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タカラヒラタを増種しました

DSCN0064

増種をしました。

封を開けると、そこに……
DSCN0065


タカラヒラタ!

【本種の説明】
学名:Dorcus titanus takaraensis(Fujita et Ichikawa,1985)
1985年に記載された離島ヒラタは本種を含め3種(タカラ、トクノシマ、オキノエラブ)
titanusではないがスジブトも同年記載。
1980年代というくくりで見れば、更にダイトウ、ハチジョウが加わり
86~89年の間に国産titanus12亜種中半分の6亜種が記載されたことになります。

分布は鹿児島県トカラ列島の宝島と小宝島。
トカラ列島でヒラタが確認されているのは上記の2島だけらしい。
なお、2004年6月22日に施行された十島村昆虫保護条例によって採集は禁止となり
以降現在に至るまでWildの入荷は望めない状態となっている。
また、採集禁止前に持ちこまれブリードされた飼育個体も
8年近い年月が経っており累代表記も入れ替えによって若さを保っている状態である。
※Wildからのインラインだと若くてもF4以降くらいになっているはず。

体長は、野外♂最大70.1mm。飼育ギネス75.0mm。
外形態の特徴として、大顎先端及び内歯が尖り、太く厚みのある体型、そして
後脚脛節の刺が痕跡程度、もしくは消失するといったものがある。
なお、小宝島産は宝島産に比べると内歯の突出が弱いそうだ。

以上がBE-KUWAが誇る「これ以上は作れまい」シリーズの
15号「日本のヒラタ特集」他参考文献及びネットを参照にして並べた説明である。


では早速、今回の入手した個体紹介。
DSCN0066

♂70mm。

DSCN0067

♀42mm。

DSCN0068

♀42mm。

DSCN0069

♂69mm。


2ペアを購入しました。
理由は、不慮の事故対策。
ブリードまでの間に死んだりとか、ペアリング中の事故に対する保険です。
在庫さえあれば、得意の金満手段です。

個体説明ですが、♂は2頭とも今年3月羽化、♀は今年2月羽化。
使えるのは早くても今年秋口以降。
今年やるか、来年まで待つかは考え中です。
ただ、安全策ならばやはり来年だとは思います。

累代表記はF2。
血の入れ替えをしているとのこと。
我が家でも、累代するのあたってゆくゆくは血の入れ替えが必要となるだろうが
離島ヒラタの中でも入手が困難なほうに入るだろう
本種の入手には気を遣うことになりそうだ。

個体の状態としては、♂は羽化後1ヶ月あまりだからか、まだ威嚇とかしないね。
うちでは羽化後の柔い数日間は顎を開くけど、それからは固まって後食開始するくらいまで
顎をほとんど閉じてる個体が多い傾向があるような気がします。
何故かはわかりませんし、例外もいます。
♀は威嚇してきます。
あれ、でっかいな~と思い計測すると43~4mmくらいありそうな感じです。



ちなみに、今回の増種は結構悩みました。
もちろん、今の飼育状況での増種も悩みましたが
増種候補として他にトカラノコ、オオチャイロハナムグリが対立候補
として挙がっていましたので。
他にも、キンオニとかアマミシカとかヤマトサビとかやってみたい種は
主に国産種で多いのですが、Dorcusであるということもありタカラヒラタにしました。
離島ヒラタで人気のスジブトとダイトウは過去にやったことがあるので今回は
候補から省きましたが、またやってみたい種ではありますね。

それにしても、タカラヒラタ。
思えば採集禁止になった時は中3の頃。
当時、離島なんてハブがいるし、金もないし、そもそも離島のクワガタより
インドネシアのほうがカッコいいべ?状態だったので見向きもしませんでしたが
興味を持ちだしてしまった今となっては採集禁止で累代品を買わなきゃならない状態。

今後も離島および本土内の有名産地のマナーの悪い採集が目につくようでは
採集禁止となってしまう可能性が高いものでしょう。
その時、またはその後、今の自分みたいな採集できなくなってから
愛好家になった人間が現地調査や観察をでき無くなってしまうんでしょうね。
採集OKの方向に条例改訂されることはまずないので
そこのところはどうしようもなく歯がゆいものですね。

このへんに関しては、クワガタに価値をつけて売り払う輩のせいですが
今のように虫の市場相場がどんどん下がっていく状態の中で
虫をいたずらに食いもんにしてきた輩も離れていくことが好ましいですね。

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