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交換方法を変更

今年から交換方法を少し変えました。
変更点は幼虫を投入する穴。
雑誌では幼虫が横向きですっぽり入るマル穴をあけるのが主流。
自分も信じ切ってました。

しかし、もっと効率の良いやり方を教わったので今年から変更しました。
正直、これがどれだけの結果に結びつくかはわかりませんが
現状はこのやり方は凄い実用的と感じてます。

ではまず交換先のビン。
DSCN1175.jpg

深さ7cmくらい長さ6cmくらいの切れ込みを床に対して垂直に2本、幅2cmほどで入れる。
DSCN1176.jpg
↑画像で使用しているのは貝用のナイフ。刃は研がれていないので安全。

↓2本の切れ込みが入った図。
DSCN1177.jpg

ごっついクワスティックを2本の切れ込みの端に突き刺す。
DSCN1178.jpg

反対側にも突き刺す。
DSCN1179.jpg

テコの原理で被膜及びオガを抜き取る。
DSCN1181.jpg

大体深さ3cmほど抉りとる。
欲張ると力が入りすぎて側面部にヒビが入る。間違いなく菌糸にダメージが大きいので注意。
DSCN1183.jpg

ごっついクワスティックで深さ7cmほど迄掘る。
長さ6cm×幅2cm×深さ7cmほどの縦穴となる。
穴の壁面に見るからに幼虫に突き刺さりそうな粗くて鋭いオガが飛び出てないか確認する。
DSCN1184.jpg

縦穴の隅一か所を細いクワスティックでぐ~っと少しだけ掘る。
幼虫が潜る際の取っ掛かりになる。
DSCN1186.jpg

上部被膜を取り去って完成。
DSCN1194.jpg

幼虫を入れてみた図。
DSCN1197.jpg
頭を取っ掛かりに突っ込ませる。
オガや食痕はかぶせる必要がない。
かぶせないほうがうまいこと穴が埋まるが、かぶせると山になる。
この幼虫は小さいが、35gを超えていても楽勝で対応すると思う。


この交換法の利点はスムーズに潜らせられるという点であると思う。
幼虫は潜るしか選択肢はありませんので。
たまに交換直後のやつで死んでしまうヤツがいるが
交換時にお尻をかじっているケースが多いと予想される。
大穴をあけて幼虫を横に寝かせて入れてオガをかぶせてしまうと
そういう幼虫を確認することができず、せっかくの新品のビンを只の棺桶にするはめになる。
この交換方法ではそういうのを即日で引っ張り出してビンを無駄にしないで済ますことができる。
大体自決を図った幼虫はその日のうちに黒くなりはじめるので
全部潜ったのを確認してからタイベストをかぶせるくらいで良いと思う。

中には潜れないうえ、すぐに死なないのもいる。
ヒドイ脱腸とかかも知れない(脱腸でも潜れるのはいるが)
中には一見無傷そうなのでそういのもいる。
そういうのは酸欠とかだと思って他の銘柄に突っ込んでもたいていダメ。
長い時間かけて、ゆっくり弱りに弱ってしまう。

上記の原因は交換するブリーダーサイドの問題ではあるが
交換は計画的に行いたいので、突き刺し以外で死んでしまったり弱ってしまうのはある程度しょうがないで済ます。

健康な幼虫は即座に潜り始める。
明らかに早い。
恐らくであるが、大穴開けるタイプでもどこか取っ掛かりを探してだして
潜っていくのだと思う。
この縦穴は探す手間が無い分、早く潜れる。


この交換法は画像ではオアシスLだが、全ての容器に対応する。
♀用のMSボトルでも問題ない。
コツは取っ掛かりの穴を粗めというかザックリ仕上げにすることだと思う。
キレイに処理してしまうとそれはそれで取っ掛かりとしては?になってしまうから。


今年は大きい幼虫を2本目交換では失敗なく潜らせることには成功していると思う。
問題は安定して再び大きくなり始めているかですね。
ビン底を1~2周まわって大きな動きが止まってビンの中央付近に移動するが
ビン底で一旦止まった時の食痕?(オガ)の色合いが黒っぽいのがいるのはいただけない。
下痢なのかな~とか幼虫が元気なくなってなければ良いなあと思う日々ですね。
現在は早くも40日程経過したビンもありますが、そういったビンも中央部に移動し始めてます。
食痕は、オアシスはビン底から上がってきそうなのもいれば、おそらくほとんど出さないのもいるという感じ。
恐らくもう1ヶ月経てば嫌な感じかどうかぐらいはつかめると思う。
HSは多分、全部食痕出ないで居食い(そうでないと大きくならないと思う)
HSとKSP1は一回走り出したら手がつかないと思うので交換は3ヶ月半以内厳守だと思う。
去年ダメだったやつは2本目で縮んでしまった(横ばいが微増でも見た目が悪かった)
昨年の2本目は管理面で失敗でしたので、今年は心配である。
似たような結果ではあったが一昨年の感じは良かったので、一昨年を少し参考にはしているが……
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おはようございます。

便利な方法ですねー。

今はポリカーボネイト製のパイプにギザギザの刃と持ち手を付けたT字型の道具で穴あけをしているのですが、押し込みながら回すのでどうしても菌床表面がひび割れるわ、ポリカーボネイトの性質上アルコール消毒できないわで不満な点も多いです。

一応家にインパクトドライバーもあるのですが、非力な私には扱えません(笑)
次の交換からガンガンこの方法を使わせてもらいます。

>孫兵さん

ギザギザのパイプのも気にはなりましたが
剛性の面から金属製のクワスティックを選んでます。

一時、ウチも電ドリで幼虫入れてましたが楽で良いです。
かなりオガが飛散するので掃除が面倒ですが、掘る方が億劫ですので。

記事のやり方は面倒ですが、幼虫がスムーズに潜っていくのを
確認できるので、良いと思ってます。
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