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少なくとも2年目以降からはじめる巨大オオクワガタの育て方~2

少なくとも2年目以降からはじめる巨大オオクワガタの育て方

前にこんなことを書いてたみたいですが、そのパート2を書いてみます。

今回は幼虫飼育。
題して1本目編。

1本目は僕も非常に苦手ですね。
今年は現状で199♂交換して43頭30gオーバーと、昨年の自分からすると奇跡のような成績が出てますが
これは主に管理面で1本目に体重を乗せるためにやれることを全てやったからというのがあります。
当たり前の事をやってきたつもりでしたが、今年は少しやり方や理論を変えましたので
変更点を今回は主に取り上げて解説。


まず1本目の管理面における主な相関について。

・体重の伸び

投入期間を引っ張る>キチンとセオリー通り3ヶ月交換

温度高め>温度低め

これは間違いないと思います。

体重を増やしたい場合ですが加齢の速度も関係してくると思ってます。
これは今年のウチの久留米に関してですが
初齢期間は孵化1週間ほどで菌糸へ投入するとして、投入後2~3週間で加齢。
2齢期間は3週間。
3齢に加齢するのは投入後1ヶ月ではちょっときついと思ってます。
27~8℃管理でしたのでほとんど管理上限値と考えてます。
正直、26℃程度でも加齢速度は変わらなかったと考え、加齢の速度は1ヶ月を超える程度と見ています。
各期間の速度については添加剤やオガも間違いなく関係してくると思ってます。
余談ですが、やれば解かることで割りカスに放置した幼虫と菌糸に投入した幼虫では加齢速度が別物。
加齢に1ヶ月はとられることを考えると
加齢後の体重を乗せる期間を引っ張ることによって体重は大幅に変わってくると確信しました。
久留米は明らかに90日交換と105日交換では差が出る。
他の大型血統との違いはここですね。

次に、幼虫の生態面の考慮ですね。
幼虫は徐々に菌勢の強いとこへ食い入ると思ってます。
野外では一番外界に近い部位から堅い部位へ食い入ることで知られてます。
菌糸飼育では、1次発菌と2次発菌で菌勢の強い部位が異なってくると考えてます。
当然、1本目はド初齢を投入するに限りますので
菌勢が弱い部位に投入するのがスムーズな加齢に適正と思ってます。
1次発菌ですと、製造上、上部被膜及び通気孔、底付近は菌勢が強い部位。
側面、それも肩ほど部位へ投入するのが道理に適うと思います。
要は菌が廻るのが一番遅かったであろう部位へ投入。
2次発菌の場合はセオリー通りに真ん中から投入で問題ないと考えてます。
また、投入にあたっては今年から上部被膜及び上部のオガを1cmほど除去しています。


さて、1本目を管理をしていて思うことですが、1本目は菌糸の状態が2本目や3本目と比べて
強いと思ったことがありませんか?
昨年のブリードで感じたことですが、初齢で投入された1本目と
3齢で投入することになる2本目ではそもそもビン内環境が違います。
2本目は再発菌にビン内部のエネルギーをかなり消費すると思います。
幼虫が落ち着くまでに引っ掻いたオガを再発菌させるにあたって、
引っ掻き回されなかった部位は少なかれ完熟が進みます。
これは3本目でも同じですね。
今年は1本目で体重を乗せる方法を模索しましたが、2本目は温度を下げたほうが良いとも考えていました。
そこで上記の考察を踏まえたうえでの27~8℃から23℃まで下げるタイミングを模索しました。
持論では2本目へ交換して安定後では2本目に負担がかかり良くないと断定。
1本目の80日経過付近から1℃につき1週間以上、1月かけてできるだけ2本目交換前~交換時に23℃まで落としました。
例年では2本目に負担をかけるブリードサイクルをやってましたが
今年は1本目に負担をかけて、2本目をだいぶ慎重に扱うことに決めました。
1本目は先述の理由から余力はあるはずですので2本目の負担を低減するには
1本目へ押し付けるのが一番簡単という理論です。


1本目に求めることは何かと聞かれたら
理想の成長曲線を描く上で、目標となる数字を満たすことですが
具体的な数字では27~30g以上です。
少なくても25gは欲しい。
こう考えるのは、大きな個体をリサーチした統計から。
20gそこそこからはそもそも35gに乗せることすら難しい。
乗せても大きく羽化させるのがもっと難しい。
要となるのは1本目から2本目の繋ぎのタイミングの問題で、3本目交換時に体重を乗せるのは
軽い幼虫よりも4ヶ月経過させたとしても重い幼虫のほうが有利だと思います。
2本目はその分、短くしても影響がないものであるとも考えてます。
ここに行き着くのに何年も使いました。


最後に菌糸飼育を語る上で欠かせないのは菌糸。
銘柄で語るよりも、最近はロットですね。
本当に従来の力を引き出せるのか?という点。
オガを見て、菌株が変わったかとか確認をしてから選択したいものですが
そんなことできるのは今のところマツノさんのオアシスのみです。
オガをいじくり倒してみるのが一番勉強になると思いますが
僕は自分が使用するロットのオガを必ず仕入れるようにしてます。
いつオガが最新納入分に切り替わるかの確認も取り、オガの堅さや状況、思いつくことは全て聞きます。
添加レシピよりも、オガは徹底します。
オガに合わせたレシピはあっても、レシピがオガを選ばないということは無いと思ってます。
菌糸とはオガ、菌株、そして添加剤、何が欠けてもいけない。
万能に見えて非常にデリケートな問題も抱えているのだと思ったうえで銘柄選びが必要であると思う。



1本目は若くて大きい幼虫を出すことが至上。
他の大型血統と久留米の差はベース分。
そこを埋めるのは還元率ではなく、細くても体重が乗ってくるような素直なライン。
久留米でも1本目から35g、2本目で37~8g出して85mmを狙えるようなラインを作りたいですね。






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こんにちは。

読んでいて面白かったです。勉強になりました。
思い通りに進んでくれると嬉しいですよね♪
結果的に全ては羽化サイズで決まっちゃうところは
難しいですがσ(^_^;

同じことが来年も通用するとも限らないので
これまたやり甲斐があると感じてます(笑)

パワブリの必要がなくなる日がいつかきて欲しいですね(笑)

>田舎っぺさん

思い通りに進めるには、菌糸の具合にあまりに左右されると思いますが
感覚を少しずつつかめば理論と現実が一致しだすと思います。
それでもリスク回避にはパワーブリードは必要不可欠ですね。

ブリードは同じ要素が何から何まで来年も続くことはありませんね。
今年上手くいっても、歯車が狂えば悲惨になることも十分あり得ると思います。
こればかりは難しいですね。

こんばんは。

凄いためになる内容で目からウロコです。
これまで何年も掛けて辿り着いた内容を惜しげなく記事にするのも男気ですね。
自分の飼育内容がここまでで既に間違いがある事に気付かされました(;^_^A

これからも勉強させて頂きます!^^

こんばんは。

うん、いい感じですね。
最後のくだりなんですが血に加え幼虫時代を含めて虫を見る事が必要な気がします。
能勢も待ってませんよ(笑)

>mustarさん

「間違い」といってしまうとそうでも無いかもしれませんね。

常にもっと良いやり方があるかもしれないと考え
時に同じ失敗を繰り返すことで疑問も確信へ変わるといったことで
経験は蓄積されていくと思います。

今は上手くいってますので、鉄は熱いうちに打てといった具合ですね。

>GULLさん

そうですね。
虫を見ることがまず重要。
血統背景だけでは、成功率は上がりませんね。

この虫はこういう虫ではないか?と考え
こういった組み合わせが良いであろうと試さないと
組み合わせの知識も向上しませんね。

どうにか一泡吹かせてみたいものです。
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庚午 虫蔵

Author:庚午 虫蔵
久留米専。
自称
「最後のクワガタ狂世代」
の足掻きです。

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