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12月、入りの日

僕がお気に入りのところで、ダイオウヒラタとスマトラヒラタ、
ダイオウヒラタとパラワンヒラタの交雑の画像を見ることができた。

個人的には、「うん、こうなるでしょう」と。
世の中には、交雑と言えば当たり前のように良いとこどりできると思い込んでいる人がいる。
ただ、その良いとこどりっていうのはあくまで「作出する人間の意図」によるものですね。

自分は交雑にはあるジレンマがあると思っている。
たとえば、成功した交雑の次は「何をかけようか?」という。
薄めるか、濃くするか、次の種を使うか、といった……
今は血統が認知化されているので、廃れるような血統ではダメである。
サイズを維持すら分なら堅い選択は濃くする方向だと思うが、先祖返りと言うものもあると思う。

世の中には悪人はいる。
悪人を全否定できるほど完璧超人でない自分はたまには悪人の考え方もしてみる。
交雑を疑うというのはそういうことだと思うからだ。
故意の交雑というのは究極的に人の無自覚な善意と悪意を両立させた大問題だと思う。
虫屋としては、吐き捨てるくらいな問題だと。

それでも、クワガタ屋でいる以上は見過ごせません。
かの有名な大御所が異論を出すくらいだから、当然、末端の我々ブリーダーも気になる訳ですし。

たまに、マジメな方はこういうことを目にして嫌気が刺すという。
僕は好きな分野だからこそ、嫌な事に目を背けたくない。



かくいう自分にもジレンマがある。
なぜ、久留米をやっているのかという……
再来年にでもギネスを狙うなら、やっぱりYGなんですね。
理由はYGのほうが一歩も二歩も先を行ってるとしか言いようがないです。

毎回、YGを見る度に「何故、久留米に惚れたか」を思い出す。
それと同時にいっぱしのクワガタ愛好家を気取る以上はもう、軽い気持ちでの浮気はしたくないという思いもある。
それくらいの勉強をさせてもらったと思っている。

大御所と呼ばれる方には、意地がある。
その意地の示し方も人それぞれではある。
この辺に関してはそれこそ人それぞれだと思うので割愛する。

ともかく、自分が惚れた人の良い虫を見捨てることができないというのが本音である。


だからこそ、今年は何とか少しでも近づきたい思いがある。
別にダメでも、自分には来年、再来年があるのですが、できれば早い方が良い……



話を変えて、今日から、来年の種親は全て越冬体制に移行します。
同じタイトルのエロ漫画雑誌を5冊買う頃には、ペアリングの時期ですね。
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