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ルリ系の展足について

ルリ系の採集、標本をやり始めてから長い間、話題にしたかったことがあった。
今回はようやく書くことができそうだ。

では、書きたかったことだが、ルリ系の展足についてである。
今まで、何度もトライできる内容であったがついつい画像を撮らずに
展足してしまっていただけに、触れなかった話題であるが
今回ようやく画像を撮ったので堂々とネタにする訳である。

さて、早速本題へ。
今回は、自己流展足法である。
といっても、いまだ完成形ともいえず発展途上の域にある。
その中でも現状、試行錯誤をして最適と言える手段を公開する。
何か秘伝があるのかというとそういう訳でもなく、ヒトの猿マネばかりであるが
成果優先の為にもキレイ事ばかりは追い求めない所存である。

では、まず準備だが、道具として拘ってほしいのはピンセットと針。
私は高価ではあるが、むし社で購入できる先端極細ピンセットを使用している。
DSCN0186

針についてはシガ針無頭00号を使用している。
相手は往々の虫屋ならまだしも駆け出し虫屋にはまだまだ難儀な1cmちょいのルリ系である。
3号とか4号の有頭針を使うのは舐めプレイも良いところか。余程の達人である。


では、実際の展足にうつる。
今回は先日5月14日に山梨県笛吹市芦川町上芦川釈迦ヶ岳登山道中にて採集した
ホソツヤルリを展足しました。
DSCN0188


まずは虫体を確実にマウントする。
やり方としては、定石通りに上翅を上側から展足板に押しつけるように2本をクロスで打つ。
次に頭楯と上翅会合線先の2か所に針を打ち、寸の詰め具合を調整する。
DSCN0189


大型種であれば、前胸と上翅の間に針を打って寸の詰め具合の調整もできるが
ルリほどの小型種では00号でも間延びしてかっこ悪くなる。

なお、針を打つ前に、BE-KUWAの展足法に載ってる展足板の溝掘りは
ルリ系においても有効手段であり、今回も体長にあわせてカッターで溝を掘っている。


マウントを取ったら、虫体の軸のぶれの影響の大きい部位から展足を開始する。
大顎が一番ぶれの影響が大きい為、まずは大顎を仕上げる。
閉じた状態から開かせるのは大変なので、
マウント前に大顎をピンセットと針でなるべく開かせた方が堅い。

大顎の次は、前脚腿節、中脚腿節、後ろ脚腿節の順番で針を打つ。
脛節はぶれの影響においては腿節ほど大きくないので2の次にする。
各腿節の決め具合がポイントのひとつでこれにズレがあるととり返すのはほぼ無理。

腿節を決めたら、前脚から脛節と?節を決める。
この際に触角も同時に決める。
簡単に書いて見せるが、頭部付近は嫌でも多くの針を打つことになる為
もっとも神経を使う困難な作業である。
オマケに触角は調整が難しい上、故障率が高く、下手にピンセットでつまむと壊れる。

触角は1節から2節は直角になるようにとか心掛けますが
今の技術では左右対称に決めるようにやるので精一杯。

前脚と触角を決めたら、中脚、後ろ足を決めていく。
中脚はそうでもないが、後ろ脚は案外、腿節がずれていることが多く
やり直すことがしばしば……


展足仕上がった画像がこれである。
DSCN0190



まだまだ、各所各所に粗はあるがちょっとずつマシにはなってるはずである。
こればっかりは数をこなして腕を上げるしかないと思っている。

ちなみにルリ系でこのくらいやれるようになると
コクワ♂あたりの展足はだいぶ簡単に思えてくるようになる。
(画像は島田市向島町大井川沿いにて5月13日に採集したコクワガタ)
DSCN0191


今後も、腕を上げたなと思ったときにルリ系の展足については更新していきたいと思う。

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