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静岡も梅雨入り

今日から東海地方も梅雨入りですか。
これから台風も近付く季節(ヘタすりゃ上陸も?)
河川敷だと急な増水はもちろんですが、山に入る際も土砂崩れとか滑落とか危ない時期です。
それとか落雷もあるので長竿の取扱いは注意。
尾根道歩く場合は突風に注意ですね。
あと移動の際に台風で交通網がマヒったりするのも、去年経験したなあ……

一番強烈だったのは、河川敷採集で中州に行こうとしたら
急に雨雲が来て、ちょっと様子見てたらみるみる川が増水。
雨が次第に降り出して、気がついたら川濁流。
しかも雨が大粒の雹に変わって……(去年はなかなかの異常気象でしたからね)
もしも中州に行ってたらヤバかったですね。

虫屋にとって待ってましたのシーズンインですが
ハイテンションで行くと痛い目あいます。
特に外灯まわりで足元ばっかり気にしてると地元の飛ばしてる車にはねられたり……


まあ、上に書いたのはほとんど昨年の自分自身の反省話ですね。
本州はハブがいないから恐いものはスズメバチくらいだろうと多寡をくくってはいけません。
ガサガサやってると背後から職質されます。
そういう時に限って脚立と掻き出し棒なんか持ってた日には……

今年もいろいろトラブルがあるでしょうが、苦労話あっての楽しい採集。
今夏も無事に長靴をはき潰すのがとりあえずの目標でしょう。
車と対人関係のトラブルもカンベンですね。


話を変えて、2012年久留米の羽化ラッシュは続いてますが
大きいどころは来月まで中休みになりそうです。
数日は32g以下の羽化が続くかな……
昨日の7番35.0gは無事に羽化完了しました。
こいつと2番34.0gが今のところ掘り出しが楽しみの個体です。

34g以上の羽化待ちで残ってるのは2番(3頭)と7番(1頭)と8番(3頭)。
8番は大きさがよく分からない位置に蛹室を作る個体が多いのですが
このラインから大きいのが出ると来年の組み合わせが楽になります。
あと、他のラインから還元率が良いのが出てくれると嬉しいですね。
出る気がしませんが、31gで84mmとか出してみたいわ~……








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7番35.0g羽化

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今のところ確実に目視できたサナギの中で最大の7番35.0gが羽化の真っ最中です。
まだ頭が上がってませんが、頭幅はちょっとデカイです。
上翅もしっかり閉じてくれて、ピーンと下翅も伸ばしてますので
とりあえずは完品コース。実に良いことです。

まだ頭が起きてないので顎の形状は全然分かりませんが
顎の形状と上翅の長さ次第では……


あと、昨日羽化した2番34.0gも無事に下翅を閉じ終えてました。
こいつはビン側面から見るに、顎がまっすぐ伸びている感じがするので
掘り出しが楽しみです。


さて、羽化ラッシュの真っ只中ですが
大型の羽化不全もそこそこ出てます。
今日羽化した個体では33g台が2頭羽化不全だった。
このクラスの羽化不全は悲しいですね。

そんなこともあれば、ビン底に蛹室を作った7番34.0gは脚がクロスしていたけれども
無事に羽化してくれた。


まだまだ、羽化ラッシュは始まったばかり。
一喜一憂の日々が続きますね。
来月上旬には2番の大型、来月中旬には8番の大型が羽化する頃合い。

7番はマツノさん同士の組み合わせ、2番はメルリンさん同士の組み合わせなので
良いのが羽化したら報告が楽しみです。



さて、話を変えてハンドペアリング(管理下ペアリング)についてWAIZUさんが考察を書かれてますね。
僕は「交尾を目視できても産卵につながるとは必ずしも言えない」と解釈します。

自分もハンドペアリングは必ずする派なんですが
やる理由はあくまで♂の成熟度と性格の確認がメインですね。
「♀を認識できるか」が重要です。
ハンドペアリングですぐにかかったとか、何回もかかったとかはあまり重要視しません。
その辺の上手い下手は個体差なので……

ウチは必ず1週間程度の同居期間を設けるやり方なので
♀が死なないよう、とにかく♂を重視します。

ちなみに巷で言う、産まない(まだ産めない?)♀はいそうだという感覚はありますね。
ダミー痕、虚弱卵、孵化不全(殻が頭から採れないとか)の多いラインはいくつか経験してますので。
どうもオオクワだけでなく他の種でもあるので、そう珍しいことではないのかもしれません。

種無し♂については、よく分かりませんね。
「この♂につけた全ての♀が産まない」という経験が無いので。
逆にそんな個体がいたら、ほんとにダメなのか試してみたくなります。


まあ、自分はハンドペアリングはあくまで相性占いと♂のメンタルヘルスケアという感覚。
本命は同居期間ですね。



さて、世間ではボチボチ割り出し数の記事が目立つようになってきました。
昨年は意外と苦戦してる方が多い印象でしたが、今年は産卵上手な様子なのでちょっと焦ったりしてます。
自分とこは欲しいラインはとりあえず産んでる様子ですが果たしてどうでしょうかねえ……

羽化ラッシュ突入の一撃目

いよいよ、♂の羽化ラッシュに突入です。

まずは2番34.0g。
DSCN0038_20130526214624.jpg
こいつは蛹化したとき「デカイな?」と思った個体です。

20時過ぎにブリードルームに入ったら、体を置き上げて羽化スタートと言うところでした。
それから1時間ばかり祈る思いで観察。
とりあえず一番問題の上翅は無事に閉じました。
後は下翅伸ばして頭起こして下翅たためば羽化は完了。
ここまでは多分問題なくいけると思います。
問題はそこからですね。
ちゃんと生きてる状態で、完品で掘り出させてください。お願いします。


さて、明日にも羽化を控えるサナギが何頭もいます。
大きいなと思った7番35.0gは明日か明後日でしょう。
ドキドキではこいつのほうが上かな?



本土ヒラタ ペアリング開始

本土ヒラタのペアリングを開始しました。
自己採集からのWF1で63mm×37mmの組み合わせで同居中。
♀がチョンパされても替わりがいるので随分余裕です。

山梨F0オオクワは2♀目かけてます。
こちらは2♀しかいないので緊張状態。
オオクワのペアリングって楽勝なはずなのに。


さて、この時期は菌糸詰めに追われてるブリーダーさんが多そうですね。
自分は1本目詰めないのでお気楽。
1本目は自分は詰めると、デメリットが多いので
既製品しか使いません。
まあ、極論では2本目以降すら詰めないのがベスト。
今シーズンは久留米は全部、既製品の予定です。

詰めはちょっとやる予定。
ズボラ詰めの試験ですね。
今のやり方では時間かかり過ぎなので。
余裕が無ければやらないかも。
せっかくのプレスマシンは菌糸でなく、マット詰めに使いそうです。



そういえば、ボチボチ夏季採集の時期。
消耗品と採集道具を買いました。
ピンセット、ペンライト、書き出し棒、靴下、革手袋、長靴は
ご存知の消耗品。
あと、ヘッドライトを購入。

5月6月は虫屋には出費がかさみますが
やらないよりはやる投資なので、ケチりません。
採集中にアレが無い、コレが無いでは駄目ですので。


もうヒラタの越冬個体が採れてるようですね。
新成虫はもう少し先でしょうね。
今年も発生は早くはないと思いますがどうでしょうね。









久留米産卵セット2回目状況報告

2013年久留米の産卵セットの状況報告です。
今回は、画像無し。

問題の6番と9番はダメですね。
前回確認時から♂を産卵セットに投入しましたが
ダミー痕しか見つからず。
二つは多分、ダメです。
長期戦を挑めば、採れるでしょうがね。

それ以外の9ラインは前回よりも産卵数を増やしている様子。
まぁ、順当に行けば250近く1本目投入にこぎ着けるはずです。


話を変えて、2012年久留米の羽化状況です。
先日、羽化した5番34.4gが羽化後5日で死にました。
掘りだしところ、固まったときの縮みも計算して82mmほど。
う〜ん、微妙だ。
1番34.2gも尻出し確定なので、このクラスの完品羽化の
難しさにぶち当たってますね。

近日中に羽化しそうなので大きいどころは
7番34.0g、2番34.0g、そして7番35.0g。
33g台も2頭程羽化しそうです。
7番35.0gは大きいサナギなので完品羽化してほしいですね。


産卵にしても羽化にしても
なかなか思い通りには行かないという現状報告ですね。

山梨 ペアリングの乱

出張が終わりました。

早速ブリードルームに入って、山梨のペアリングケースを見ると……
F0の62mmの中脚跗節が切られてる件。
くそー……

んで、隣のF1の73mmのケースを見ると……
♀が首チョンパされてる件。
貴重なF0の♀がーーー。

ありえない。
なんで、よりにもよって貴重な自己採りに限ってこうなるのー?!


とりあえず、スケジュールを変えざる負えません。
F1の73mmは予備役。
F0の62mmを使って、F0の2♀にかけます。

なんとしてでも、自己採りからの♂と♀を使ってブリードします。
そいで出来るだけF0個体の原形保たせて標本にする。
跗節切られただけでも精神的ダメージでかいので、これ以上はヤメテクレな感じです。


今回の事故は、ゼリー切れが要因となりそうです。
どうも、今シーズンは久留米のペアリングに全精力を使ってしまった為か油断してました。
久留米のペアリング時は例え食べ切れてなくても毎日ゼリーを換えてました。
山梨は特別、大型ではないのでと多寡をくくってしまいました。
出張後に同居させるべきでした。とほほ。



帰って早々イヤなものを見てしまいましたが少し良いことも。
久留米の♀が羽化ラッシュを迎えてます。
大きいところでは18.2gの♀が羽化してくれてます。
まあ、あまり大きくても使いづらいので14~15gで52~3mmが良いです。
使う♀は♂の羽化結果次第なので、とりあえず満遍なく使いやすいサイズの♀を出てくれれば良い感じです。

♂の羽化ラッシュはボチボチです。
既に34gオーバーが3頭羽化してますが、1頭尻出し確定で
残りの2頭も羽化したばかりで尻引っ込み待ち。
尻出し君は掘ったので比較できますが、2頭とも尻出し君と比べて大きくはないです……
大きそうなのは羽化ラッシュに入ってからですね。


そういえば、オニのケースが凄いことに。
産卵ケースのままで放置してるんですが、側面&底面から2齢幼虫が13頭も……
オニクワって野外で採ると、結構でかいブナ叩いて2~3頭しか出ないこともザラなのに
小ケースでこんな産むっていうのは違和感あるんですよね。
ただ単にアタリ材叩いてないだけかもですが、ヒラタと同じセットでそれなりに産む。

そんなこんなですが、そろそろ涼しい環境に移さないとオニは厳しいかもです。
ヒメオオは既に21℃にセットした冷やし虫家につっ込んであります。
ルリとかマダラの時もそうでしたが高山種は温度がね。



さて、山梨が1ライン減ったので
本土ヒラタをそろそろ組んでも良さそうです。
ヒラタも自己採りからの累代で、WF1同士の組み合わせでいきます。
♀がたくさんいるので、多分大丈夫なはず。

ヒラタを組んだら、次はタカラヒラタ。
久留米250~350。山梨30~40。ヒラタ20。タカラヒラタ15。
これくらいと見てます。
久留米がそんなに多くなければ、ミンダナオパリーをやろうかな。
タイクルビも1♂しかいないのでマズイですがこいつはまだ寿命的には大丈夫。
久しぶりにガラス温室稼働させて冬季産卵セット組んじゃうかもです。
今夏はアカアシとミヤマもやりたいし、どうしても虫が増えそうです。



















出張二日目

せっかく名古屋に来たので、ひつまぶし食べました。
良くブログなんかに食い物の画像貼るのを
見ますが、自分には無理ですね。
食い意地張りすぎて。

しかし、うなぎにはビールが最高にあいますね。
土用の牛の日では無いですが、今日みたいに
暑い日にはたまりません。


そういえば、メロンブックスに寄って
暇つぶし用に漫画買いました。
「ワカコ酒」という漫画ですが
飲んべえにはたまらない内容ですね。
自分も専ら一人酒スタイルですが
早く清水に戻って、海の幸で一杯やりたいなあ。
この時期ですと、由比で揚がった桜えびとか生じらすとか。


しかし、頭の中がぐるぐるしてきた。
慣れないイモのせいかな。

今日はクワガタネタないなぁ。

出張中

名古屋に出張中。

甲斐性無しなので
仕事が終われば、ちょっと散歩して
ホテルに直行。

発泡酒飲んで、裂きイカ食って
チューハイ飲んで、ナッツ食って
まさに今、退屈な感じ。

まぁ、田舎暮らしの若造が都会に来ても
こんなもんです。
生活からクワガタとったらクズですわ。


そういえば、昔は名古屋でも
オオクワが採れてたらしいですね。
ほんとにか?という感じですが。


二泊三日なので、明日は適当に漫画を買おう。
後、ワンカップとツマミも。
それだけが明日の楽しみかな〜。

出張が終わって家に帰れば
幾つか羽化してるはずです。
それはそれで楽しみかな。

山梨ペアリング開始

山梨産のペアリングを開始しました。
山梨は3ラインやります。

♂は材割採集からの羽化個体62mmとメルリンさんから購入したF1個体73mmの2頭を使います。
♀は材割採集からの羽化個体3頭(いずれも41mm)。

組み合わせは

62mm(自己採集F0)×41mm(自己採集F0)
62mm(自己採集F0)×41mm(自己採集F0)
73mm(メルリンさんから購入。F1)×41mm(自己採集F0)←これは、後々のアウトライン用

の3ラインでいきます。


久留米と違って、マイペースにブリードする予定ですが
絶やさないようには頑張ります。
とりあえず、各ライン二桁。合計30~40頭程度のブリが目標でしょう。

羽化サイズの目標はあまり拘らないで
自己採集から自己ブリまでの流れを楽しむスタイルでいきます。
まあ、強いて言うならば、山梨らしい顎が長いようで実は細身なだけという
全然普通の昔ながらのオオクワガタがブリードできれば大満足ですね。


自己採集から自己ブリの流れは良いものです。
人様の手から渡ってきたのとは違って、自分で採ってきて自分で育てた「完全に俺の虫」と言う感じで。
ちょこっと苦労すれば採れるヒラタと違って
オオクワなので、なおさらです。

産卵セットの状況

各ラインの産卵状況です。
メンドクサイので一斉に画像を貼り。

1番
DSCN0016.jpg

2番
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3番
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4番
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5番
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6番
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7番
DSCN0028.jpg

8番
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9番
DSCN0033_20130518101750.jpg

10番
DSCN0035_20130518101752.jpg

11番
DSCN0037_20130518101950.jpg



とまあ、こんな感じです。
画像からは産んでねぇんじゃね?ってのもありますが
6番(マツノ1番83mm×MK1番52mm)と9番(MK3番83mm×マツノ3番52mm)以外は良い卵産んでそうです。
どうしても採りたい1~4番は結構採れそうです。

6番はやや齧っているものの産卵痕が無いパターン。
9番はダミー産卵痕。
このふたつはこのままではダメなので♂を産卵セットに入れました。
とりあえず、次の確認の26日まで待ちですね。

産卵経過を見ると傾向が見えてきますが
産んでる産卵セットはゼリーの消化が良い気がします。
逆に産みの悪いケースはゼリーが全然減りませんね。
例外もありますが、個人的には産卵スイッチの入った♀は摂食もバリバリすると思うんですね。
産卵に集中させる為、ゼリーは必要ないという考えの方もいますが
ここのところの考え方は人それぞれですね。


ちなみに産んでるケースのゼリーはこんな感じになります。
DSCN0030_20130518101952.jpg



さて先日、羽化した2012年1番34.2gですが
引っ込む前にお尻が黒くなってしまいました。
完品にならないなら良ーかと掘り出しましたが83mmくらいになりそうな感じ。

残念ですが、大型個体の羽化ラッシュはこれからです。
まだ希望は持てますのでそこまでへこんでいられませんね。

結果が出揃って悪かったら泣きます。

羽化

DSCN0013.jpg
2012年1番の34.2gが羽化の真っ最中。
上翅がキレイに閉じ、下翅をこれからたたむところです。
このクラスが84mm以上になってくれてるとありがたいですがどうでしょうね。

次の大きいサナギの羽化は来週になりそうです。
本格的な♂の羽化ラッシュは今月末以降の予定です。

蛹化のほうはやっと終盤戦。
7番と2番の大きいどころはほとんど蛹化しました。
2番と5番は大きいサナギが多いけど、後脚が上手く合掌せず、クロスするのが多いかな?
8番は少しずつですが蛹化し始めてます。
スペース的には今期分とかぶっても大丈夫ですが、
上手く入れ替えできそうです。

さて、♀は少しずつ羽化してます。
まだ正確に測れる状態になってませんが、12g台でそこそこなのもいれば
15g台でそんなに大きくないのもいます。
♀は♂に比べて体重が反映されやすい傾向のはずですが
まあ、面白いものです。


しかし、ウチは産卵セットを組むとヒマになってしまいます……
1本目詰めない&産卵期間は1ヶ月なのでぽっかり空くんですよね。
例年は採集に行ったり、標本を作るんですが
今年は資格取得の勉強するということでそれもできず。

6月中旬以降は、割り出し・1本目投入に新成虫の掘り出し、
採集は河川敷、灯火、雑木林へ(車中泊遠征もあり)、標本もガンガン作らないとならないので
お盆くらいまでは忙しいことになりそうです。


産卵セットへ投入しました

産卵セットを組みました。

組み方はいつも通り。

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手際良くやる為にもケースや資材を並べて

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食痕をケースに入れて

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レンガ乗っけて加水して

加水してる間に、マットを準備。
今年はマツノさんのマットを使います。
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土嚢袋一杯入って3000円。まあまあ、安いでしょう。

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皮むきザラメ仕上がりのオガでキレイです。
乾燥マットなので加水しないと使えませんが、乾燥マットの方が保管がきくので好きです。

さて産卵木の加水時間は15~20分程度。
カラスの行水というかイモ洗いなみの早さですが
皮むき・コマ除去済み材ならば、これだけで十分気泡が出なくなるまで加水されます。

加水後の産卵木は適度な水気になるまで地面に並べて脱水。
大体5分後にひっくり返して、さらに5分くらい干しときます。

待ち時間にあれこれやってるとあっという間に加水終了。
そしたら、食痕をパック。
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今年も袋に食痕と産卵木を入れる、シャカシャカ方式。


あとは産卵木を1ケースにつき3本入れて
適度に産めます。
DSCN0012_20130510005119.jpg
ゼリーを配置して完成。
DSCN0011.jpg

一気にやった方が質が安定するので11セット全部組みました。
組んだ感じ、これで産まなければしょうがないという感じな出来栄えです。

♀も全て投入して、次のゼリー交換まで一時サヨウナラですね。

2013年久留米種親紹介

2013年の種親組み合わせ表ができました。

2013年久留米種親紹介


今年も補強100%。
良くこのラインナップを補強できたなと自分でも感心。

もう番号振っちゃっているので、仔が採れないラインは欠番になってしまいます。
上位陣は仔が採れないと困るので必死こいてペアリングした訳ですが。
その甲斐あってか、ペアリング終了時点では手応えはあります。

表年の恩恵をもらいたいと思います。
目標は、85mmオーバーを複数ライン。
次世代やるうえでは1ラインの爆発よりも、複数のアタリの方が良いです。
まあ、1ラインだけ当たった場合は最悪、
また補強すれば良いとか……(今年のラインナップでそれをいうのは切ない)


次は2013年の産卵セットを更新します。

蛹室

今回のお題はいろいろな蛹室。
大型狙いですと蛹室のポジションすら、あーだこーだとなりますが
蛹室を作って羽化までの流れの瞬間は例えコクワでもワクワクします。
クワガタだけでなくチョウやセミなんかも羽化の一部始終は良いですね。

さて本題へ。
我が家では大きいどころのサナギや前蛹をチョイとパシャリ。


DSCN9996_20130507095418.jpg
これはビン側面を使ったいわゆる一般的な蛹室。
今年はこのタイプの蛹室は少ないです。
特に大型でこのタイプは少なく、画像の個体は貴重な最大体重34.0gからのサナギ。


DSCN9997.jpg
次がこれ。ビンの直径を使い、ビンの両側面または片側に小窓を作るタイプの蛹室。
今年はこれが多いです。
大型はこれが良いと言いますね。
画像のは35.4gの蛹室。無事に蛹化してくれると期待は膨らみます。


DSCN9998.jpg
次は、ビンの直径を使うのとビン側面を使うのとのコンビネーションみたいなの。
直径は完全に使いきってませんが、ビン側面も使いきりません。
これも我が家では多いです。
画像の最大体重35.0gからのサナギはちょっとデカそうです。わくわく。


DSCN9999.jpg
最後がお馴染み、ビン底。
ウチでは少数派なんですが、画像の個体のように最大34.0gまでいって
全く暴れずに蛹室を作ってくれてもビン底に作るとガッカリです。
オアシスは掘るのが大変なので救助せず、全てビンをひっくり返してます。


あとは今回、画像を撮ってない(撮る必要がない?)のですが
全くビンの側面からは蛹室を確認できないパターンもあります。
振れば判断できますがおススメしませんし本当はやりたくありません。
今年は大きいとこでは35.0gや36.6gなんかがこのパターン。
このクラスでLビンの側面をちっとも使わないで良いのかなぁなんて思ってしまったりもしますが
蛹室の場所も特定できない前蛹orサナギビンなんか恐ろしくて掘りたくはありませんね。
無事に羽化してくれることを祈ります……

あとは、蛹室以外にもサナギを見ると
この段階ですでに顎の形状もいろいろあって面白いですね。
顎が長くて先端が前を向いてると「これは良いかも」とか……

♂は早い個体だと来週くらいには羽化してもおかしくないです。
♀はちょこっと羽化し始めました。








少なくとも2年目以降からはじめる巨大オオクワガタの育て方

大型血統物を累代し始めて3年、ブリードそのものでは12年目。
下手の横好きでブリードをダラダラやってます。
ダラダラ長いことやってますが、駆け出しの頃の系統は全て絶やしてしまっており
今やってる虫もここ数年に入手した種親からの累代ですが一つ、偉そうなことを書かせていただきます。

今回のお題はBE-KUWAでお馴染みの「ゼロからはじめる巨大オオクワガタの育て方」のパロ。
昨年80mmブリーダーの仲間入りを果たしたので、ちょっと物申します。


それでは、自己流「巨大オオクワガタの育て方」(※2年目以降からはじめる巨大オオクワガタの育て方)の
始まりです。

まず、何故2年目以降なのかと言いますと1シーズンは何でも良いのでブリードして
クワガタ飼育がこんなもんだとある程度は身につけないと
チャンチャラ話にならないと言うのがあります。
変な話、1シーズンやるだけで自身の適性すら見えてくると思う気がします。

1年やってみて、飼育環境・腕・経験・財力・交友関係に伸びしろが無いと感じたら
次のステップは正直キツイですね。
今回の話はそこらへんを踏まえてのお題なので……

BE-KUWAでいう「第1章、種親の選び方」ですが
大きく分けて、正規ならば3つの入手方法があり
それぞれ「買う」「貰う」「採る」があります。
その中では個人的に一番、大型を狙うに適しているのは「買う」だと思ってます。
「貰う」で得られる個体に期待はあまりしません。
特に親しくないのにオクや個人販売やってる人から「貰う」のはガクッとおススメ率が下がります。
よくよく考えてみれば当然ですが。
次に「採る」ですが、これからはじめるのはキツイですが
どうしてもという人は、もう立派なクワ馬鹿か只の世間知らずです。
採集初心者のぺーぺーが20年前からの多産地へ行ったところでどうにかなるものでは……
福島だったらまだ採れる可能性がありますが
関東以西は未開の地を開拓するぐらいの意気込みで無いと厳しいと思います。

では、一番お勧めの「買う」ですが
そのくらいは自分で考えてナンボです。
もっとも、自分は血統・大きさ・予算には糸目をつけませんが。
虫を見て、話を聞いて(または情報を知って)から、額を見ます。
妥協は許しません。
大型血統の飼育は何年もかけてやるので
最初に妥協を許すと悔やみ続けることになります。

選ぶ際の形状や組み合わせについては好き好きですね。
売り手側は「太いのとかカッコいいのが先に売れてく」と言いますが
購入者側から見て次世代で大きくしたい場合に大事なのは血統背景と羽化まで育ったブリード環境です。

次に、入手タイミングですが間違いなく
ブリード前年に新成虫を確保したほうが良いです。
ただ最近は早期羽化で結果出す人もいますので例外はあります。
良い血統は大体、取り合いなので早め早めの予約になりますが
予約した後で他所からもっと良い羽化報告があったりするので駆け引きは難しいですね。


最後に、次世代で巨大オオクワガタを飼育するのであれば
理想の補強は「補強元の上位個体」の入手です。
現在ならば85mm同腹兄弟の♂83mmだとか♀52mmなんかが狙い目ですね。
大型の同腹でも下位個体は冒険です。


余談ですが、大型飼育は何シーズンもかけてやるもの。
ライン数も増やしてやることになるので伸びしろが本当に重要。
今は血統の力でポーンと抜けられる時代ですが
そのうち実力者でないと厳しくなってくると思います。
産卵セットは10以上組んで、初回投入は200本以上入れてナンボの
パワーブリードが当たり前の昨今ですから。


今回はこのくらいにして、またいつか「第2章ペアリング」編。
多分書きませんが。












ペアリングもやっと終盤戦

ペアリングも7♀終了しました。
残り4♀、ペアリングも後半戦です。

今シーズンのペアリングはそれほど苦戦はしてませんが
事前に熟慮してとりかかってます。
考えの結果、かなりの長丁場ですがそれももうすぐ終わりですね。

よく、自分とこの以外も種付けする方もいますが
これは絶対無理ですね。
たかだか10ラインちょっとの自分のラインだけでも限界です。
キレイごとは書かない方針なので書いてしまいますが
このステージを人任せにはできません。


さて、今シーズンは今までとはペアリングのやり方を幾つか工夫してます。
どうしても採りたいラインの1本目投入タイミングを最優先にする考えで
工夫を入れました。
捨てた策もありますが、そのひとつに産むかどうかを見る為に試し産みさせるのはどうかと考えましたが
これは1本目投入タイミングの面で却下しました。

基本的にウチの産卵期間は1ヶ月。
序盤に産んだ卵は終盤には孵化しています。
産卵セット解除と同時に割り出しをしますが、初齢と卵が出ます。
中には孵化したてもでますが、全然問題ありません。
これが個人的には菌糸ビンの手配も含めて一番やりやすいので、このやり方を採用してます。

今年はこのやり方に少し手を加えて
たくさん採りたいラインが爆産傾向ならば、1ヶ月の産卵期間で
もう1回セットを組もうかとも考えてます。
まあ、最初のセットで爆産しないと話が進まないので、まだ検討中の話ですが……





続蛹化ラッシュ

2012年ブリード個体はここのところ毎日、何頭か蛹化してます。

蛹化する個体を見ると、やっぱりいろいろですね。
まあ、良くないパターンなのですが、なかなか後脚がキレイに合掌しません。
こういうのは羽化時、上翅が閉じきらなかったり
下翅がたたみきれなかったりと良いことがありませんね。
たまに上手く羽化できることもありますが、本当に軽微なズレだった場合のみでしょう。

ちなみにパッと見、でっかくてキレイなサナギはいることはいますが
レンズ効果とか勘違いとかもあるのでまだ期待はしすぎません。
それにキレイいっても、無事に羽化するかも分かりませんし……


さて、この時期になるとボチボチ、羽化サイズが気になってくる頃です。
例えば、「この個体はあまりサイズが乗らなかったな」とか「体重の割に目方が出た」とか。
還元率もしくは後食い&形状の個体差と言われるやつです。

まあ、今のところは血統と飼育サイクルと温度管理で良いところを探り当てて
後食い&顎先まで伸びる個体を連発させるやり方を狙うしかないでしょう。
あと、頭が大きくお尻は細長くさせる必要もあるので……

久留米はどうも、YGと比べて温度管理に違いがある印象です。
添加材や菌糸の適応範囲もあるのかもしれませんが温度も負けず劣らず。
それと当たり外れが多いと言われる久留米ですが、うちはそうは思いません。

ただ、今現在はYGは久留米と比べて様々な要素において適合する幅が広そうだとは思います。
久留米は「とりあえず、これが良いかもしれない」という温度管理・飼育サイクルのコツをつかむ人が
増えれば、まだまだ良い勝負ができると思ってます。

ウチは2013年ブリードは2本目交換時はただの作業ですが
3本目交換で34~35gをボチボチ出す予定です。
そこを出せるかどうかが腕の要素で、そこから先は運とか個体差としておきます。
あくまで羽化後のサイズが重要なので幼虫サイズは3本目交換時35g近辺でも良いのです。
まあ、ブログのネタ的には大きい幼虫が出たほうが良いのですがね……
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