 高山種材割採集。

11月…飼育閑散期。 高山種材割採集。

12月…飼育閑散期。 採集閑散期。 酒飲む。



9月くらいから書くのがメンドクサくなった訳じゃ、ありません。

今年は1本目投入を遅らしますが(それでも6月上旬~7月上旬を狙う)
羽化も遅らすので、飼育部屋が大変になる危険性があります。
1本目のビンは小さいので良いのですが、♂の羽化ビンがデカイのがネックですね。

1本目投入を遅らす関係で、2本目は9月下旬~10月上旬、
3本目は翌1月の交換を狙います。
マツノさんとかメルリンさんと同じタイミングになりそうですね。

まあ、時期をずらすだけで
やることは昨年とほぼ一緒です。
後は、ここに久留米以外の飼育や採集個体の展足、菌糸準備が追加される感じですね。


忙しいときは忙しいですが、それはそれで楽しみましょう。
ヒマな時は何か見つけて楽しむとしましょう。
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庚午 虫蔵

Author:庚午 虫蔵
久留米専。
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「最後のクワガタ狂世代」
の足掻きです。

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