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明日から産卵セット投入

4月もお終いですね。
今年の4月はブリード関係においては充実してました。

ペアリングは後半戦です。
いよいよ、早期♀のペアリングも始まりました。
今後はさらに55mmクラスの凶暴そうな♀のペアリングに取り掛かります。
期待の♀はペアリング完了してますので少し気楽ですが難易度の高さは早期やデカ♀のほうが……

明日から産卵セット投入の第一陣です。
5月は産卵セット投入、割り出し、孵化管理、1本目納入(オアシス)とやることがめじろ押し。


さて14年ブリードは羽化が始まりました。
今年は羽化しても2~3週間は掘らないぞ。
♀なんて特に掘らないぞ。
掘ったら世話しなきゃならないので……

サナギも今年はビン越しでしか見ませんが、いろいろなサナギがいます。
ただ頭のサイズは小さいのを除くとみんな横一列かな~。
あまり大きいのがいるように見えません。
サナギでも頭がでかいヤツは「デカっ」って感じますから。
アゴに関してはいろいろです。
中脚と同じくらいの位置にあると短い。
中脚よりもちょっと長いと普通。
中脚の位置に内歯がくるようだとかなり長いですね。
頭が大きくアゴが長いサナギほどやっぱり良いとは思います

直近で羽化するので楽しみなのは25番38.0g。
これは多分無事に羽化できない。
そう思っていても、でかいサナギです。



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2015年を臨むブリード環境

2015ブリードルーム.png

まだまだ、改善点があると思うものの納得できるブリードルームに近づきました。
一応、島棚をぐるっと周ることはできますが狭いです。
蛍光管を抜いてますので常時暗室です。

ここまでやったものの設計段階で
・採光窓をつけたが要らなかった
・換気システムが後付けの為、やや位置が理想からズレた
といった欠陥が生じた。
現状は、採光窓は段ボールとタペストリーでハメ殺し。
北東側でスモークガラスを採用したため、全く気にならないレベルの暗室となっている。

設計段階での成功は出入り口引戸。
寝室からブリードルームに出入りするのですが、引戸のおかげで動線に関係なく物を置ける。

メタルシェルフにしか幼虫は置かないので
実際に幼虫を置いてるスペースは3畳ほどです。
1畳分はまるまるペアリング&産卵用スペースで幼虫飼育には一切使用せず。

サーモセンサーとおんどとりを設置したメタルシェルフが一軍棚。
全ての条件が集約されたスペース。


ちなみにエアコンの買い替えとかどうすんの、コレ?って感じですね(笑)
最低でも島棚を寄せないと無理です。

蛹化ラッシュはいよいよ精鋭部隊待ち

連日33gクラスが蛹化してます。
今年は見える蛹に関しては、予想よりは変なのは少ないです。
とは言っても掘ってないので脚やアゴが歪でないくらいしか確認できませんが。
例年見える蛹で変なのが出て、見えないヤツを掘りにいってしまいますが
見えないヤツは大体上手いこと蛹化する印象なので掘る必要ないですね。

今、蛹化するのは羽化が梅雨入りしてしまいますね。
今年は除湿器を試してみます。
先日から使い始めましたが、余裕の能力で
ここ数日は天候に恵まれてますので除湿器はお休み中。

思ったより蛹化が遅れてますが
今週から来週にかけて、7番36.0gと35.0g、9番36.0gが2頭、20番35.8gと35.6gあたりが蛹化しそうです。
上記のラインは我が家のマツノ系の精鋭です。
蛹室を作ってからが非常に長かった……
1ヶ月は確実に経過する見込みです。

7番36.0g(2本目交換時31.6g)
DSCN1555.jpg

9番36.0g(2本目交換時28.0g)
DSCN1463_20150428213531517.jpg

20番35.6g(2本目交換時27.8g)
DSCN1489_20150428213823f5e.jpg

この3頭は特に期待してます。
共通点は自己ブリ12-7の血がいずれも入っている点。
20番35.6gは2本目交換時こんな感じでした。
DSCN0782_20150428214634846.jpg
細い幼虫が無事にここまで行き着いたのは初めてです。
ウチでは細いのが細いまま大きくなると温度ショックで暴れるので……
16番39.6gも大暴れでしたし、去年の4番37.4gも暴れました。

今回挙げた個体たちが羽化するのは6月中旬くらいになりそうです。
ここまで来てしまうと嫌でも86mmを意識してしまいますね。
今年はいろんな血統背景と菌糸でそれぞれ期待の幼虫が出てきてますので
どれかがひょっとしたら届くのではないだろうかと。

本土ヒラタ ほぼ羽化完了

地元、安倍川流域産の本土ヒラタがほとんど出そろった。
とはいってもまだ全然固まってないので、正確なサイズは出せてない。
最大は67にギリギリ届くかな程度ですが固まり待ちですね。

安倍川産は種親にF1インラインを1つとそれぞれ別区画の柳林で採集した3♀を用い
合計4ラインやったが、採集品からの1ラインが64mm以上がわりかし出たラインとなった。

1本返しであるが、1100ボトルの半分ほどしか食べないので餌の量は不足してないように思う。
70mmを出したいが、あれだけしか食べないことを考えると難しい。
エサ慣れで菌糸をもっと食ってくれることに期待したい。
70mm出したいので来年やります。


さて、オオクワですが山梨用の1本目菌糸が届きました。
オオクワも大型血統慣れしてしまいますと、普通のオオクワとの食いの差に驚きますね。
1本目なら久留米の♀のほうが普通の産地物よりも早く食い上げるんじゃないかな。
少なくとも昔やった山梨や佐賀、最近やった山梨なんかではそう感じる。
ただ久留米は安定して食いが早いというよりも、3ヶ月とかある程度たったところで爆発的に食い上げる感じがしますので
産地物も待てば食い上げるのかな~と。


昨年まではブリードはしてませんが外国産の生き残りが♀単で幾つかいましたが
今年に入っていよいよ久留米以外は山梨と本土ヒラタだけになりました。
数でいえば2014年は久留米450頭の本土ヒラタ60頭+αで
2015年が久留米540頭予定の山梨50頭予定ですので、外国産やってた頃と比べて遜色ないどころか多いくらいです。


蛹化ラッシュ突入

産卵木の皮を剥きました。
まだ10セット分しか剥いてません。
残り17セット分は今度の休みにでも。

加水せず産卵木の皮を剥くので結構時間を食ってしまいますが
これをやっとくと当日の段取りが楽なので絶対に欠かしません。


さて、蛹化ラッシュ真っ盛りです。
今年の羽化ラッシュ開始は4月20日前後でした。
約2週間以内でドーンと蛹化するはずです。

今朝もひとつ9番34.0gというのが蛹化したが、皮が脱げず不全になっていた。
数少ない側面からハッキリ見える個体で不全になると不安になるが
今年は意外とすんなり終わった事と諦めがつく。
何せ39.6gが大暴れ、38.0gが羽化できそうにない、37.0gがやや暴れ、
36g台も3頭暴れてますので、少しは打たれ強くなりました。
不全の悲しみもありますが無事に蛹化するのもいますので。


除湿器も性能を発揮してます。
現在25℃で除湿しなければ50~60%のところ
弱運転で40%まで下げてタンク一杯まで1日半ほど。
能力的余裕はあります。
タンク容量は6.2L。
排水ラインを設ければ排水溝なり外付けで大きな容器にドレンを受けることも可能ですが
うっかりブリードルームを水浸しにしたくないので、デフォルト状態で使用。
除湿器はまわすと温度が上がるので、エアコンは冷房になりますね。


さて、蛹化のほうは今週は多分良いのはもう蛹化しません。
来週に7番36.0gと9番36.0g、さらに20番の35.6gと35.8gが蛹化すると思います。
上記のラインはまだあまり蛹化してる兄弟個体がいませんので
大きいのがスパッと蛹化してくれると気が楽です。
動きは読めなかった12番35.6gと21番35.2gも蛹室を作ったようです。
さらに27番36.2gも蛹室を作り、27番は暴れ一切なしのラインに。

自己血統作りは減ったのか?

BE-KUWA55号を読んで自己血統の確立というのが座談会の項と横丁の項で触れられていた。

「自己血統=プレミアム感」というイメージで語るのなら興味が無いのですが
結果を出す為に自分の思い通りの手駒としての使える血統という話でなら
自己血統は絶対に必要と考えてます。

まず最初のブリードで、数を打って、ラインの選別をする。
組み合わせをいろいろ試す。
その中で一番、順調に大きくなった血統が手駒といえるであろう。

次のブリードで、その手駒が果たして、本当に手駒足りえるかを実証する為に
数を打って、組み合わせをいろいろ試す。
この段階でインでやるか、補強でアウトをやるかが分かれる。
どちらにしても手駒足りえたならば、結果として複数の手駒ができる。

次のブリードではそれらを使ったクロスブリードを実践する。
先代で数を打たないと、次世代で手駒が目減りさせては血が濃くなる一方なので
数を打って、組み合わせをいろいろ試す。


自己血統というものの、本家から出してもらった虫を
変質させるか、維持させるか、で異なるように思う。
凄い血統を本家から出してもらって結果を出しても、それは血統の優秀性を維持しただけ。
良い手駒を得たに過ぎません。
何かしらの付加価値をつけて変質させてやることで自己血統となる。
例えば暴れないとか幼虫体重が乗るといったような。
〇×血統のわりにこの菌糸でも体重乗るよねってなったら血統誕生の瞬間かも知れませんね。














久留米 ペアリング近況

久留米のペアリングは粛々と進めてます。
今朝、以下の3ラインのペアリングが完了

15-10 83×53 (黒王さん88.6同腹×マツノ13-5)  
15-13 83×53 (マツノ13-19×マツノ13-14)
15-16 83×52 (マツノ13-13×黒王さん88.6同腹)

この3ラインは面白いと思います。
今でも、マツノさんの13-19と黒王さん88.6同腹の組み合わせも良かったかもしれないと思い残す点もありますが。

以下のラインを本日からペアリングスタートです。

15-11 83×53 (黒王さん88.6同腹×masukoさん13-2)
15-14 83×53 (マツノ13-19×マツノ13-16)
15-17 83×53 (マツノ13-13×マツノ13-9)
15-19 80×52 (マツノ13-12×マツノ13-1)
15-21 83×54 (マツノ13-44×マツノ13-44)→タイプミス。正しくは、(マツノ13-21×マツノ13-44)
15-23 83×52 (黒王さん84.7同腹×マツノ14-38)
15-25 84×54 (masukoさん13-2×杢目さん13-1)

今日ペアリングスタートした中で期待は何といっても15-14の組み合わせ。
僕がマツノさんで見た中では双璧の組み合わせ。

15-10
15-13
15-14
15-16

これら4ラインは当代で当てる野心もありますが
今後のブリードのポジ要素も含ませてます。
僕の中では黒王さんの88.6ラインマツノさんの13-19は別格。
16年ブリの構想では15-13の早期♀を作って、黒王さんの88.6同腹♂に当てるという案も考えてます。

自己ブリ12-7の血が入った14年ブリ早期♀も奇数年ブリに組み込まれるので
マツノ久留米の層は厚くなります。



さて、蛹化情報ですが
2番36.6gと19番35.2gが蛹化しました。
2番36.6gはビン中央蛹室を作ってしまい1センチ程度の小窓でしか内部を確認できないですが
位置が良いので掘り出しはしません。

ライン毎の暴れ数は2番と27番はかなり優秀。
2番は我が家でも指折りのブリ経過を誇ったライン同士の組み合わせなので体重さえ乗れば
悪くない結果が出るのではと期待の高いラインになってます。
27番は自己ブリ12-2と自己ブリ12-7と、当てられなくて15年ブリでは断念したマツノ×メルリンの組み合わせ。
自己ブリ12-2の経緯はMK10-2×MK10-6。
自己ブリ12-7の経緯はマツノ10-11×マツノ10-4。
暴れは無かったが上手く羽化できなかった自己ブリ12-2に
暴れも幾らか出たが好成績の自己ブリ12-7の組み合わせです。
2番と27番、両ラインとも36g台が2頭ずついていずれも順調な経過ですので今後も期待。

さて、今後の蛹化は35g超えですと16番36.4g、21番37.2g、23番35.4gが近いと思います。

山梨 孵化

16日で卵で割り出した山梨ですが、すべてのラインから孵化個体を観察することができました。
DSCN0149[1]

この瞬間まで気が抜けないのがブリードですね。
早く久留米もここまで進めたいですが、1本目の時期を決めてるので今はただ待つのみです。
とりあえず久留米の予行演習としての側面があった山梨で
予定通りに工程が進んでいます。

今年から卵管理も少し変更してます。
昨年、Fe3+をマットの加水時に使ってこれは良いと思いましたがこれを継続。
マットは今年から篩ってます。
一番の変更点はプリンカップの蓋を1つから2つに変更。
マットの乾きや孵化に影響が出るかを試験するのに山梨を使いました。

1本目は25日に届きます。
結局、神長さんのSシリーズをいろいろ(3、4、5、3M)
53卵すべて孵化する事は無いだろうと50本用意。
置き場所はブリードルームは手一杯なので寝室兼成虫置き場。
そんじょそこらの寝室とは訳が違うので(ガラス温室、ワインセラー、冷し虫家があり、夏はエアコン稼働)
50頭くらいは楽勝の予定です。
ただ管理の精度はどうしても甘くなるし、生活空間なので、どうかな~……
大きいのが出たら久留米もそっちに行くかも?(笑)
そしたら600頭はいけますね。



久々、おんどとり

久々におんどとりを吸い上げました。

2013年6月からデーターが生きていたので、そこからのグラフですが
まあ、大体2シーズン分のブリード温度が吸い上げられた訳です。

失敗の13年ブリと
今のところまずまずの14年ブリの比較をしたら
全然、別物の温度管理になってました。
14年ブリードの温度管理モデルは12年ブリードですが、いじり方は12年とも13年とも違います。。

さて、久々に吸い上げた理由は
現在、温度管理方法を湿度と並列させた高度な温度管理を求めている為。
サーモコントローラーを噛ませたことでエアコンはキビキビ動きます。
そして、いよいよブリードルームの湿度調整を加湿器から新兵器の除湿器に交代しました。
除湿器を他の部屋でテスト運転したところ温度上昇は確実の為
エアコンは暖房から冷房に変更。
みるみる湿度が下がり、おおよその目標値まで下げることができたので
次に温度安定させる訳だが、加湿器に比べ除湿器のほうが熱を出すのでハンチングがしやすい。
多少のハンチングはしょうがないとして、エアコンの細かい設定で安定させることとしたが
そこでおんどとりにモニタリングをさせながらエアコン設定をいじってます。
このコンボならエアコンのオンオフタイミングが分かるし、ハンチング幅も分かる。
PCの前で20秒刻みで更新されるグラフを見て、傾向がつかめたら改善の一手を打つだけです。
この作業をやると自分のブリードルームをいかに知っているかが試されます。


さて、加湿器はもう使わないと見込んで、手入れしました。
しまい込んでんでしまいます。
もし、湿度が下がりすぎたら、除湿器止めて
それでもダメなら空気清浄機を加湿器にするしかない。



さて、ブリード状況のほうは
HS及びKSP1組が加速してます。
オアシス組も5番35.0gが蛹化した。
次はいよいよ今年最高の出来でここまで来ている2番36.6g。
期待の7番36.0gもシワがやっと入り始めてきました。

蛹化は今週と来週で良いのは全て終わりそうです。
羽化は5月中旬から6月上旬の間に大体終わるかな。

BE‐KUWA55号書評

連続更新です。

BE-KUWA55号書評です。

今回は非常に楽しみにしていたノコ特集。
目次順にレビューします。

まず巻頭プレート。
ミヤマ特集と双璧でないかと思います。
プレートだけでお値段以上。
たくさん載ってるとお得感ありますね。

ノコの採集記事は、書いてある通りだけれども
プレートみたいなノコは悲しいくらい手に入らない。

ノコの飼育記事は蛹室作成以降の温度管理が、次のギネス養成記事に関連すると思います。

ギネス養成記事はノコギリに的を絞ったように見えて
他種にも言えることが書かれています。
蛹室作成以降の温度管理に関しては、興味深い。

ミヤマ仮面さんの記事はスルー。

河野氏の温度管理紹介は面白い。

ゼロからはじめるオオクワは、すいません、ほとんど気に留めることも無く読み切ってしまいました。
基礎知識編はいつもこんなだから期待しなかったけど、期待しないで正解。
毎回思うけど上級編だけではいかんのか?

座談会記事は、やはり能勢サイドの話が面白い。
す~やんさんとGULLさんの個体は素晴らしいですね。
話自体は共感持てる内容ばかり。
僕の名前も出してくれたようで、ありがたや。
2014年の羽化数は数えてないけど、2014年ブリード数は450スタートで2015年は540スタートの予定ですから
久留米オンリーとしてならまあまあやってる方になるのかなあ。
これからしばらくは4畳半の限界に挑戦ですよ。
実際、寝室や廊下を資材置き場にしていざとなったら外にも資材を置けるのでまるまる4畳半ブリスペースですが
ブリードが重なるこれからの時期は菌糸ビンをうまいこと案配しないと4畳半でも足りない。
ただ置くだけなら1500本でも置けると思うけど、空調がどうなるか分からないですね。
話を戻して、次号の早期羽化の話が楽しみです。

次は小島先生の記事。
内容はというと……
なんというデジャヴ感。

自慢写真コンテストの結果は
御免なさい、前回のエントリーの画像がどんなのあったか覚えてない。
でも上位画像は印象に残ってるのもあった。

美形コンテストは、まず好みの個体を選ぶ作業でほとんど篩い落ちる。
人様が自信をもって送り込んできたほとんどの虫の良さが分からないのだから
僕の好みは絶対に上位にならないだろうな……

ギネスって難しいですか?はスルー。
ファッションオタク臭がするのはどうも……
ギネス出してください、応援してます、としか言いようがないです。

シエラレオネ採集記は、まず虫の層がアフリカだなくらいしか。
今号唯一の採集記事。

横丁は、誌上調査のイラストが春号なのでリュードルフィアさんだった。
今までのリュードルフィアさんを見たくてつい春号のバックナンバーを手にしたが
春号は巻頭プレートに力が入ってる傾向があって良いですね。

新兵器は温度の守護神

新兵器が届きました。
DSCN0143[1]

箱を開けてみた。
DSCN0144[1]

中身を取り出す。
DSCN0146[1]


新兵器はニューマリンズのサーモコントローラー。
もう完全に猿真似です。
みんな口を揃えて良いというのならば使わない以外に手は無い!ですね。

オウゴンオニでBE-KUWAギネスを取られた方のHPで存在は知りましたが
冷蔵庫を使う予定は全く無いのであまり興味がありませんでした。
そして本格的に興味を持ち出したのが昨年。
エバクワさんのブログですね。
ただ在庫があるうちに買わないもんで、買いっぱぐれてしまいました……
待つこと数ヶ月、やっと在庫が復活したので即ポチ。
2台ポチってしまいました。

DSCN0147[1]

左から順番に
暖房用コンセント、冷房用コンセント、サーモコンセント(主電源に差す)、サーモセンサーケーブルとなる。

操作自体はボタンが3つしかないうえ、説明書も見やすいので助かる。

今回の設備改善はパナソニックエアコンの復旧機能×ニューマリンズサーモのコンボ(エバクワさんの真似です)
まずエアコンの復旧機能をオンにして電源を落とし、コンセントを引き抜く。
今まで外気温はブリードルームより安定して低い為、エアコンの運転設定は暖房23℃で、
ブリードルームを24℃前後(±1℃)に管理していた。
その為、ヒーター側にエアコンのコンセントを差し込むこととする。
サーモコンセントをコンセント口に差し込みサーモの電源オン。
温度とオンオフ設定をセットして、
一発でサーモがぶっ壊れたら悲しいなあとドキドキしながらエアコンの電源オン。
しばらく調整して暖房25℃でセットしたら、センサー付近は半日で±0.1℃以内という恐ろしい管理になった。

まだ半日そこいらですが、これは凄い……
あり得ない程、ぶれない。
DSCN0148[1]

エアコンの設定がミソで、復旧した際にエアコンの設定がヌルいと設定から引き離されるし
逆にキツイと設定をオーバーランするハメになるのではないかと思います。

今後の課題は、外気温の変化ですね。
ウチは外気温で冷房と暖房を切り替えますが、もうしばらくすると
狙う温度に対して外気温のほうが高くなったり低くなったりという時期になります。
対策としてエアコンは冷房で、ヒーターを追加しようかな……


35g以上の現状

少し暴れましたが、13番37.0gが蛹化した。
後ろ脚も無事に合掌してます。

16番34.6gも蛹化していたが、こちらは思ったよりも小さいですね。
オマケに羽化不全しそうな感じ。
16番のオアシス組は良い結果出せそうにないです。

今週は蛹化する♂はもういないかな……
来週くらいに良いのがまた幾つか蛹化すると思います。
予想では2番36.6g、35.4g、5番35.0g、19番35.2g、21番37.2g、35.0g、23番35.4g、24番35.0gが来週。
7番36.0g、35.0g、9番36.0g2頭、20番35.8g、35.6gは再来週にどうかなという感じ。
27番36.2gは蛹室っぽいものを作り始めてますが、12番35.6gは少し暴れた形跡があるものの不明。
21番35.2gは蛹室作成かと思いきや、食痕で小窓を隠してしまい良く分からない。
蛹化したのは12番35.6g、13番37.0gは良い感じでしたが、25番38.0gはダメそう。
暴れの酷かった12番36.2gと16番39.6gはチーンな状態。
オアシス組は上記の通り。

HS組は12番36.4g、16番36.4g、36.0g、35.8g、17番36.8g、19番35.4gは暴れず蛹室を作ってます。
17番35.8gは暴れて蛹室を作りましたが大きくなさそう。
HSはあまり暴れず蛹室を作っていますので、33~34gクラスに期待がかかります。

KSP1は暴れが多かったものの、2番36.4g、27番36.4gと大物が暴れず蛹室を作った模様。
23番35.8gは少し動いてあっという間に蛹化してました。
2番35.4g、13番35.4gは暴れて蛹室を作りました。
17番36.6g、25番35.2g、26番35.2gはまだ暴れてます。
KSP1は全体的に暴れが多く5割くらいは暴れてます。

HSの暴れがパサッとした環境になるに対して、KSP1の暴れはしっとりとした環境になってますので
KSP1のほうが暴れても蛹室を作るような気がします。

HS組とKSP1組の蛹化は来週以降が本番でしょう。
HSなら12番36.4gは理想に近い成長曲線(35.0g→36.4g)なので期待です。
KSP1は良いのを出したいに尽きます。


35g以上は期待して当然ですが35g以下も期待しているのはいます。
22番が全て暴れず小窓型蛹室を作りました。全3頭で33.8g、34.0g、34.2gと揃ってます。
2番と21番は暴れが少ないので期待。
12番と19番は数が多いので暴れもいますが無事なのもわりかしいます。
20番と27番は32~33g台しかいませんが何故か大きく見えます。
17番も34g台がそれぞれ3銘柄で蛹室を作りました。
他の番号は32~3gまでは無事に蛹室を作っているくらいしか。

たくさん見ると、蛹室を作ってもなかなかシワが入らないと
何故か大きく見える前蛹というのがいますが不思議ですね。



さて新兵器の発送メールが来ました。
BE-KUWAの新刊も発売されたようですし、買いに行かないと。
山梨の菌糸も悩んだ末に発注かけました。
本土ヒラタも小さいけど羽化ラッシュ。
ラベル発行、プリンカップの穴あけは今年の分が終了。
来週からペアリング数がどっと増え
再来週は産卵木の皮むき。
蛹化・羽化は待つしかできませんが、ゆっくり作業をやって時間を潰します。


今年の蛹室作り

暴れてる幼虫も蛹室を作り始める個体が増えてきました。
今年は蛹室を作るのは早いですが、温度は低めにしてますので
蛹化は少し遅めです。

既に蛹化してる個体、もうすぐ蛹化する個体、やっとシワが入り始めた個体、
蛹室を作り終えたようだがなかなかシワが入らない個体、蛹室を作り始めた個体、
まだ暴れてる個体といろいろいます。

蛹室は移動がほとんどない個体は小窓ですね。
動いてる虫ほど側面を使いたがります。

暴れについては、2割くらいありそうです。
大きさに偏りなく暴れてますが、ライン毎で見ると暴れるラインはあります。
同ラインでも不思議なことにオアシスだと暴れるのに、HSだと全く暴れないとかもあります。
今年はいろいろ試したからか、全く暴れないラインは無いです。


さて、またまた設備増強です。
今まで手に入れたくても手に入らなかったものを導入できそうです。


山梨 割り出し

忙しくなって参りました。
今日は山梨を一気に割り出し。

結果は以下の通り。

77×50(イン)……0。失敗
77×44……12卵
74×48……36卵
74×44(イン)……5卵

数の上では良いのですが
案の定、77×50は空砲でした。

74×48は11日で36卵。
産み過ぎィ。

74×48のセット。
DSCN0127[1]

こんな感じの産卵痕多数。
DSCN0129[1]

ドヤァ!
DSCN0131[1]



オオクワってやっぱ簡単だなあという面と
上手くいかないなあという面を味わされましたね。

久留米 ペアリングスタート

DSCN0125[1]

ペアリング開始です。
しょっぱなは2番手の♀でペアリングのセットをこなれさせてからとも考えましたが
今年はエース♀から行きます。

セットはGULLさんのパクリです。
あのやり方が一番実戦的と思います。
底面積よりも空間容積。

マットは完全ド中古。
食べこぼしでベッチョベチョ。
手で触りたくないレベルでベチョベチョ。
一気に霧吹きで加湿するよりも、ゼリー交換をこまめにやって湿度調整をすることにします。
とは言っても、蒸れ具合が足りなければ霧吹きします。
小ケースよりも広いので、うまいこと蒸れるかな……


今年の種親の仕上がりは良好。
ゼリーの食いも良く、カサカサとうるさく、ケースの中を飛び回るのもいるくらい。
あまり活発にさせるとくたびれますが、野外品みたいなくたびれ方にさせるのが理想。
少しアタリをつけてペアリングを連戦させるので、相当くたびれてしまうことが多いですが
今年の種親は来年も頑張ってほしいのが幾つかいるので気持ちだけ大切に扱います。





山梨 産卵近況

山梨の産卵セットの近況です。

77×50イン……失敗くさい。空砲。♂を入れて様子見。
77×44アウト……産卵数少ない。
74×44イン……産卵数少ない。
74×48アウト……多産っぽい。

こんな状況です。
少なくても良いですが、採れないラインがあるのはイヤですね。
珍しくあまりガッツリ齧らないです。
ノコギリで切れ込みを入れたかのような齧り方をひとつもしてない。

産んでるっぽいのは様子を見て割り出しをします。


さて、明日からようやく久留米のペアリングをスタートします。
明日はまだ3ライン分ですので楽勝ですが、一番重要なラインを組みます。
今までいろいろ試してみましたが
かける順番とか同居期間を分けてみたりとかは関係なさそうですね。
産まないヤツは産むヤツの次の番にペアリングしてなおかつ1週間×2セットでも産まない。
いつ事故が起こるか分からないので優先ラインを真っ先にペアリングします。



理想のブリード

ブリードは要所要所がありますね。
大きいのを目指す場合はとにかく失敗しないに尽きます。

1.越冬明けの活動開始
2.ペアリング成功
3.産卵成功
4.1本目食い上げ順調
5.交換後の経過順調
6.体重の好成績
7.暴れず蛹室作成
8.蛹化成功
9.羽化成功
10.羽化後、元気な状態で掘り出し

1項目でも失敗できない要素。
この為に様々な設備管理を行い、なおかつブリードサイクルを組み立てる。

1項目も失敗しない場合はハッキリ言って凄い楽ちんなブリード。
作業工程数も精神的摩耗も少なくて良い(とはいうが先のステップに進めば進むほどプレッシャーにもなる)


越冬明けもボーっとしたような状態で
ペアリングも事故があったりして
産卵も難産で欠番を出しつつも何とか産ませて
1本目の食痕がなかなか出ないうえに細い食痕で
交換しても期待以下の体重で
ビンの底に居座ったまま
温度ショックを食らわしたら散々暴れて
捨てビンも使わざるを得ない状態で
何とか蛹室作成も、蛹化と羽化で大量脱落。
オマケに羽化後、ナゾの死亡。

これが考えうる最悪なパターンですが、全部食らったら笑っちゃいますね。
でもあり得なくもない。
これら幾つかが当てはまる個体は出ますし。
ショックの大きさでは最終局面に近い段階で順調なヤツが失敗するのがダメージ抜群ですが……


現段階は14年ブリードは7~8項目目。
15年ブリードはこれから2項目目。

上手なブリーダーさんは簡単にやってのけるよう見せますが
条件を全て満たしたから結果的に楽に見える。
こればかりは初心者とかベテランは関係無いと思いますね。
確かに失敗を積み重ねて毎年、改善して良くなることもありますが
最初から感性が良ければ下手な数シーズン分よりも遥かに良い。

手間暇をかけて苦戦の上に出した虫が技術の結晶かというとそうではないと思いますね。
確立された手順を間違いのない工程で育て上げ、その中で大きいのこそ技術の結晶なのだと。
むろん、極めようとすればするほどより高い精度が求められ手間暇となってくるのであるが。

BE-KUWAギネスの技術点に思うことを何となく書くのであった。

考え方的には楽しいブリードとは遠いけれども
やりがいのあるブリードだとは思います。







2014年の蛹室づくり

いろいろな幼虫がいます。
2014年ブリードは3種類の菌糸銘柄、いろいろなパターンの組み合わせで28ラインとたくさんやりました。
それだけやると銘柄毎、ライン毎で違いが分かります。
単純に成長だけでなく、今の蛹室づくりでも。

同じオアシスでもラインによっては動かないと蛹室を作らないようなラインもあります。
どうしようもないくらい暴れるのは個体差のような感じがします。
個体差は面白いもので、9番36.0gというのが蛹室のような部屋を作って移動しを繰り返している。
今は3回目の蛹室づくりの模様。
マットビンに移動した16番の39.6gあった個体はダメですね。蛹室作らない。
この個体に関しては暴れても放置しとけばよかった。
オアシスに入れた16番は暴れるのですが、蛹室は作るのですね。
マツノ系でHSの味など知らんはずなのにHSなら暴れないという……

銘柄別に見ても、暴れてもいずれは蛹室を作ります。
ですがPP1400はかなり暴れないと蛹室を作らない。
まだ蛹室を作ってないのは暴れが足りないビンやボトルです。


上手くいって無い事に目が行きますが
良い面に目を向ければ、12番35.6gが蛹化しました。
これは暴れもなく、良い感じに蛹化しましたので期待は高いです。
入梅前に羽化しますので良いかもですね。
他にも期待してる幼虫で
2番36.6g、35.4g、5番35.0g、13番37.0g、19番35.2g、21番37.2gと大きいのが続々シワが入り始めている。
7番36.0g、35.0g、9番36.0g(2頭いるうちのもう1頭)、20番35.8g、35.6g、21番35.0g、23番35.4g、24番35.0gも蛹室を作った。
33~4g台も例年より無事に蛹室を作っているのが多いので、このクラスで一発出してみたいです。

上記記載の期待幼虫はオアシスのみですが
HSは12番、16番、17番、19番、
KSP1は2番、27番と35gオーバーが無傷で蛹室を作ってくれたようです。
特にHSで16番は相性抜群なのか36.4g、36.0g、35.8gと良いのが3頭もいる。

直近で蛹化しそうな幼虫でどうにか無事に蛹化してほしいのは16番34.6g。
オアシスで比較的順調な16番はこれしかいない……


今週は冷え込んで温度をいじったり、湿度も何故か下がったりしたが
来週は気温が比較的安定しそうなので温度は安定しそうだ。



雑記

東京駅記念Suica、7月末発送予定でした。
年またぐ人もいるようなので、ラッキーですね。

さて、クワガタ関係はまずは久留米。
♀の蛹化ラッシュに入りました。
♂もちょっとずつ蛹化してます。

昨日は猛烈な寒さでブリードルームの温度が1~2℃高く出たのでエアコンの運転設定をいじりました。
そしたら温度ムラが出来ておかしいななんて思ったら
エアコンの送風を拡散させる為に置いてあるダイソンホット&クールが運転状態なのに全く送風してなかった。
壊れた?と思って見てみたら吸気口?が埃状のカスでドン詰まり。
原因は加湿器。
加湿器置くようになってから、加湿の蒸気のミネラル分が白いカスになって浮遊してる模様。
床や棚に堆積しないのだが、家電やフィルター類にかなり着いてました。
加湿器の説明書を見ると手入れで白いカスは何とかなるようである。
ホット&クールは吸気口を清掃して再起動したら復活。
今まで徐々にムラが出てたので見逃してましたが、一気にムラが解消されました

あと雨降りだったのに湿度がダダ下がりという珍しいケースでした。
加湿器のタンク分使い切って片付けようと思ったら
タンク空になった状態で湿度30%なのでたまらず補充。
今のブリードルームおかしいくらい湿度が上がらない……


本土ヒラタもそろそろ羽化ラッシュが来そうです。
まとめ飼いしてるケースは既に羽化ラッシュ中。
今年はかつてないほどヒラタをたくさん見ることになりそうです。

暑かったり、寒かったり

三寒四温です。
最高気温24℃の2日後の最高気温9℃って(笑)
多分あまり関係ないですが。

蛹室作りもあと2週間以内でどうにもならないようなのは
羽化しても多分、良いのは出ないような気がします。
ウチで遅れて羽化するのは暴れてさらに暴れて蛹室を作るようなヤツですね。
良いかも知れないのはほとんど蛹室まで作ってますので。

蛹化&羽化で、あと2ヶ月長いですね。
順調に蛹室を作っているのは2番。
1頭35.8gあったのが暴れてとんでもないことになってますが、それ以外はほとんど順調に蛹室を作ってます。
今年はそれ以外は暴れたり暴れなかったり。
どのラインも1頭くらいはまあまあ期待できるのが暴れないで済んでます。


焦ってもしょうがないので、プチ禁酒解禁。
ナイターにビールの時期です。

温度ショックまとめ

今年の温度ショック工程のまとめです。

1月3日迄、21℃
1月3日~、20℃
1月20日~、19℃
1月30日~、18~9℃
2月20日~、19℃
2月25日~、20℃
3月1日~、21℃
3月6日~、22℃
3月11日~、22~23℃
3月16日~、23~24℃
3月20日~、24~25℃
3月27日~、25~26℃
3月31日~、24~25℃

毎日、温度データをとってましたがこんな感じです。
現在は24~25℃。
これで羽化まで持っていきます。

湿度のデータもとりましたが、加湿器が水切れを起こすと25%まで下がります。
加湿器が稼働しているときは50%前後ですが、やはり2月~3月中旬は50%にちょっと満たないくらいが多く
桜が咲き始めて気温が上がると50%をやや超えるような感じでした。

加湿器稼働開始は1月末。
LED菅を抜いたのが2月末。
2015年ブリードは常時、調湿&暗室ですので期待は高いです。

昇温後の蛹室作り始めは3月中旬頃です。
現在も蛹室作りは続いてます。


2015年の幼虫飼育は27℃までは上げたいですね。

6月以降1本目投入
6月15日~、25~26℃
6月25日~、26~27℃
7月5日~、27℃
9月1日~、26~27℃
9月10日~、25~26℃
9月20日~、24~25℃
2本目交換開始
9月30日~、23~24℃
10月中旬~、23℃

こんな感じになれば良いかなと思ってます。
2本目が温度的には楽で、湿度の見極めが重要な時期ではないかと思ってます。

簡単に書きましたが
エアコンの運転設定を暖房から自動に変えるのが一番良くわからない。
いつも何となく切り替わってる(笑)

山梨 さらに2セット

DSCN0115[1]
駿府城の桜も満開です。
今年は咲始めは天候に恵まれましたが、満開になるタイミングで天候不順。
満開になったは良いけれど一気に散りそうですね。


さてクワ関係はいろいろ動き始めてます。

まず山梨の産卵セットをさらに2つ組みました。
DSCN0122[1]

前に組んだ2セットは♀のかじりが悪すぎるので
種♂を入れました。
産んでくれないと困りますが、時期はあまりこだわらないので長期戦も想定します。


本土ヒラタは単独菌糸飼育はほぼ全て蛹化しました。
菌糸は月夜野きのこ園のエレメント1100と微創研のMT160のPP850の2銘柄を使用。
エレメントはあそこの菌糸らしく出来立てホカホカなボトルだった。
久々に使ってみたが昔より詰めが堅くなった気がした。
MT160は対照的にちょっと古めなボトルであった。
詰めもハッキリいってメチャ柔めで培地もこなれてるどころか中身が縮んでいてやや不安だった。

で結果はというと、あまり変わらないのではないですかね。
産卵セットで使用したマットでも途中までは大きくなっていたので
本土ヒラタはどうやれば頭一つ抜けて大きくなるのか良くわかりません。
オオクワ用の乾いた菌糸与えたらどうなるかな。
でかくなるけど、最後メチャ暴れそう。
暴れる前に交換したら、交換時のショックで痩せたまま速攻で蛹室作るだろうし。


久留米は蛹室作りと蛹化が進んでます。
ビン底の25番38.0gが蛹化しました。
よく見えないのに形がいびつと分かるのでダメでしょう。
悔しいですが経験的に無理と分かる感じがします。
蛹化が近い幼虫で楽しみなのは12番35.6g。
これは暴れずに良い位置で作ってくれたので期待が高いです。

HSもほとんどのボトルが蛹室を作ったようです。
動きの無いKSP1も蛹室を作ったようです。
我慢できずに軽く振ってみました。
35~6gの幼虫が暴れずに蛹室を作ってくれてるので期待は高いです。

まだ蛹室が作られてないビンもありますが、あと2週間くらいでほとんど終了するのではないでしょうか。
ここ数日天候は雨がちですが湿度はあまり上がりません。
そろそろ除湿器を回せるかなと思ってましたが、まだ加湿器を稼働させてます。


2015年久留米のペアリングは15日から。
初日は最優先の
☆83.7×53.0 (黒王さん88.6同腹)×(マツノ13-5)
☆83.0×53.0 (マツノ13-19)×(マツノ13-14)
☆83.0×52.5 (マツノ13-13)×(黒王さん88.6同腹)
翌週22日に
☆83.0×53.0 (マツノ13-19)×(マツノ13-16)
83.0×53.0 (マツノ13-13)×(マツノ13-9)
83.7×53.7 (黒王さん88.6同腹)×(masukoさん13-2)
の予定。
産卵セットの第一陣は5月1日(☆印の4ラインは絶対に組みます。)
早期♀は遅めのペアリングですが、仕上がってます。
今年は長めの越冬明け期間を設けましたが
本音を言うとオオクワは覚めてすぐのほうが良く産むような気がします。
今年は目覚めが早く3月上旬にはバリバリでしたがどうでしょう。

勿体ぶりは許せない

愛好家として許しがたい行為が続けられている。
好きなクワガタムシの事だから今回、話題になっている川西の件は何か書いておきたい。

自分はクワガタ少年だった頃、まさかクワガタムシの愛好家の世界にこんなに闇があることを知らなかった。
今続けられていることは解決しないと未来の愛好家にとって新たな闇となるだろう。

こうは絶対になってはいけないというものが存在することが耐えがたい。

僕がお会いしたことある人全てと言っても過言がないくらい
ブリーダーの皆様はそれぞれ良い目線でポリシーをもってやられている。
クセのある人もいたり、力の入れ様に大小あれども
創意工夫の話を聞くのは非常に楽しくもあり、負けてられないなという気分にさせてくれる。
時に認めてもらいたいなとか思うことでやりがいにもなる。
普段は人見知りな自分でもガッツクし、昔話や良い話には心から感動する。
失敗しても励ましてもらったり、アドバイスをもらって、次こそは意気込める。
だから次は自分が何か良い話題を提供したいと思うようになる(要は自慢したくなる)

ああなってしまっては、もうそういう楽しい事が無くなる。

お金とか名誉で人が変わってしまうのなら
クワガタでそんなものはいらない。

自分の好きな分野でホラを吹くことは
後で穴があったら入りたい、そして埋めてくれって頼む思いです。


良い虫はたくさん見たいのが愛好家の本懐。
自慢できる虫は自慢してほしい。
そう切に思う。


追記
書き忘れてはいけないことをつい書き忘れた。
今回、書いたことは川西に対する印象を操作することが狙いではありません。
川西はオオクワガタの昔からの産地であり磨けば必ず光る素質はあると思ってますし
1つの産地としても魅力的で虫屋に与えられた恵みとも思ってます。
僕は虫屋として絶対に他の産地へのリスペクトを忘れてはいけないと考えてます。

祈る思いの数週間

メルさんの日記に面白いことが書かれてましたね。
採集のグランドスラムは半端なさすぎ。
飼育のグランドスラムもレベル高いですね。
自己採集から自分で作った菌糸を使いギネスを羽化させたらオオクワの神様かなあ。


さて、だいぶ仕上がってます。
DSCN0114[1]

超見ずらいです。
かれこれ1ヶ月、部屋真っ暗です。
菅を抜かないと灯りをつける誘惑に勝てないですね。
ヘッドライトもセロハン貼って赤マジックで塗りつぶしてます。
ちなみにセロハンを赤マジックで塗りつぶしたぐらいでは採集では意味無いです。

ちなみに画像のラックはいずれの棚もキノコ生えてます。
面白いことにもう一台のラックがほぼ生えませんでした。
いずれもオアシスですが、ロットと交換時期が違うくらいです。
生やしてしまったのは2月です。
来年は灯り厳禁体制ですので、楽しみですね。

週間天気を見ると県内は雨がちな天気になりそう。
やっと加湿器の給水頻度が下がるかな。

湿度が上がってくれるのは良いことですが
梅雨前に出来るだけ羽化させたいので
まだ確認できないビンも蛹室は出来れば来週中に確認したいですね。
とは言っても来週中では、今「蛹室かな?」というビンが蛹室完成するくらいでしょう。

蛹化と羽化は予想される日数を待つだけですが
蛹室はいつ作り出すか、暴れないで作ってくれるか、が分からないのでただ祈るだけ。
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プロフィール

庚午 虫蔵

Author:庚午 虫蔵
久留米専。
自称
「最後のクワガタ狂世代」
の足掻きです。

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