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蛹室作りも佳境

やっと、2番の幼虫も蛹室を作り始めてくれました。
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この蛹室の感じは期待できるかな?


蛹室を作るまでの関門は今年は突破できたかなあという感じです。
冬温度20℃はスイッチを入れるには十分といえそうです。

次の関門は蛹化ですね。
無事に羽化するには、蛹化が一番重要ではないかと最近は思ってます。
後脚の合掌、翅まわり、お尻の大きさといった要素の他にも
お尻がグリグリまわるかとか、健康なサナギになるかどうかですね。

個人的に蛹室は大きさとか壁面のキメよりも傾斜が重要だと思います。
水平だと自重がモロにかかるので……
後、脱皮時のドレン抜きがよろしくない。
デリケートな癖に体液をポンピングなんて無茶をするので
前準備としての蛹室に不備があるとダメそうな感じがしてしまいますね。
ついでに言えば脱皮だから、前蛹の段階で水平状態で自重かかりっぱは内部で形成される蛹にとっても良くないと。

この関門をクリアできれば、蛹化してすぐに「あー、こりゃダメだ」っていうのは減りますね。
最終的には上手く蛹化してしまう血統バンザイになるのでしょうが
何でもかんでも遺伝で片づけるのは嫌なので少しは考えてみます。



そういえば、4番の34.2gが蛹化してました。
頭幅は大きそうでしたね。
大型幼虫の蛹化ラッシュはもうすぐですね。
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お忍びに行きました

去る先日、マツノさんへ今年のオアシスの出来を聞きに行きました。
到着するとちょうど、3月に仕込んだ今年の1本目向けロットの出荷に向けた作業の真っ最中でした。

躊躇いなく「今年の1本目の出来はどうですか?」と聞いてみると
「いつも通りじゃない?」という自信満々の回答。

今回の目的は、現在仕込み中のロットのオガ。
現在、仕込みの分が6月配送のロットになると思われるので
このタイミングで行くことは決めてました。
話を聞いてみると、今年は昨年よりは固めのホダだったらしい。
実際にオガを見ると確かに昨年よりはしっかりとした手触り。
今年は良いかもしれない……


実際に足を運んで製造担当者に話を聞けることは実に素晴らしいことだと思う。
電話とかでは営業として顧客の安心の為に多少盛ることはあれども
現場に行って話を聞けば製造者としての本音が聞けるのではと思ってますね。
間違いなく造ってくれるから安心と胡坐をかいて待ってりゃ良いという考えもあるかもですが
製造担当という職業上の性分からか遠慮なく聞きに行きます。


しっかりと準備はしてもらっていますので
自分もきっちりと幼虫をとらないと……

大型個体も蛹室作成

我が家の35gオーバーが蛹室を作ってくれました。

4番35.4g、7番35.6g、7番36.0gの3頭。
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4番の35.4gは完全に直径型。
7番の35.6gはギリ底でない。
7番の36.0gはビンの良い位置。

まだシワが入ってないので蛹化は後2週間くらいでしょうか?
羽化は予定通り6月中旬くらいになるかな。


他の大型個体も良さ気です。

画像に少し写ってる7番36.0g→暴れ34.4gは恐らく蛹室作成中でしょう。
7番は大型の蛹室作成が順調。
側面に作るのが多い。

4番37.4g→暴れ34.4gは側面に出ないので分からない。
去年、36.4g→暴れ32.0gが同じ状況で
捨てビンの直径を使った小さめの小窓なし蛹室を作ったので、そのパターンかな?(セミ化かも?)
4番の他の個体は34.8gを筆頭に32~3g台はこれからですね(何故か34.2gと34.0gのほうが早かった)

5番は少し移動して蛹室を作るのが多いですね。
比較的スムーズ。直径型多し。
ただし、蛹室作成はまだ大きいので33.2gまで。

8番は画像に少し写っている34.0gは比較的すんなり作ってくれましたが
32g台は苦戦で3頭中2頭暴れて大幅減。
30~1g程度なら苦戦してない。

1番は34.0gと33.0gがもしかしたら蛹室を作ってるかも。
小型個体は蛹室を作ってますがあまり暴れませんね。
側面に作らないのでよくわかりません。

2番はやや苦戦。
蛹室をすんなり作ってくれないですね。
まだこれからってビンもあるのでまだダメって感じではないですが。
小型個体は蛹室を作ってますので、32~3gクラスは5月からでしょう。

今年は4月中旬から蛹室作成が見られ、4月下旬~GW明けくらいまでに蛹室作成ラッシュ。
GW入りから蛹化ラッシュ。6月に入って羽化ラッシュかな。
早い個体が少し5月中に羽化するかもです。
羽化は入梅前のほうが良いって聞きますがどうでしょうかね。


ついでに他の蛹室作成ビンを掲載。
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主にBE-KUWA51号の所感

各所でほとんど似たような感想や所感を聞きます、BE-KUWA51号。

国産特集は、他の記事を減らしてでも尺伸ばさないとやっぱり……
今回の巻頭特集は24号からどれだけの進化が、と考えるとちょっとな感じ。
巻頭特集に沿った飼育記事2種、採集記事1つでは少ない気が。

ギネス養成は特に触れません。
一番、続きが読みたいと思う連載です。

ゼロから始めるは、基礎知識編いりませんね(笑)
いろいろと勿体ない。

小島氏の記事は今回もっとも反響ありそうな記事。
みんな大好き交雑ネタ。
こっからホペイやタイワンで……
まあ、この記事以外にも、言えない&書けない事情から
過去にやった極太が雑な仕事の極太であるという確信にまた近づきました。
同時にそんな虫がショップに卸され世に広まっているという残念な思いも。
国産と信じたい思いもありますが(というより同じ愛好家として疑いたくない)、
知識や認識を裏切ってまで国産と盲信することもできませんね。
ちなみに大型血統はどうも、粗が見えてこないですね。
単純な太さは混じり関係ないと思いますし。

美コンは良いのが少し混じってますね。
今回の傾向では明らかにWF1の虫が良い。


他の記事については、タイワンミヤマとフォーテック見学は良い。
写真コンテストとライブ標本は今は興味ないかな。



競合誌の昆フィーも読みましたが
昆フィーは執筆陣による記事の面白さの差が激しくて……
よほどのことがない限り巻頭より後ろのほうの記事が好きです。

まあ、興味ない長期連載があるというのが雑誌の宿命でしょう。
大御所あっての業界ですから。
でも、今の印象では大御所が大黒柱になりえてないかな?という感じは否めませんね。
個人的には毎刊掲載だとガッカリなので、譲歩して隔刊で良い気がします。

ただそうするとエロ漫画みたいに隔刊でアタリハズレが生まれてしまうな。




ペアリングも終盤戦

14年ブリ近況です。

ペアリングはいよいよ後半戦。
今のところ、予定ライン数28ラインのうち20ラインペアリング完了しました。
1ライン、♀殺しがありましたが早期♀でしたので成熟が足りなかったのかな?という感じ。

メインどころはペアリング完了しており、残りは早期♀のペアリングといったところ。

あと、MK11-10の84.0㎜が落ちました。
昨年4♀つけて、今年も3♀つけました。
休みなしの7泊8日ペアリングを3♀×2セットでしたので消耗が激しかったのでしょう。
ギリギリ、ペアリング完了でしたが上手くかかっていると良いです。

しかし、ウチのペアリングは♂の消耗が激しいですね。
昨年の種♂は全滅です。


ペアリングは5月頭に完了予定です。
今年は6月上旬~下旬に1本目投入できれば良いので
産卵セットを組むのはGW明け以降の予定です。

1ライン減ってしまいましたが、それでも順調にいけば27ライン。
予定数の450頭は楽勝でしょう。
少なくとも10ライン程度で250頭を目標にしていた昨年以前と比べれば……(2ラインで130頭以上のシーズンもありましたね)

徐々に蛹化ラッシュ

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ブリ部屋を27~8℃まで昇温して約3週間。
今年は予定より少し早い蛹室作成ラッシュといった具合です。
まだ30~33gくらいのが多いのですが
34g台も蛹室を作り始めてます。
4番の34.2gと34.0gはそんなに移動しないで蛹室を作ってくれましたので期待。

もちろん、このステージは全体で見れば上手くはいってません。
4番の37.4g、7番の36.0gは暴れて交換しました(両方とも34.4gまで減)
このクラスが暴れたら、今年は即交換にしてしまってます。
捨てビンに菌糸使うと狭く糞の塗り固めの足りない蛹室を作ることが多いですが
自分はストックさえあれば気にせず菌糸使います。

それにしても、今年は側面に蛹室を作るのが多い。
直径使った小窓が今のところはあまりないですね。
まだ、35g越えは3頭残ってますし(4番35.4g、7番36.0g、35.6g)
33~34g台はこれからですので期待しておきましょう。

今のタイミングで蛹室作成だと4月末~5月上旬蛹化で6月前後羽化かな~……
6月中旬羽化狙いなので、5月前後蛹室作成してくれるとちょうど良い案配かもしれません。
なので、まだ慌てずまったりとイモムシ野郎の気分に任せます。

クワガタとは全く関係ない話

ふと、まとめサイトを閲覧していて思ったこと。

新人に対する説教で
「何で、勝手にやったんだ!」というもの。

違和感があってしょうがないですね。
要は自分の担当のところを部下あるいは新人にやらせてる訳ですから。
ホウレンソウだとか、「最近は仕事量が増えて自分だけで精一杯」とか
言うのでしょうが、担当なら言い訳不要です。

不慣れな者が勝手に雑なことをしようものなら
「今迄、何を見てきたんだ」の一言で良いかと思います。
別に勝手にやってくれて構わないんです。
どうせ、なにかあれば監督不届きなだけですから。
ケツを拭くか見捨てるかのメリットデメリットを天秤に掛ければ良いだけですので。

今、怖いとされるのは「ゆとり新人」。
そこで対策打ったとされる「脱ゆとり」。
誰に安心感持たせるのか知りませんが
現在、高3の人間と高2の人間で大差無いと思うのですがね。

個人的に、さっき言われた事のみやる人よりも
手柄の為ならガツガツやる人のほうが良いと思うのですね。

何だか支離滅裂になってしまいました。
まだまだ若手といえる立場ですが、思うところはややありまして。

自分の任期さえ全うできれば。
ズバリこの通りなんでしょうが、
時限爆弾をセットされたら、それを解除するのはまた、次の苦労人。

自分は後ろめたい事はしたくないですね。
帰宅後の酒がマズくなるだけですから。

ペアリングは前半戦真っ只中

今年はいまのところ順調にペアリングが進んでます。
といっても、まだ28ライン中13ラインしか手をつけてませんが(その中でペアリング完了したのは4ライン)

今年のブリは楽しみです。
メインはマツノ系久留米の中でも優秀な組み合わせを数ライン。
84.5mm(自己ブリ12-7)×53.0㎜(マツノ12-2)
84.0mm(自己ブリ12-7)×52.0㎜(マツノ12-6)
83.5mm(マツノ12-1)×53.3㎜(自己ブリ12-7)
83.5mm(マツノ12-1)×50.0㎜(マツノ12-24)
83.4mm(masuko12-3)×51.5㎜(自己ブリ12-7)
83.4mm(masuko12-3)×52.0㎜(マツノ12-1)
83.4mm(masuko12-3)×53.5㎜(masuko12-1)
この辺りはマツノ系で同腹♂の成績が84㎜以上。
しかも使用菌糸はオアシス。
よくぞまあ、そのこだわりでこの数を集めたという感じです……

しかも、マツノ系はこれだけで無く
85.0mm(自己ブリ12-7)×52.0mm(マツノ12-39)
84.5mm(自己ブリ12-7)×53.0mm(マツノ12-7)
84.0mm(自己ブリ12-7)×53.0mm(自己ブリ12-3)

shimaさんの系統もマツノ系累代なので
85.0mm(自己ブリ12-7)×54.8㎜(shima12-15)
※shima12-15は85.8㎜同腹。この大型組み合わせは現在ペアリング中です。


期待の系統は、自己ブリ12-7、マツノ09-4、マツノ10-14の3つ。
自己ブリ12-7はもう1世代やらないと分からないところがありますが
マツノ09-4とマツノ10-14はブレイクこそしてませんが、高い次元でまとまってますので期待度は高いでしょう。
むしろ、この辺りは同じマツノ系でも大きさにこだわる傾向の中で相対的に濃くなってるかもしれないので
ちょっと血を離してみたりするとか良いかもしれませんね(そんな話は松野さんのところでも少し出ますが)


今年やる組み合わせの中でもう1つの期待は
84.0㎜(MK11-10※86.6㎜同腹)×53.7mm(shima12-12※86.3㎜同腹)
説明不要でしょう。



個人的には早期♀は産めば儲けもののところがありますが
上記のラインだと3、4ラインほど外せないラインがありますね。
正直言ってオアシスいれといて温度管理さえ失敗しなければというようなのが。

今後に日程は早期♀を後回しにペアリングしますので、上記の通常♀は今月中旬中にペアリング完了しそうです。
今年の♂たちは約1名のぞいて大人しい子ばかりなのでお気楽です。
おっかないヤツのみアゴ縛りですが、珍しくアゴ縛っても挙動不審にならない個体でビックリ。




そういえば、話が全く変わりますが、また交雑の話題を少し。
自分でやったことも無い事をまるで見てきたかのように語るという域を何年も出ることができないのが
交雑を巡る現状であり、所詮は憶測。それがウワサに火をつけてしまっているとしか思えませんね。
真実というとあまりに大げさですが、交雑によって各亜種・種の飼育してみれば分かるサイクルや癖が
どのようなかたちで補完されるのがイチ虫屋として気にならずにはいられませんね。
虫屋の領分から見ると、交雑による変異は興味や好奇心の見方もできます。

大型狙いでアホの様に金を突っ込んでるだろうと少し自負してるところはありますが
その割に交雑話については闇雲に肯定も否定もせずという……
まあ、大型ブリーダーも虫屋も凄い人というのは基本的には好奇心の塊なので
ウワサ程度の知識よりも本物の知識を欲し、知らない事については無知を恥じるという感じがするのですがね。
何より怖いのが知ったかぶって後に引けなくなること。
今の交雑話題の根底はどうもこれだと思うんですよねえ。














昇温も終わって、ダラダラ晩酌

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やることが何もないので味噌汁をあてに日本酒。
高砂の純吟中取り(1升買って4合瓶に小分けしたので、画像は別銘柄のビンですが)
最近、純米ばっかりですが別に特別、純米好きというわけでもないですね。
行きつけの地酒屋さんが純米ばっかりなので必然的にそうなってしまってます。
純米かどうかは気にしませんが、お米は山田錦のを選んでます。

ツマミに味噌汁は個人的には基本。
具はワカメと玉ねぎ。
晩メシの残りですが、残っていると嬉しいですね。
味噌汁の具はツマミとしてなら、なめことかも良いですね。
豚汁みたいに具だくさんはツマミとしては好きでないですが、けんちん汁はOK。
暖かい蕎麦なんかも好き。
基本的に具が多いのとか、肉系とか乾きもの、歯に残る系で日本酒は好きでないですね。
魚でもトロとかブリはあまり……
アジのたたきとかサンマの塩焼きなんかが良いですが
一番はカツオのたたき。
時期的にまだ先ですが、もう楽しみでしょうがないですね。


そういえば、プロ野球と大リーグが開幕しましたね。
1直はナイターでビール。夜勤明けはメジャーで冷酒の季節が来ました。
夜勤明けの日本酒はスゥーッと寝てしまうので恐ろしい。


春になって桜が咲き誇ってますが、お花見してないなー……
家で一人酒が一番気楽ですが、たまには外で一人酒も良いかも?
クロアゲハの通り道でお酒も良いかも?
灯火でビールっていうのは最高なんでしょうな(大勢でやるとマナー問題もありますが)
大勢で飲むのはたまにで良いんです。


割り出しから1本目投入と忙しくなる6月までは、酒飲んで過ごして良いことになってます。
ただあまりダラダラしてると虫の感覚を忘れるので、行きたくなったときに採集に行きます。

しかし、書いてる最中で味噌汁が無くなってしまった……
今日はもう寝よう。

桜が咲き誇り、

植木鉢のクヌギが葉を出しました。
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いよいよ春ですね。

そういえば、個人的超良書「もやしもん」が13巻で完結してしまっていた……
読み物といえば、むし社からオオセンチの図鑑が出ましたね。
まだ買ってませんが、いずれ買います。


さて、ブリ部屋を27~8℃に昇温させて早数日。
暴れは少し出てますね。
マズそうなのは捨てビンに交換しました。
何をもってマズそうかと判断するかは、経験則。

横に動くのは、しばらくすると縦に動きなおして蛹室を作る可能性がありますが
蛹室を作れた場合は底や肩を利用した蛹室となるケースが多いように思えますね。

縦にほぐすと蛹室作りは厳しくなるような気がします
オアシスを使っていると内側から亀裂が入る様な動きを見せた場合は良くないですね。
放置すると側面を残してしっちゃかめっちゃか。
更に放置すると全部ぐしゃぐしゃ。

暴れに暴れてダメだこりゃでも良いのですが
ダメなものを放置して羽化に時間かけてると場所も空きませんし
せっかく捨てビンがあるのだからサッサと替えてしまいます。

まあ、こんなことを書いてる時点で失敗ばかりしてるということでしょうか。
3本目交換して、まったり食痕出していた所で蛹室を作ってくれればありがたいのですがね。


暴れているのもいますが、蛹室を作ったのも1頭います。
しかも♂で30gを超えてた個体。
毎回不安の温度ショック後ですが、こういのが出てくれると少しホッとします。

大きいのはまだ全く動きなしですね。
今月下旬くらいに蛹室を作ってくれると6月中旬の羽化になると思いますのでありがたいのですがね。
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プロフィール

庚午 虫蔵

Author:庚午 虫蔵
久留米専。
自称
「最後のクワガタ狂世代」
の足掻きです。

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