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自己血統作りは減ったのか?

BE-KUWA55号を読んで自己血統の確立というのが座談会の項と横丁の項で触れられていた。

「自己血統=プレミアム感」というイメージで語るのなら興味が無いのですが
結果を出す為に自分の思い通りの手駒としての使える血統という話でなら
自己血統は絶対に必要と考えてます。

まず最初のブリードで、数を打って、ラインの選別をする。
組み合わせをいろいろ試す。
その中で一番、順調に大きくなった血統が手駒といえるであろう。

次のブリードで、その手駒が果たして、本当に手駒足りえるかを実証する為に
数を打って、組み合わせをいろいろ試す。
この段階でインでやるか、補強でアウトをやるかが分かれる。
どちらにしても手駒足りえたならば、結果として複数の手駒ができる。

次のブリードではそれらを使ったクロスブリードを実践する。
先代で数を打たないと、次世代で手駒が目減りさせては血が濃くなる一方なので
数を打って、組み合わせをいろいろ試す。


自己血統というものの、本家から出してもらった虫を
変質させるか、維持させるか、で異なるように思う。
凄い血統を本家から出してもらって結果を出しても、それは血統の優秀性を維持しただけ。
良い手駒を得たに過ぎません。
何かしらの付加価値をつけて変質させてやることで自己血統となる。
例えば暴れないとか幼虫体重が乗るといったような。
〇×血統のわりにこの菌糸でも体重乗るよねってなったら血統誕生の瞬間かも知れませんね。














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久留米 ペアリング近況

久留米のペアリングは粛々と進めてます。
今朝、以下の3ラインのペアリングが完了

15-10 83×53 (黒王さん88.6同腹×マツノ13-5)  
15-13 83×53 (マツノ13-19×マツノ13-14)
15-16 83×52 (マツノ13-13×黒王さん88.6同腹)

この3ラインは面白いと思います。
今でも、マツノさんの13-19と黒王さん88.6同腹の組み合わせも良かったかもしれないと思い残す点もありますが。

以下のラインを本日からペアリングスタートです。

15-11 83×53 (黒王さん88.6同腹×masukoさん13-2)
15-14 83×53 (マツノ13-19×マツノ13-16)
15-17 83×53 (マツノ13-13×マツノ13-9)
15-19 80×52 (マツノ13-12×マツノ13-1)
15-21 83×54 (マツノ13-44×マツノ13-44)→タイプミス。正しくは、(マツノ13-21×マツノ13-44)
15-23 83×52 (黒王さん84.7同腹×マツノ14-38)
15-25 84×54 (masukoさん13-2×杢目さん13-1)

今日ペアリングスタートした中で期待は何といっても15-14の組み合わせ。
僕がマツノさんで見た中では双璧の組み合わせ。

15-10
15-13
15-14
15-16

これら4ラインは当代で当てる野心もありますが
今後のブリードのポジ要素も含ませてます。
僕の中では黒王さんの88.6ラインマツノさんの13-19は別格。
16年ブリの構想では15-13の早期♀を作って、黒王さんの88.6同腹♂に当てるという案も考えてます。

自己ブリ12-7の血が入った14年ブリ早期♀も奇数年ブリに組み込まれるので
マツノ久留米の層は厚くなります。



さて、蛹化情報ですが
2番36.6gと19番35.2gが蛹化しました。
2番36.6gはビン中央蛹室を作ってしまい1センチ程度の小窓でしか内部を確認できないですが
位置が良いので掘り出しはしません。

ライン毎の暴れ数は2番と27番はかなり優秀。
2番は我が家でも指折りのブリ経過を誇ったライン同士の組み合わせなので体重さえ乗れば
悪くない結果が出るのではと期待の高いラインになってます。
27番は自己ブリ12-2と自己ブリ12-7と、当てられなくて15年ブリでは断念したマツノ×メルリンの組み合わせ。
自己ブリ12-2の経緯はMK10-2×MK10-6。
自己ブリ12-7の経緯はマツノ10-11×マツノ10-4。
暴れは無かったが上手く羽化できなかった自己ブリ12-2に
暴れも幾らか出たが好成績の自己ブリ12-7の組み合わせです。
2番と27番、両ラインとも36g台が2頭ずついていずれも順調な経過ですので今後も期待。

さて、今後の蛹化は35g超えですと16番36.4g、21番37.2g、23番35.4gが近いと思います。

山梨 孵化

16日で卵で割り出した山梨ですが、すべてのラインから孵化個体を観察することができました。
DSCN0149[1]

この瞬間まで気が抜けないのがブリードですね。
早く久留米もここまで進めたいですが、1本目の時期を決めてるので今はただ待つのみです。
とりあえず久留米の予行演習としての側面があった山梨で
予定通りに工程が進んでいます。

今年から卵管理も少し変更してます。
昨年、Fe3+をマットの加水時に使ってこれは良いと思いましたがこれを継続。
マットは今年から篩ってます。
一番の変更点はプリンカップの蓋を1つから2つに変更。
マットの乾きや孵化に影響が出るかを試験するのに山梨を使いました。

1本目は25日に届きます。
結局、神長さんのSシリーズをいろいろ(3、4、5、3M)
53卵すべて孵化する事は無いだろうと50本用意。
置き場所はブリードルームは手一杯なので寝室兼成虫置き場。
そんじょそこらの寝室とは訳が違うので(ガラス温室、ワインセラー、冷し虫家があり、夏はエアコン稼働)
50頭くらいは楽勝の予定です。
ただ管理の精度はどうしても甘くなるし、生活空間なので、どうかな~……
大きいのが出たら久留米もそっちに行くかも?(笑)
そしたら600頭はいけますね。



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庚午 虫蔵

Author:庚午 虫蔵
久留米専。
自称
「最後のクワガタ狂世代」
の足掻きです。

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