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補強紹介~隠し玉編

まだ紹介してませんでした補強個体がいました。
隠しダマかつ切り札です。

黒王さんからの補強個体です。
DSCN1166.jpg
DSCN1172.jpg

背景はマツノさんの12-1×12-23。
黒王さんのあの88.4の異腹ラインです。

今回の補強個体を見る限りでも、期待は高いです。
黒王さんのところでは幅があるかなと書いてますが
良い意味であの年の1番・23番を引き継いでくれてると思いますね。
本個体は1番の形状に23番のキレイさを引き継いでいる感じがします。
1番のギュッとしまったお尻に無駄のない大アゴに23番の余力。
ウチも1番は補強しましたが、こういうのをやらなかったのが本当に悔しくて悔しくて……
黒王さんにただただ感謝です。

僕はこのラインは必要不可欠になると感じてます。
そのまま、11-8系の♀につけても即戦力と思いますが
先を見据えて、11-1系重視のラインを作っておくのも捨てがたいと思いますね。


さて、今回の補強記事のついでに中期構想を少し。
今思い描いていることはマツノ系の最高のアウトラインですね。
何が必要になるかですか。
僕は今現時点では、黒王さんの88.4mm同腹にマツノさんの13-5をつけて一番期待のラインとするつもりです。
外しても良いように、マツノさんの13-13にマツノさんの13-16で似たような背景をもうひとつ打ちます。
以前にマツノさんの13-5の優先度を高めたと書きましたが
理由は親に使っているのが11-9の84mmと11-5の56mmというのがありますね。
体重に関しては間違いないと思ってます。
ただ、まだ足りないと思う。
それを補うのに使うのが
マツノさんの13-19に同じくマツノさんの13-14の組み合わせ。
マツノ系で、細く、長く、それでいて体重を落とす懸念が無い最高の組み合わせは
他に黒王さんの88.4系とマツノさんの10-14系しかないと思いますね。

上記の黒王さん88.4系×マツノさん13-5の組み合わせをマツノさんの13-19と13-14で組み合わせると
マツノ系譜で{(11-1×11-8)×(11-9×11-5)}×{(11-30×11-8)×(11-23×11-21)}となります。
もちろんこれで終わらせるつもりはないのでまだ先を考えなければなりません。
オマケに考えるのは簡単ですが幼虫をとらなければもともこうもありません。

ちなみに上記の構想では今回、紹介した補強個体が役に立たないでは?と思うかもしれませんが
先立つものは持っておかなければなりません。
11-1×11-23は触媒としてバツグンと思うのですね。
11-5系と11-8系は今後もしばらくは残ると思ってますが
今現在のマツノ系久留米を取り巻く状況を見ても11-1系はうっかりするといなくなってしまうと思います。
唯一の救いが13-16と思うくらいですが、11-5系が入ってますので残す要素が11-8系といった感じですね。
今回の紹介個体につけるのは1つはマツノさん補強の13-37と決めてます。
13-37を安定させる触媒に黒王さんのラインを使えると思ってます。
その組み合わせが間違わなければ、次世代の構想が広まります。
マツノさんの13-37が11-25×11-21であるということは、11-5系と11-8系の2枚のカードを残してますので。


mindさんのブログでは11-1、5、8、23に加え21、25が重要要素と書かれてましたが
僕は更に11-9、さらには裏から10-14に12-1を加えたいですね。
ただし、これだけでは絶対に足らないです。
そこを何とかするのがブリーダーの甲斐性でしょう。
ある程度は自前で何とかする。
僕の手持ちでは自己ブリ12-7(マツノ系譜で10-11×10-4)を大切に可能性を広めていくことが重要と感じてます。







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♀の交換~終盤戦へ向けて

♀の2本目交換はやっと6割くらいですかね。
毎日コツコツ交換してます。

オアシスはとりあえず前半60♀分終了。
例年、オアシスはラインによって食いに差が出ますね。
食うラインは食うのですが、食痕を出さないラインは全然出さないですね。
ならかなり持つんじゃない?って話になりそうですが
食える部分が無くなる前に、オガが持たなくなって暴れられます。
2本返しは状態の良いのを選ばないといけませんね。

とりあえず、オアシスから出た大きいの。
DSCN1164.jpg
DSCN1163.jpg

今年は本当にオアシス好調ですね。
17g台は9番、12番、21番から。
16g台となると、6番、16番、19番、20番、28番。
♀は大きくなるラインとそうでないラインの差は必ず出ますね。
大きいのはほとんど15g超え、小さいのは13~4g台止まり。
菌糸銘柄問いませんね。
6番と28番は早期ラインですが、早期の中でも♀の体重の乗りが良かったラインでした。

他の銘柄はHSも良いですね。
12番から17.6gの他3頭。
アベレージを見ても安定して15g台に乗せてます。
KSP1はあまり大きくならないラインを入れてしまったので
少し小さいですね。
3頭だけ入れた12番はいずれも♀で2頭16g台だった他、何とか17番から16g台が出てます。

全体ですと、12番がやはり圧倒的。
全部掘りましたが、こんなラインは初めて。
35g、33g、31g4頭、30g2頭、29g4頭、28g、27g、26g、25g
17g5頭、16g6頭、15g4頭、14g
親♀のマツノ12-6は1本目3ヶ月未満で13.6gでしたので一見小さく見えますが、オアシスでならでかい部類で
通常通りに3ヶ月半から4ヶ月ちょいで交換してれば確実に16~7gでしたでしょう。
オマケに9月中旬交換で8ヶ月後に2本返しで52mm羽化でしたので素質はあったように思えます。
まだ、確信してませんが親♀が1本目で体重乗るタイプのほうが
仔も1本目から体重乗る予感はします。


3本目は1~2gくらい増えてくると思いますので
16~18g台がかなり拝めると思ってます。
♂と違って♀は失敗しずらいですので。
19g台は出るかもしれないくらいで構えておきます。
狙うなら多分2本目もMビンでないとダメです。
1本目以上に2本目Mビンでないと大きい♀を狙うには厳しいように思えます。
これについては以前書きましたが、2本目のビン内環境の差です。
3齢幼虫を入れる相手がMSボトルとMビンでは……
理想はMビンですが、2本目以降は♂でLビンを使わなければならないので
♀を安上がりにしてしまいがちでMSボトルを選択せざるを得ませんね。



体重を乗せるという点で昨年の補強からポイントを絞りましたが、少し良い方向に傾いてると思ってます。
とにかく♂親に体重が無いとダメで1本目から乗らないとダメと踏んでます。
そういう意味では12-1はうってつけでした。
今年の補強はさらにポイントを絞って、体重が乗ることに加え
要所要所に太さや厚みが無い♂を選びました。
いずれも83mmですが、13-13と19は最大37g、13-21も34g、黒王さんの88.4同腹も37gまでいってます。
還元率で♂親は今後も多分、選ぶことはないです。
僕もマツノさんの13-4は悩みましたが、32g台の83mmで太さに出てましたので泣く泣く我慢しました。
来年は2♂補強したいですが、ポイントを押さえつつも
ひとつは良いところから、もうひとつは掘り出しもので補強したいですね。
僕は極端な話、兄弟成績が良くて太いのがいなければ
37gで82mmでも補強したいですね。
逆に84mmでも最大32gくらいですと悩みます。

幼虫をとれなければ意味がないですが
来年の今頃、2本目交換で良い成績が出るであろうと思ってるラインも少しは見えてますね。
ただ単に仔さえとれれば絶対に外れないだろうという慢心なだけかもですが。
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庚午 虫蔵

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自称
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