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2013年ブリード用産卵木~産卵木へのこだわり

来年のブリードで使う産卵木が届きました。
DSCN9984.jpg

DORCUS ROOMさんの特AL材です。
来年10セット組むので、2箱を根気よくHPを巡回して購入。
特AL材は半端A材よりも在庫が出ないので、在庫が出たら買いですな。

よくA規格材またはB規格材で十分ということが聞かれますが
うちは特A規格にこだわってます。
理由は箱買いする場合、A規格でも十分に良い材がありますがハネる材もそこそこ出します。
B規格はもっとハネます。
使えない材は割って止まり木にしますが、1箱買ってハネる材が多いのが嫌なので
特A規格にこだわります(特A規格でも何本かハネますが)


ちなみに、ハネる材の対象ですが
・あんまりにも雑菌で黒ずんでるのはハネる(うちはこれについては甘いほう)
・良く朽ちてないのはハネる(切り口の状態と材の重さ、コレが一番重要)
・スカスカなのもハネる(軽すぎる材はスカスカなことが多い)
・硬いのはハネる(切り口で判断、爪で押しあてても歯が立たないのは論外)
・大きい枝をカットした痕がある材もハネる(そこが硬いことが多いので)

ここまでが、箱出し後の1次検査。

上記の選別を通った材は樹皮を剥いて2次検査。
剥いた樹皮の下の状態を確認します。
・腐朽の浅い、硬いのはハネる(オレンジ色の繊維質が取りずらいことが多い)
・腐朽の進みすぎな、スポンジはハネる(オレンジ色の繊維質を取る際、材がボロボロになるようではダメ)

2次検査では材の一部分が硬いとかスカスカがあります。
スカスカなのはそこからバラバラにされるので使いません。
硬いのは産むことは産みますが、幼虫が硬いところに行く傾向があり
割り出し時に潰しやすいので、使わないようにしてます。

1次、2次検査を通った材がうちでは使用可能の材となります。
DORCUS ROOMさんの特A規格では半分~2/3以上が使用可能。
ハネた材は国産オオクワ以外の産卵に使うか、止まり木にします。
2箱だと60本中40本前後は使えると思います。
うちは中プラケに3本なので、30本あれば良いので2箱あれば足りる予定。

国産オオクワごときでここまでするか?という感じですが
種親によっては作出者の好意で譲ってもらうのもいて、「産卵で失敗した」なんて
顔向けできない報告はしたくないので。



まあ、こんな感じで産卵木のこだわりをツラツラ書いてしまいましたが
ギネス狙い界隈では植菌カワラ材1~2本&川口商会マットの組み合わせのほうが断然人気の様子。
来年あたりはこの組み合わせが圧倒的多数で
うちみたいな昔ながらのセットっていうのはあまり見なくなりそうかな。

前はグランやどうしても産卵させたい国産で使ってましたが
カワラは剥いてみないと分からないし、ハネる材が出ると割に合わないほど高価なので
現在うちではカワラは使ってないですね。

あと、個人的に1~2本のセットというのがあまり好きでないというのもありますね。
3本のほうが安心というのが……


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