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久留米事件

久留米の信頼性が問われかねない恐ろしい今回の件は
悲劇的な展開を迎えましたが、誇るべき英断がなされたと思います。

信頼して個体を入手された方々は苦渋の選択と分かっていても久留米を守る選択肢を選んだ。
なかなか里親に言いにくいことであったと思います。
自己責任で補強したのだから、久留米の信頼性を壊していけない責任払いという見方もあるかもしれませんが
これまでこういった決断が大っぴらにされたことは無いと思います。

苦渋の選択に負け
悪魔のささやきに乗り、里親崇拝路線へひた走り
疑惑をグレーと濁し、タブー化させる。
これこそが恐れる事態であったと。

被害にあわれた方の種親補強費、ブリード経費といった損失並びにモチベーション低下を熟慮して
今回の事件はただのやっかみ等では決して無いということが第三者の目線で判断できるものです。

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久留米事件

同じ久留米ブリーダーだと思って本日まで
他人にどうこう言われても、それでも信じたいと思っていたのに
裏切られた気分というのはやはり悲しい。

自分のところはかの虫はやってないので関係ない者の戯言ですが
信頼して手に入れた方が本当に不憫でしょうがなく思う。

1日でも早く、いや、すぐにでも釈明のお言葉が欲しいものである。

久留米の大型血統で出どころを辿れば大抵は松野さんから。
その虫を汚すことが許せない。

人様のフンドシで相撲を取る以上、やっちゃいけない最低限のことだと。
そもそも土俵にすら上がっていないのかもしれませんが。

被害にあってない人間がどうこう言うのは
やはり、あまり気分が良いものでは無いですが
本当に心からお悔やみ申し上げます。

久留米はまだまだ絶対に大きくなりますし、諦めてはいけません。

羽化報告その3

3頭目の85mm。

12番です。
DSCN0415[1]
凄い元気で途中でイヤになってしまいました。
85.5mmで勘弁してください。
DSCN0418[1]

ラベル。
DSCN0420[1]

経過は我が家の最高傑作。
HSから。
面白いことに我が家の85mm3頭はそれぞれオアシス、KSP1そしてHSとバラバラ。
でも、蛹室は真ん中に作らないとダメですねえ。

85.5mmのカッコいい画像。
DSCN0422[1]
こういう個体にしては綺麗に羽化したと思います。
昔の大型個体ってこういう感じのムッチリが多かったように思います。

12番の同腹兄弟。
DSCN0364[1]
DSCN0436[1]

最大35.6g、オアシス3本返しから完璧な経過。
12番は全体的にややずんぐりむっくり感があります。
我が家的には当たりラインですが理想だった12-7からは少し離れてしまった。

同腹兄弟もう一丁。
DSCN0368[1]
DSCN0426[1]

超美肌。
我が家の3大美形の1頭。
36.2gから羽化ですが、最終ビンで温度ショック以降暴れてしまった。
最後はマットビン。
脱落組扱いでしたが、コレを見ると使うしかない。


14-12の種親サイズは84.0×52.0、背景は自己ブリ12-7×マツノ12-6。
自己ブリ12-7は81.0×52.0、マツノ10-11×マツノ10-4。
マツノ12-6は83×54、マツノ09-51×マツノ10-1という背景とのこと。
虎の子のマツノ直系でこれぞマツノ久留米の真骨頂というラインになったかなあ。
マツノ09-51は美肌ラインと聞いてますが、その影響が出たかな。
ずんぐりむっくりの中にもアゴが長めの個体もいますので使ってみようかな……

このラインは♀サイズも優秀で55mmが2頭。
♂は83mm台を羽化後に死なせてしまったので無しなのが寂しいですが
全体的に82mm台で安定してます。

早期♀も作ってまして
このラインの相手は黒王さんのあの88.6同腹の83.7mm。
早期♀としてはまあまあの52.5mmですが、仕上げるのが遅くて
産卵にてこずりましたが、4回目のセットにてエンジン着火。
掛かりが悪かったですが、掛かったらロケットエンジンのごとく。
これは楽しみなラインになります。




羽化報告その2

85mm2頭目です。

2番から85.5mm。
DSCN0378[1]

アナログノギス。
DSCN0379[1]

この個体は個体としての完成度が高い。
オアシス3本返しで最大36.6g。
何もかもが完璧の経過でした。
DSCN0419[1]

全体像。
DSCN0383[1]
格好が良すぎ。


2番の同腹兄弟。
DSCN0395[1]
これは以前、紹介した個体。
動き回って撮影困難でした。
今年の羽化個体3大美形の1頭かな~。
オアシス3本返し、最大35.4gから完璧な経過。
種親確定。

さらにもう1頭。
DSCN0404[1]
これもオアシス3本返し。最大33.8gで壁面蛹室でした。
全体像。
DSCN0410[1]
この個体は先祖のマツノ11-1の83.0mmの生き写し。
14-2の背景は種親サイズ85.0×48.0、自己ブリ12-7×自己ブリ13-5早期♀。
自己ブリ12-7の背景は、種親サイズ81.0×52.0、マツノ10-11×マツノ10-4。
自己ブリ13-5の背景は、種親サイズ83.0×53.0、マツノ11-1×MK11-10。

2番は早期♀の中でも1番と並んで多産でした。
共通点は早期狙いの中でも羽化が早かったくらいでしょうか。
幼虫飼育はエサを選ばず好調でしたが、最後がオアシスに軍配が上がりました。
無事羽化したのは、♂は5頭のみ(オアシス4頭、HS1頭)とちょっと寂しいですが
不全も大型揃いで次世代が楽しみなラインです。

雑記

まとめで「国産オオクワガタの闇wwwwwwwwwww 」というスレを見た。
なにも闇じゃなかった件。
もっと恐ろしいことが書かれてるかと。

擁護に偏った意見という訳でなく単純な好奇心で、何を混ぜればあの形状で85mmを超えるのだろう。
放虫が凄いっていうけど、じゃあワンサカ放虫されたオオクワをしこたま採れるのかと。

こういう話出ると、すぐ業者云々になるけれど
オオクワを数シーズンまともにやれてる業者ってもうひと握りしか生き残れてないんだよなあ。
大量に撒けるのなんて金持ちブリーダーしかいないような。
業者やブリーダーほど、こういうのには冷めてしまっているような。

オオクワでムチャやってる人の意見でないとアテにならないね、こういうの。


そういえば、哀川翔さんのカブトムシは触れずにはいられませんね。
カブトムシも血統やエサ、ブリードサイクルの確立がされれば、もっといける虫だと思いますね。
正直言ってしまえば、いくら数打ってもサイズを狙うやり方しなければ
下手な鉄砲は本当に当たらないと思ってますので、今回のギネスサイズの羽化は衝撃的であり
穿った見方を改めざる負えない事象です。

ボロ鉄砲を射手の技術で当てるよりも
良い銃と完璧なアシストで誰が打っても当たるように仕向けるというのも、あるのかもしれませんが
ものを言うのは熟練の射手の技量であってほしい。
そんな風に思うところもあります。



羽化報告その1

羽化報告の第一弾。

1番からギリギリ85mm。
DSCN0338[1]

アナログノギスで。
DSCN0345[1]

ラベル。
DSCN0350[1]

KSP1から出ました。
KSP1はこの1頭のみ抜けました。
後は不全もいましたが3本目の暴れが大きかったかな……
1本目、2本目の経過が悪くなかっただけに。

1番の背景は自己ブリ12-7の85.0mmと自己ブリ13-1の早期♀48.0mmの組み合わせ。
自己ブリ12-7はマツノ10-11×マツノ10-4の組み合わせで種親サイズ自体は81.0×52.0と大きくはありませんが
85mm1頭、84mm2頭、83mm5頭と出そろったラインでした。
自己ブリ13-1はMK11-10×マツノ11-8という、当時の久留米の最高峰の組み合わせ。

まだ早期♀の作り方が試行錯誤でしたので、時期的には良い時期に仕上がりましたが
サイズ的にはちょっと不満な48mm台でした。
しかし、羽化が遅れなかったので産卵は苦戦せず。
幼虫飼育のほうはなかなか大きくならなかったですね。
最大は33.6gほどで32~3gが多かったですね。

DSCN0349[1]
もう一枚、一番雰囲気ある画像で85.0mm。
親の自己ブリ12-7の85.0mmによく似てます。
今年羽化した個体の中で一番、素質があるんじゃないかな……

これは兄弟個体で以前、報告した個体で83.0mm。
DSCN0357[1]
こういう個体はウチでは200♂やってこの1頭のみ。
これは種親で使ってみます。

これも兄弟個体で83.0mm。
DSCN0353[1]
この個体は秀でた部分がありませんが、そこが不気味。
画像ほど寸詰まりな感じはしません。
使おうかと思ってましたが、これは手放します。


1番は♀が超不作で、54mm1頭で次が51mm。この2頭は使います。
後は暴れを放置した結果、羽パカばっかりで完品は50mm切ってたりします。

カッコいいのが羽化

恐らく今年最後の産卵セットです。

使う材はこちら。
DSCN0307[1]
特ALで手が付けられない恐ろしい♀です。
クマモンさんの植菌材が最後の頼みの綱です。

皮及び被膜は全て取り去ります。
DSCN0311[1]
駒は取りませんが、切り口の被膜は綺麗に取り去ります。

材の全体にマットを刷り込みます。
DSCN0313[1]
元気な植菌材はすぐに被膜が再生してしまいますので。

これで採れない場合は、果てなき戦いを挑むかもしれませんが
モチベーションはもう無いに等しいかな……


1本目投入はトータルで300本完了。
早期ラインはやっと採れはじめたのが多く、孵化ももう少しかかりそうなので
投入は何とか今月末になりそうです。


あと良いのがひとつ羽化してました。
DSCN0334[1]
サイズは84mmを超える程度ですが
凄まじく好みな個体。

14-23です(種親サイズ83×53、背景は自己ブリ12-4×自己ブリ12-7)
このラインはこういうのを狙ってましたが、35g超え2頭は太さに出たり、長さが出なかったりと。

ちなみにPP1400の蛹室に居座ってますが、ブリード自体はオアシス通しです。
今年はHSの蛹室がすこぶる良かったので、HSの蛹室は大活躍です。
羽化後でもこれぞと思った個体はHSの蛹室に移動させます。
やっぱり蛹室は清潔に限ります。


最大サイズの羽化報告は20日頃の予定です。
今年は5月10~20日羽化がサイズのピークでした。
それ以降も幼虫体重が乗った個体もいましたが羽化サイズはイマイチだったりとか不全。
今だに羽化してないのは、ブリスペース的にも成績的にも不良債権と化してます。
ビンの側面にて「これ、羽化できねーぞ」っていうのを蛹化初日に見るのは流石に嫌な気分になります(笑)



これがブリード繁忙期か

1本目投入も半分終わります。
やっぱり500頭以上はなかなかやりがいがあります。

オアシスやった後にKSP2やると、硬さで心が折れます。
HSはもっとエグイ硬さですので心してかからないと……
ちなみに今年はKSP2にも主力ラインを投入してみます。
ウチは♂については全銘柄、途中変更なしで3本返し。


産卵のほうは、早期♀ラインが5ラインは確保できました。
7ライン中5ラインですのでまずまず。
羽化結果はほとんど揃ってますので、欲しいラインは概ね分かっていますが
欲しいラインは採れた模様。
採れない2ラインはもうどうでも良いかな(笑)
採れたのはクマモンさんのおかげです。

後はマツノ大明神様の13-16の♀を使用したラインだけ。
これが採れなきゃ、何のための15年ブリードか分からない。
でも、今のところは幼虫が採れる気が全くしない。


さて、14年ブリードのほうはほとんど羽化自体は終了しました。
ブリードスペースの入れ替え自体は成功です。
ちなみに微妙な個体ほど遅いです。
遅い理由の7割くらいは暴れかな……
単純に暴れを減らせば、羽化の遅れも無くせるしサイズもついてくる。
羽化結果を見るとやっぱり、自己ブリ12-7の血は今後も必要不可欠。
さて来年をどうやろうか……








1本目投入開始

1本目投入開始しました。

届いた1本目の様子ですが、いずれも1本目は良さそうな感じがします。
ビックリしたことに届いた段階ではHSとKSP2って見た目全く一緒。
更に驚いたことに数日25℃の部屋に置いといただけで見た目に違いが出たこと。

とりあえずはオアシスのMビンから投入開始しまして
現在までに総投入数の1/3の180頭あまりが完了。
HSとKSP2は早めに入れても暴れさせてはいけないので後回し。
オアシスは恐ろしいほど食いあがる反面、暴れないので早めに入れても良し。
この差は食痕の量の差であると思う。


羽化のほうは、これはと思った9番のサナギが黒神様になられた。
2014年ブリード最大の損失と言えよう個体だった。

現時点で羽化はほとんど終了です。
今年も1発がありませんでした。
還元率もウチには関係ないです。
ウチは♂は82mm、♀で52mmくらいでも全然ブリードに使いますので
来年の種親はかなりの数確保できそうです。


まさか450頭やったシーズンとこれから540頭やろうというシーズンが重なるとこんなに忙しいとは知らなかった(笑)
来年も500頭はやる予定ですが果たして大丈夫かなあ……
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プロフィール

庚午 虫蔵

Author:庚午 虫蔵
久留米専。
自称
「最後のクワガタ狂世代」
の足掻きです。

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